食中毒のリスクと人間社会 |
食品が腐る環境には
「温度」
「水分」
「酸素」
の三要素があります。
温度は、細菌が増殖しやすい温度から、死滅する温度まであります。前者の状態で放置していれば、あっという間に腐ってしまうでしょう。水分も、微生物の増殖には必須のものです。酸素も同様です。
保存食品は、こういった「食品が腐る」可能性を潰した物と考えて差し支えないでしょう。そういう意味では、保存食品は「食品が傷む理由を研究した結果、開発された商品」といえます。
「保存食品」には人類の食の歴史と研究、創意工夫が詰まっているわけです。