コーヒーカップの数が少ないのは・・
今日も雨が降り始めました。
近所では小規模な土砂崩れが見られます。
店の先の通行止めも手つかずのようで、長引きそうとの事。
これ以上の災害が起こらないことを願うばかりです。
さて、今日は備前焼の事について少し。
備前焼のコーヒーカップについてお話したいと思います。
とても人気のあるコーヒーカップなんですが、なぜかサイト掲載数が少ないと感じたことはありませんか?
当店としても人気のあるアイテムは数を豊富に取り揃えておきたいところなんですが・・。
それにはちゃんと理由があるんです。
備前焼は薪窯でじっくりと焼き締められるのですが、性質上どうしても歪みができます。
特に綺麗な景色が付いている焼け上りの良いものには、大きな歪みが生じていることが多いのです。(転がしの窯変などはほぼ歪みが生じます)
ここで問題になってくるのはコーヒーカップの持ち手。
湯呑や焼酎杯、ビアマグには持ち手がないので正面が決まっていません。
歪みが生じてもその歪みに応じた正面を自由に選ぶことができます。
それに対してコーヒーカップは持ち手を右にして正面が決まっています。
歪みによって正面を決めることができないので、扱いにくい形に歪んでいた場合はいくら景色が良くても入荷させることはありません。
湯呑などと同レベルの焼け上りのコーヒーカップを選ぶと、最終的な入荷数は湯呑の半数以下となってしまいます。
現在もコーヒーカップのサイト掲載数はとても少ないですね。
サイトへ掲載するとすぐに売れてなかなか在庫が増えていきません。
皆様には大変ご迷惑をおかけしておりますが、できる限り頑張って入荷させます。
明日には緊急で入荷させた横山先生のマグカップ2点を掲載する予定です。
この機会に、ぜひご覧くださいませ。
備前焼わかくさ