ギュィーン! キュンキューーン! グゴゴンキューン!な引き味
これか。この釣りは、極めて楽しい。
昨年末から妄想を繰り返していたメバルプラッギングですが
サムルアーズのレポートコーナーでもおなじみの釣友・マスター石川さんの指南のもとで体験することが出来ました。
釣果から報告しておきますと
石川氏:シーバス1・メバル6・ガシラ2
宮川:メバル2
メバルをプラグで狙って釣たいと願い、早5ヶ月ほどか
その地方では、いわゆるシーズンというのが過ぎてしまう様な4月15日よる。
石川さんに同行を懇願しての釣行となりました。
自宅までの送り迎えまでしていただき恐縮しつつ、大いに甘えた釣行。
暴風にて、ベイトタックルでキャストした軽量プラグが宙に浮き上がり、石川師範(←これがシックリ)のヤマガのブルーカレント&ストラディックまでお借りして
まさに至れり尽くせりで釣りをしてきました。
宮川からのお礼は、プッチンプリン1つ…
それで良いとおっしゃるものですから…
コンビニでオッさん2人でプッチンプリン…
それでもニコニコご機嫌で一緒に楽しい釣行をしていただいて、私は幸せ者だなぁとつくづく。
/
釣り場に着いてすぐに頭に浮かんだのは、釣りになるのか?
強い風の音を聞きつつ、のんびりと海を眺めながら黄昏ておりますと
石川師範「なにを海の男してますの」
いや、ワタシ、釣りできるような気がしませんので水辺を堪能しているのです。
というか、師範は普通に釣りしてます…
ジグヘッドでしっかりと底をとり、根掛かりを外して、また誘い、ガシラでもこないかなぁ〜なんて。
真似をしてやってみますが、なんとか出来なくはないものの、まるで思い通りにはなりません。
宮川が「うぅ〜みぃは、しってるぅ〜、せぇ〜かいのはぁ〜じまりもぉ〜、うぅみぃーはぁーしぃってい〜るぅ〜せかいぃ〜の、おわりぃ〜もぉ〜」と
(海導@ワンピ・フィルムZ)
海に向かって夜中に歌うおっさんの動画を撮りましたが
見返すと暴風の音しか入っていません。
歌を歌って水辺の癒しタイム
くつろいでいるワタシをよそに
何やら手を変えてキャストする石川師範。
小さなメタルジグを護岸と並行側に投げて狙っているではありませんか。
しばらくすると「ギターきましたよーー」と、メバルを釣ってしまう。
いやいや、爆風でっせ…うますぎて…
もはやヒキます!
楽しい。
自分も少しジグヘッドを投げるものの
久しぶりのワーミングで釣りしているというよりは
風と遊んでいるような次第。
石川師範がそこで2尾のメバルを釣り上げて移動。
風が弱まる期待もあり、車から少し離れるのもありで
ワタシはベイトタックルも携えてエッチラオッチラ。
狙いどころに到達するやいなや、事前のポイント解説で聞いていた通りの場所でライズ!
はやる気持ちを抑えて、手にあるULベイトで軽量プラグを投げますが
自分の声も聞こえにくいような風のなかで
低弾道で放ったルアーが失速して宙を舞う…
バックラッシュギリセーフあたりのキャストで数投続けるものの、飛距離は望めない。
石川師範のプチラッシュ開演。
程よい煮付けサイズのよく肥えたメバルに
走る走る突っ込むシーバスくんも
狙い撃ち。
フィネスなセッティングでもジャスト好敵手か?
このサイズのシーバスは余裕のやりとりであっさり抜きあげてニッコリ。
イケてる…イケて、イケ過ぎて…
もはやヒク!
はやる気持ち、平常心を失う期待感、まさに童心のワタシ
キャハ!っと投げた一投が、力んでいたのか?
バックラッシュ。
簡単になおる程度の絡みですが、こんなことしてる間に終了となる流れ。
師範「宮川さんとこの食材確保ぉ〜、これは奥さんのぶん〜、ひぃくんのぶん〜」
なんて言いながら釣ってる。
ワタシ即決「石川さんスピニング貸してください!」
もとよりワタシに貸す時のために用意されていたであろう
ブルーカレント65TZにストラディックCi4+C2000Sを手にする
さらに自重もあり低重心でバランスの良い、相棒ミノー
サミング70SPを装着。
メバルを釣るのに7センチのプラグが大きいという感覚は、ワタシには毛頭ない
(頭毛もない)
この釣行に用意したプラグケースはこう
はなから使う気だ。
石川師範のブルーカレント72TZがブチ曲がる
「うわぁーまたシーバスや〜〜」
というか、かなりデカイのが、サミング50CWを食っちゃった!
しばしのファイトの後、ラインブレイク…
人ごととは思えぬワタシまで呆然…
すぐ側にいながら、ワタシが速攻でタモを伸ばせばどうだったろうかと、今でも悔やまれる。
さて、やっとまともにワタシもキャスト再開!
いつ以来のスピニングタックルか。
バシュ!!
明暗の良い場所の向こう側、暗闇の方向へ入る相棒ミノー
く〜るく〜るく〜るく〜るきっとくる〜
ティップを下げて腕を伸ばしてコースの微調整。
く〜るく〜るく〜る
ギューン!
キターーー☆
グルグルグイン!
ギュィーン! キュンキューーン! グゴゴンキューン!
寄せれば底ヘと、キュキューーン!
ストラディックのドラグがサーーサーーーと俊敏に反応する。
感合わせのドラグ調整が運良くバッチリ。
程なく眼下に浮いたメバル、良型や!
やった!
妄想実現の瞬間。
何この釣り味…
バリバリ、エエ奴やなぁ〜このサカナ。
お持ち帰り後の自宅にて、次男坊による厳しい採寸(笑)によると
27.5センチのエエのんきました。
27.6やろ!
と、セコイ、オヤジ…
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おっと、またか!
石川師範のブルーカレント72TZがブチ曲がる
「うわぁーまたシーバスや〜〜」
いやあの…えらいデカイのが、サミング40CWを食っちゃってる!
しばしのファイトの後、ラインブレイク…
人ごととは思えぬワタシは呆然自失…
これはツライ!
石川師範はめげずに水面直下型の量販小型シンペン(たぶん)でメバルゲット、ゲット!
「食材調達には、安いこれでじゅうぶんですねぇ〜 釣れるしね〜」
確かに手に入らない『宝物を失うリスクが高すぎる』か…
良型で気を良くして、十分満足感は得たものの
ワタシももうちょい釣りたい。
く〜るく〜るく〜る
ギューン!
キターーー☆
25.3cm
またも、極楽な引きを堪能させてくれたメバル。
のっけのトラブルや、師範の釣り見学やら、釣ったメバルの観察・撮影やらもあってか
あっという間に時間は過ぎて
少し反応が鈍ったところで
石川師範による「釣りは引き際も大事。乱獲には注意」の訓示をもって
ストップ・フィッシング。
嗚呼、気持ち宜しい。
釣り上げた魚たちはすべて我が家の食卓に提供していただいて
どれもこれも、激ウマで、オフクロもまじえて
恵比須顔。
という、充実した釣行となりました。
石川さんのことを「師範」と呼びはじめる記念日ともなって
石川さんの、気遣いから道具のセッティング、もちろん釣り技術にいたるまで
『石川師範は凄すぎてもはやヒク!』という裏タイトルをつけたい釣行記でした。
てなことで
ワタシはもちろん、一番の恵比須顔に。
メバルプラッギング、かなり面白い。
【タックル覚書】
sumlures-suming70SP lame holo clear
E.G Trebre Magic #8
E.G WIDE SNAP #0
(以下のタックルは石川さんにお借りして)
YAMAGA Blanks BlueCurrent 65TZ
SIMANO STRADIC Ci4+ C2000S
LINE SYSTEM 鯵ing FC 0.6号