こんばんは。

今期、豚血料理にトライしてきたLangue de chatですが、

ついに、アレを作りました!!


Boudin Noir ブーダン・ノワール


フランス語で、

ブーダン・・・ソーセージ

ノワール・・・黒


という意味があり、その名の通り、黒いソーセージです。

豚の血を使っているので、黒い色になります。


豚血というと、日本人には馴染みがありませんが、

豚血を使った料理は、世界各地に存在しています。


お隣、韓国には、「スンデ」と呼ばれる、香味野菜ともち米、豚血の腸詰ソーセージがあります。

ドイツには、ツンゲンロート・ブルストと呼ばれる、豚舌と豚血のソーセージがあります。

ちなみに、中国には豚血の豆腐があります。

日本で言いますと、沖縄料理で、「チィーリチー」という、豚血を使った炒め煮料理があります。


豚肉を積極的に食べる国・地域では、豚血料理も、ポピュラーなようです。

(日本でソーセージと言うと、腸詰のもの、というイメージですが、

フランスでは、ソーセージの中身のみを、缶詰にして、ブーダンとして売られているものもあります。)


ブーダン・ノワールは、メソポタミア・ギリシア・ローマを介してフランスに伝わった、

伝統的な料理です。各地域に派生形が存在し、

フランスの学校の食堂でも出されるほど、馴染みの深いものなのです。


Langue de chatでは、南西部で親しまれる、「ア・ラ・カンパーニュ」という形でのご提供です。

豚耳・豚舌の煮込みをベースにした、食感があり、おいしいブーダンです。


しかしながら、シェフいわく、

「海産物と農産物の豊かな、この松山で、この料理に拒否反応を示す人が多いだろうな・・・。」


と、呟いておりました。


それはさておき、そんな不安を抱えながらも、シェフは、メニュー化を半年程前から企てていたようで、

今回のブーダン・ノワール製作となりました。


製作工程は、次回ブログにて、ご紹介致します!!


Bistrot Langue de chat ブログ


to be continued!!



ワイン担当Y・Y