先月、私が所属している食べあるキングの例会で門仲のスリランカ料理へ。今宵はスパイスのお勉強とのこと、楽しみです!
「タップロボーン」のオーナーさんのスリランカ愛は素晴らしい。そして日本語がとてもお上手!私たちがこんな風に和食を語れるだろうか、と思いました。スリランカといえばカレー?紅茶?くらいしか思い浮かばないままに来ましたが、ギーなど油をたっぷり使うインド料理に比べ、あっさりしておりヘルシーなのだとか。またモルジブフィッシュという魚を出し用に使いますが、これは日本の鰹節のようなもの。あまり辛すぎず、日本人の口になじむ味わいです。
さて、これらを好きに合わせて食べるのですが、うーん、実に味わい深い。インド料理もそうですが、いろいろ混ぜて食べる文化なんですね。混ぜることで、またスパイスが絡み合い自分だけの好みの味になる!
オーナーさんのおっしゃる通り、確かに全体的にヘルシーさが感じられ私好みで美味しかった!写真だとあまり美味しそうに見えないのが悔しい(T_T)青山に本店があるそうです。
カレー担当、はぴいさんが素晴らしい解説をしてくださったので、そのまま引用させてもらいます。
・コラサンボル(orコラサンボーラ)
葉野菜の生ふりかけ。サラダ、というニュアンスで訳す人もいる。コラ(緑)サンボル(和え物)。スリランカではゴトゥゴラ(ツボクサ)をよく使うが三つ葉や他の葉物でも代用可能。定番サンボルでほかにポルサンボル(ポル=ココナッツ)、カッタサンボル(カッタ=唐辛子)などがある。前菜、付け合わせとして出ることが多い。
→ふりかけといってもしっとりとしたサラダ風のあえもの。レモンを絞ると爽やかで最高!
・カットレット(orコートレット)
スリランカのコロッケ。コロッケ→クロケット→カットレット→コートレット。西洋の食文化であるがしっかり土地に根付いた定番料理。フィリングの内容で形が変わるお店などもある。タップロボーンのこれは魚の身とマッシュポテトを使った定番。衣を薄く仕上げてあるのが特徴。
→たらのような優しいお味の白身魚のコロッケです。
こんな風に付け合わせて食べます(^^)・オープンオムレツ
スリランカオムレツ、ともいえるもの。タマネギ、ピーマン、青唐辛子などのみじんと共にモルディブフィッシュが入るのが特徴。スパニッシュオムレツなどのオープンオムレツと同種のもの。
→綺麗な彩りに一同歓声!薄焼き卵にサラダをのせた感じ。軽やかでさっぱりしていて美味。
・ひよこ豆とハールマッソー(干した小魚)のテルダーラー(炒め和え)
先回はローティにフィリングして食べた豆と干し魚の炒め和え。あまからで大変おいしかったがローティと合わせるだけでなく、ごはんとカレーに添えて混ぜ食べることも多い。
・ロティ
インドのチャパティなどと同じく小麦粉と水、塩だけで練った生地を焼き上げる無発酵パン。ただし、スリランカでは生地にココナッツファインを練り込むことも多くある。
→粉モン好きにはたまらないロティ。これにテルダーラーを巻いてパクリ!
・ポルサンボル(orポルサンボーラ)
ポルはココナッツの意。ココナッツの生ふりかけ。カレーに添えられてきたオレンジのものがこれ。スリランカ料理の定番でもある。カレーに混ぜてよし、ごはんとこれだけでもよし、のおいしいふりかけ。火は通さずの和え物のスタイル。
・チキンカレー(orククルマス)
ククルは鶏、マスは肉。スリランカのカレーはスリランカンカレーパウダーとも呼べるツナパハを使って仕上げる。各家庭でその配合は微妙に違うもの。タップロボーンは月に数回、オーナーシェフのカピラさんのお母様がスリランカで調合したツナパハを使ってるのでタップロボーンだけの味になる。
・パリップ(豆のカレー)
これぞスリランカカレーの代表。日本人はカレーと言いがちだが豆のココナッツ煮込みという風情のもの。あまり辛くしない。日本でいう味噌汁の立ち位置にあるもの。
オーナーさんのおっしゃる通り、確かに全体的にヘルシーさが感じられ私好みで美味しかった!写真だとあまり美味しそうに見えないのが悔しい(T_T)青山に本店があるそうです。
最後はキリティという、インド料理でいうチャイが出ました。他にもパパダム(パパド)など写真が撮れなかったものも。エスニックは知らない世界だけに奥深い魅力を感じます。絶対再訪しなくてはとココロに誓いました。