建築家でインテリアアーキテクトの佐田野かおりさんの

ご自宅は月島の高層マンション。


玄関を入り、廊下をくぐるとリビングの向こうに

豊洲の絶景が広がっています。



大きな窓がまるで一枚の絵のような最高に気持ちのいい空間。



佐田野さんいわく



リビングと外の風景がそのままつながっているように

見えるので、実際よりも広く感じるの。


それにうちは、玄関をわざと狭く作って、

リビングに出たときの開放感があるように設計してるの。


心理的に人って狭いところをくぐって、

広いところに出ると、そこがより広く感じるものなの」




そんな佐田野さんのプロとしての

インテリアテクニックの一つはカーテンをつけないこと。



「カーテンなどのファブリック類は簡単に試せるけど、

インパクトがありすぎて、部屋が重たくなってしまいます



欧米の天井が高い家はカーテンもしっくりきますが、

日本のような狭い土地で天井が高く取れない場合は、

カーテンの存在はできるだけないほうがいいと思います。



もし、視線をさえぎるためにどうしても必要な場合だけ、

薄いレースをつけて後は潔くつけない。

夜は雨戸を閉めればOKでしょ」


そんな風に教えてくれました。




だから佐田野邸は、すべて木製ブラインド。



ブラインドが隠れる収納ボックスもあるので、
その存在がインテリアに全く影響を及ぼさないシンプルな空間でした。



ソファーや家具はもちろん本物志向。



「良いものって、使い続けると分かります。
特にソファーは3年経つと、すわり心地が違ってきます」




実際、ご主人も大手建設会社で設計をしている建築一家。



小学校一年生の息子さんにも本物を見せておこうと、
もう既にイタリアに見学に連れて行ったんだとか。



これは、そのときローマで買った昔の設計図のレプリカ。



すべて手書きで、驚くほど精巧なんだそう。
佐田野夫妻絶賛の思い出の品です。





次回は佐田野邸、光を奥まで入れるテクニックについてご紹介します。





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