おはようございます、スキンケアクリニック美のかほり院長の吉岡敦子です。
今日は、美容マニアが注目している治療法のひとつ、”炭酸メソ”をご紹介します。炭酸メソとは、炭酸ガスを皮膚内に直接注入する治療法です。
炭酸メソ療法は、元々はフランスで開発された治療法で、1930年代に動脈硬化などの血管障害の治療法として使用され、成果をあげてきました。論文も数多く発表されています。その後、美容医療分野でも応用され、部分痩せや妊娠線、シワの改善、傷痕の治療法として活躍しています。
皮内(真皮)注射においては、炭酸ガスによる真皮層の剥離効果やコラーゲンの増加・血流の改善により、肌のハリ・ツヤ・シワが改善されます。皮下(脂肪)組織への注射は、局所脂肪の分解やセルライトに効果的です。 薬剤を使用しないので、アレルギーの心配はありません。
当院で炭酸メソを受けている患者様で効果的な症状としては、
・傷痕
・顎下の脂肪(脂肪溶解注射との併用)
・ストレッチマーク(肉割れ)、妊娠線
・目の下の青グマ
などが挙げられます。炭酸ガスの影響でお肌にハリが出たと喜ばれている方もいらっしゃいます。最近では、脂肪吸引手術後の拘縮の方にも効果を発揮しています。
下の写真は、傷痕の治療経過写真(40代女性)です。15年以上前に右頬にできてしまった傷痕を、ずっと悩まれ、当院へご相談にいらっしゃいました。
【治療前】
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【治療直後】
炭酸メソ療法+傷痕の凹みにヒアルロン酸を注入しました。
傷痕が目立たなくなりましたね。治療直後なので若干の針痕や少し腫れた感じがありますが、2-3日で落ち着きます。
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【2回目治療後】
2回目の治療は2週間後でした。傷痕は目立たなくなりました。
傷痕の程度や個人差はありますが、通常1~3回くらいで傷痕は目立たなくなります。上の写真の患者様も、『長年の悩みが解消されました!』と大変喜んでいらっしゃいました。この方のような傷痕には、ヒアルロン酸を併用するとさらに効果的です。
局所の皮膚内に炭酸ガスを注入すると、大量の酸素が集まって新陳代謝がアップして、コラーゲン生成が促されます。また、炭酸ガスの圧力で、傷で癒着していた皮膚が剥離されて、皮膚内に空間ができます。そこに、ヒアルロン酸を注入すると、くっきり刻まれた傷痕が引き伸ばされます。
傷痕は、皮膚が癒着しているので、ヒアルロン酸注入のみでは難しい治療でしたが、炭酸メソを使用することにより、治療効果がアップしますよ。炭酸メソ療法にご興味を持たれた方は、お気軽にご相談にいらしてくださいね。
◆炭酸メソ療法に関する詳細は、下記リンクをご覧ください。
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skin care clinic 美のかほり
HP.https://www.binokaori.com
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