04月22日、棒ノ木丸から丹沢主脈を周回して再び本間尾根を下るの巻き(1/4) | Cycling Wonder

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プレスポで行く神奈川の道

丹沢三峰山の本間ノ頭(東峰)からの尾根下りをもう一度トライしたくて2週連続で早戸川林道へ向かう。
今回は滝見はせず、代わりに丹沢主脈の稜線歩きに励みました。

体育会系の山行になりました。
◆課題は3つ
(1)棒ノ木丸に東稜から上る。
(2)丹沢主脈に合流後蛭ヶ岳に上る。
(3)丹沢三峰山東峰から本間橋に下る。(再び)

(3)が目的なんですが(2)の蛭ヶ岳に行ってみたくて、歩くルートを調べたら(1)が見つかった。
前週に林道で遭遇したトレランの方が、棒ノ木丸(はんのきまる)に行くと言っていたのも影響した。
◆コースの概略
①チャリで本間橋(旧丹沢観光センター)まで行きデポして、山歩きを開始する。
②棒ノ木丸(はんのきまる)に上り通過して姫次の北側で丹沢主脈の稜線に合流する。
③稜線を南下して蛭ヶ岳と丹沢山を回り丹沢三峰山へ回る。
④本間ノ頭から本間尾根を下り本間橋に戻る。
◆注意
登山道以外も歩いた内容ですが、今回は危険な道は登場しませんので全てお勧めできます。
◆レポート
報告は4回です。撮影総数は935枚でした。
第1回:出発から本間橋、棒ノ木丸から稜線合流まで。
第2回:丹沢主脈の稜線を南下して蛭ヶ岳へ。
第3回:稜線の続きで丹沢山へ回り、丹沢三峰山へ。
第4回:本間尾根を本間橋へ下る。帰り道。

 
■見所
★棒ノ木丸(はんのきまる)
丹沢大山国定公園内にある山のひとつだが、山頂の位置がハッキリしない。
姫次(ひめつぐ)の東南東、蛭ヶ岳(ひるがたけ)の北東方面にある1312m又は1292mピークの山である。
●1292m派
・昭文社の山と高原地図”丹沢”では1292mのピークが棒ノ木丸の山頂とされている。
・棒ノ木丸のWikipediaも「丹沢大山国定公園内、神奈川県相模原市にある標高1,292mの山」と書いている。
●1312m派
・吉備人出版の登山詳細図(1:25000)”丹沢”では1313mピークを棒ノ木丸山頂にしていて、1292mピークを大杉沢ノ頭と記述している。
・山頂とされる場所に置かれている手製の標識では”1312m”が棒ノ木丸だと言っている。
・1292mピークを棒ノ木丸東峰と呼ぶ人もいる。
東丹沢トレイルレースのコースとして早戸川林道から丹沢主脈の稜線に合流するルートの途中にありトレランの方々には良く知られた山である。
 
■テーマソング
今回のテーマソングは、2017年上半期に聴いた曲で特に気に入った2曲のうちの一つ。
名手”エドシーラン”の楽曲を4回使います。
★Ed Sheeran - Shape of You [Official Video]
↑2017/01/30 に公開。
心より”身体に夢中”という曲です。男が歌うのは分かるが女性のカヴァーは...。肉食女子?└(´o`)┘
 
■マップ
行程全体の地図は省略。関連する周辺のみ表示。
(1)2D
赤色は往路、青色が復路、紫色は往復で重複したところ

(2)3D
 

 

■天気図
↓当日朝6時の天気図

決行日は4/22(土)か4/23(日)かで悩みました。
どの天気予報でも土曜より日曜日の方が確実に良い日和だと言いい。
さらに4/22だと山沿いで午後から天気が不安定になると言う。
しかし、GW直前の普通の週末なので、日曜日に張り切ると月曜日の仕事がハードすぎるのだ。
私には土曜日の選択しかないのです。
 
■実走報告
(01)出発
05:35、出発。
起床した5時前は暗かったけれど、家を出る頃には明るくなっていた。

(02)早戸川橋まで
◆新用田辻
長後街道K22と中原街道K45が交差する交差点新用田辻のちょっと手前の丘の上、ここから大山三峰山方面を撮ると、2つの三峰山(大山と丹沢)が重なって写る。
↓本日の重なり具合は良い方だ。

◆戸沢橋
戸沢橋を渡った直後にK22を離れ、玉川沿いに移り宮が瀬湖に向かう。
この辺からだと丹沢三峰山は大山三峰山に隠れてしまい、写真に写らなくなる・

◆玉川の花々
春に玉川沿いを走るといつも何かしらの花が咲いていた華やかである。

↑桜と菜の花が終わり、今回目についたのは”ナガミヒナゲシ”というオレンジ色のこの草花でした。

◆尾崎でドスコイ
尾崎の信号に差し掛かると、早朝だと言うのに大勢の大人たちが道端に揃っていた。
清川村の村会議員選挙期間中だった。誰かの運動員の方が信号の支柱と相撲を取っていたよ。

 

ご苦労様です。投票は翌日の4月23日でした。

◆K64の山桜
煤ヶ谷(すすがや)の半原越え方面に分岐する曲り角付近で咲いていた山桜が見事でした。

◆土山峠から宮が瀬湖畔
土山峠から宮が瀬に続くK64を必死に走っていたら、軽々とロードバイクに追い越された。

回数がいつもより多いぞ。でも仕方がない、私は汗を掻かかにように必死に楽な走りをしていたから当然だ。
山歩きの恰好で必死に土山峠の坂を走ったら汗だくになってしまうじゃないか。まっぴらだ。

07:40、北原の信号を直進する。

↓大抵のチャリはこの信号を曲がり裏ヤビツに向かうのだろう。

(03)早戸川林道
宮が瀬園地を通過して虹の大橋を渡ったら荒井林道に進んで早戸川橋に向かう。

08:19、早戸川橋を通過する。
早戸川橋から早戸川林道に進んで本間橋を目指す。


08:55、本間橋の旧丹沢観光センター前に到着。

早戸川橋を過ぎてからの林道区間はどうしても時間が掛かる。
私の筋力では、自宅-本間橋間を3時間では走れない。
(04)棒ノ木丸へ登る
駐輪して山歩きを開始する。
09:12、魚止橋に到着。


◆魚止橋
ほとんどの行き先は、橋を渡ったら左側の斜面を登る。(伝道方面)

しかし、今回向かう棒ノ木丸東稜だけは橋を渡って右に向かいます。

↑これは伝道方面
◆取り付きポイント
新しく設けられた車止めを通り抜け、ヘアピンコーナーに差し掛かる。
今回登る尾根の取り付き地点はここなのだ。

◆上り始めはロープから
ロープがあるはずなので目を凝らす。あった。

登り始めからいきなりロープとはね、急登が続く。

◆東尾根を登る
細尾根の急登を終えると、植林帯が現れる。
(どこから登るんだ!)( ̄□ ̄;)

と憤るが、少し角度を変えてみると、仕事道が現れた。
(なるほどね、冷静に歩けと言うことね) (^_-)y

踏み跡と言うか、道のような窪みを逃さずトレースしていく。
多少急な坂の直登も厭わない。

↓振り返る

◆ピンクのテープ
自然木が見事な斜面で景色は良いのだが、足が上らない。
(俺の体重いきなり重いんですけど)
声に出さない悪態をつきながら黙々と上ると、ピンク色のテープが正しい道を進んでいることを教えてくれた。

ただ一つおせっかいな書き込みが余計だった。
”855m”(テープの位置が標高855mだというのだ)
「はぁ~」 (´ヘ`;)ハァ
思いっきりため息が出た。
ここまで結構上ったと思っていた、しかしまだ400mも上がらないといけないらしい。
(棒ノ木丸の頂上は1313mなのよね、1312-855=457m)
「マジカ~」(まだまだじゃないか)
(あ~、知りたくなかったよ、標高、何で書くかなぁ)
疲れた大人は何mなら頑張ろうと思うのだろうね、”あと100m”なら頑張れる?
”まだ450mあるよ”だと、やんなっちゃうよね。

こういう時は、全く関係ない事、世の中の不満などを考えながら歩くと、案外楽に歩けてしまう。
何か考えていたらいつの間にか上っていたんだけど、今となっては何を考えていたかは覚えていない。

(05)棒ノ木丸頂上
◆1292mピークは巻いて行く
一旦ピークらしい頂きの目の前に到着するが、踏み跡は頂を巻くように右へ進んでいく。

低木の平らに思える道を半信半疑で進んで行くと別の道との合流地点に出た。
どうやら、造林小屋の近くから登る道の先と合流したようだ。
もう頂上は間近に違いない。

◆棒ノ木丸頂上
10:30、棒ノ木丸の頂上に到着。お手製の山頂標識が出迎えてくれる。
棒ノ木丸の山行レポートに出ないことは有り得ない鉄板のアイテムである。

頂上滞在3分、棒ノ木丸を後にする。
ここは最終目的地ではなく経由地なので先を急ぐ。

↓崩壊地のすぐ横を通る

(06)東丹沢宮が瀬トレイル
歩いていると、”東丹沢宮が瀬トレイル→”、”大会終了後すぐ撤去します”という標識が目につく。

私が進みたいと思う道沿いにピッタリと合致している。
トレイルランニングの大会があるのか、あったのかどちらからしい。

丹沢の大会で私が知っているのは、”キタタン”と呼ばれる北丹沢耐久トレイルランニング大会しかない。
キタタンのコースは凄い、どうかしていると思うようなコースだ。
まさか東丹沢にもあったなんて初めて知ったよ、略していうと何て言うのだろう?
”ヒガタン”はないな”トウタン”は”とうちゃん”みたいでダメだね、”ひがしみやでトウキュウ?”

↑トップが赤色の水源林杭は大事です

↑これも良く見かけます。

↑空堀みたいで不思議です

またまた考え事をしながら歩いてしまった。
11:09、稜線に合流。あっという間に着いちゃった感じ。

登山道を見回すと、近くにトレイルレースの掲示があった。
第9回大会は4/23開催と出ていた。


(明日じゃん)
(良かった、大会と重ならなくてホントに良かった)

レース当日は登山者を優先して走るように注意しなさい。と書かれているが、大抵気を使うのはハイカーの方なんだよね。
レース参加者の方が大勢なんだもの、少ない方が気を使うでしょ普通。
だから、こういう大会とダブると歩いても楽しめないんだよね。
(良かった、ホントに運が良かった)


第1回はここまで、丹沢主脈の稜線歩きから次回に続く。
(⌒_⌒)v いぇ~い!
 
■感想
本日の感想は?
満足( ̄ー ̄)満足( ̄ー ̄)満足( ̄ー ̄)
五里霧中ではありましたが満足3つです。
そして、絶対GWにもう一回晴れた日に歩いてやるぞ!と闘志が湧いた山行でした。
 
◆棒ノ木丸東稜
ホントにあんな山に走って上るんでしょうか?
トレイルランニングの楽しさが私には理解できません。
私はチャリンコに乗り過ぎたせいで歩行が億劫に感じます。
自転車乗りは、案外脚力が衰えます。(トライアスロンは分かりませんけどね)
山歩きを始めた頃は、山行の後の足の痙攣に悩まされました。
今では慣れてきたので平気ですが、太ももではなく足首とふくらはぎの痙攣で七転八倒してました。
山歩きで使う筋肉は、自転車とも、普通の歩きとも微妙に違うんですよね。
ではでは(⌒O⌒)
 
■時間計画
所要時間予想=15:15(出発は5時台必須)
【詳細】
①(02:10)出発~早戸大橋
②(01:20)本間橋
[03:30]丹沢観光センター
(駐輪)
③(00:30)魚止橋
(棒ノ木丸東稜)
④(01:45)棒ノ木丸
⑤(00:30)稜線
[06:15]東丹沢トレイル

⑥(00:10)姫次
⑦(00:30)地蔵平
⑧(00:50)蛭ヶ岳
[07:45]蛭ヶ岳IN
(蛭ヶ岳頂上)
(昼休み)(0:15)
[08:00]蛭ヶ岳OUT
(鬼ヶ岩ノ頭)
⑨(00:40)棚沢ノ頭
(不動ノ峰)
(箒杉沢ノ頭)
⑩(00:50)丹沢山
[09:30]丹沢山IN
(丹沢山頂上)(0:15)
[09:45]丹沢山OUT
(瀬戸沢ノ頭)
(00:40)太礼ノ頭(西峰)
(円山木ノ頭:中峰)
(無名ノ頭)
⑪(00:50)本間ノ頭(東峰)
[11:15]丹沢三峰山OUT
(本間尾根下向)
⑫(01:30)旧丹沢観光センター
[12:45]本間橋
(駐輪解除)(0:15)
(早戸川林道)
⑬(00:20)早戸川橋
⑭(00:40)土山峠
⑮(01:15)戸沢橋(K22)
[15:15]帰宅
 
■本日のデータ
・出発時刻-到着時刻(実時間)=05:35-20:07(14:32)
・乗車時間=05:14:56
・距離=98.82[km]
・AVE=18.8[km/hr]
・Max=44.9[km/hr]
・累積走行距離=1146.4[km]

◆経過詳細
時刻   ポイント      距離(走行時間,平均)
---------------------------------------
【第1回】
05:35  出発
06:15  新用田辻
06:30  戸沢橋
07:43  土山峠
08:19  早戸川橋   
08:43  三日月橋
08:55  本間橋
(駐輪)
09:12  魚止橋
(棒ノ木丸東稜上る)
09:18  棒ノ木丸東稜上り始め
10:30  棒ノ木丸
11:09  稜線合流

 
■参考URL
●参考ルート
※丹沢最深部周回!紅葉と黄金輝く落葉松ロード!(棒ノ木丸~姫次~蛭ヶ岳~丹沢山~本間ノ頭) - アオヒゲ危機一髪♪樽の中身は何だろう!?
↑2014年11月02日(日) [日帰り]
【コースタイム】本間橋07:26→07:43 伝道→08:50 棒ノ木丸08:52→10:09姫次10:43→11:42蛭ヶ岳11:45→12:46丹沢山13:05→13:59本間ノ頭14:05→14:56本間橋
※榛ノ木丸~蛭ヶ岳~無名ノ頭 - 2011年12月18日 - ヤマレコ
↑無名ノ頭からの尾根下りは実に興味深い
●東丹沢宮ヶ瀬トレイル関連
※NESチャンピオンシップ2017第1戦 第9回 東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース オフィシャル
【大会概要】
・開催日:2017年4月23日(日)  8:00スタート ※雨天決行(暴風雨以外)
・大会コース
 宮ヶ瀬湖畔園地スタート~早戸川林道~早戸川橋~観光センター入口~伝道~榛ノ木丸~姫次~大平分岐~大平~早戸川を渡渉~早戸川林道~宮ヶ瀬湖畔園地ゴール
【大会結果】
・出走者668名/完走者660名/完走率98.9%
※東丹沢宮ヶ瀬トレイル下見 - 2017年03月01日 - ヤマレコ
↑2017年03月01日(水) [日帰り]
※決してあなどれないトレイルコース。榛ノ木丸へ向かえ - 丹沢マイナールート探検隊
↑棒ノ木丸南東尾根を登るトレイルコースを辿る。
●その他
※東丹沢編⑤ 『平丸山・棒ノ木丸・ヌタノ丸・栂立ノ頭 他』 - 丹沢山 - YAMAP
↑このルート凄すぎて真似できない。難しくてとても初心者のレベルとは思えません。
※マッコ小屋沢から榛ノ木丸北東尾根を登り 3年ぶりのテンニン平(仮称)へ