自転車の惑星!地球外生命体からのメッセージ[後編]
たったの15分の休憩だったはずだが、それよりも遙かに長い時間が経ったように感じるのは気のせいだろうか…。
時間とは常に一定のペースで経過するもの…という常識は地球人がつくりあげた極めて脆弱な既成概念に過ぎない。テンシャールが住むという惑星ゾンダ…何百光年も離れたキシリウム星系(=宇宙の彼方)との交信においては、時間という単位すら大きく伸びたり縮んだりするものなのだ。
ともあれ、“15分”という休憩時間を終えて、チャネラーであるビーオ・バイクスキー氏がセッションの会場に戻ってくる。
バイクスキー氏の素の顔はさきほどの“テンシャール”としてのセッション中とは明らかに違う。どことなく緊張感のない雰囲気に見えるのは、休憩時間を終えてすぐだからだろうか。
ざわついていた会場内が徐々に静かになる。何人かの参加者が急ぎ足で部屋へと戻ってくる。
この惑星の自転車乗りたちのパフォーマンスを一気に上げることになるかもしれない、宇宙からの貴重な情報が、今まさにはじまろうとしているセッションの中でもたらされることになるのであろうか…。百数十人ほどの参加者の注目が壇上のバイクスキー氏に集まる。
さぁ後半のセッションがいよいよスタートだ。
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スタッフ「それではお待たせしました。後半のセッションを始めます。」
<前半のスタート時と同じく、ビーオ・バイクスキー氏は深呼吸を何度かすると、首をしきりにひねり、何かに周波数を同調させるような仕草を見せる。ときおり咳払いをしながら、身体を軽くゆする。さきほどよりも同調するのに時間がかかっているようだ。“テンシャールはまた来てくれるのだろうか…”というような“不思議な焦燥感”が会場内の空気から感じられる。何度かの深呼吸の後…>
皆さんひとりひとりにこんにちは! 休憩時間が終わって、またこうして会えること、とてもとても嬉しく思います。この場を設けてくれて本当にありがとう!
さて、レベル2までの制限解除の方法はしっかりと伝わりましたか?
何度も言うように、これは決して難しいことではありません。また努力やら修行やら修練やら根性を必要とするものでもありません。
制限解除は単なる制限解除です。すでに持っているものを使えるようにするだけですから、本当はとっても簡単なのです。持っていないものをゼロから作り出すのではありません。もとからあるものをあるようにするだけです。
すでにできることをできるようにするだけですから…これはまさに簡単です! おっと、これはちょっとしたパラドックスですね。できることならできることなわけで、それができていないということはそれはできないこと…のようなのだけど、本当はできることだったわけで…。本来できることはすでにできているのだから、できるようにするなんてことは必要ないわけで…。
わかります?
つまりできるように努力しよう…ということこそが“できない”をつくり出しているのです!
まずは“できるようにがんばる”ことなど全く必要ないということを理解してください。なぜならあなたはすでにできているのですから!
レベル3の制限解除の情報をお伝えする前に、私が住んでいる惑星ゾンダのことを少しだけお話したいと思います。
前半のセッションで言ったように、私たちの惑星は「エルゴレーバ」、つまり「自転車が盛んな惑星」と呼ばれています。
今後何かの機会に、おそらく…数十年以内にその機会が訪れるだろうことを私は感じていますが、地球の自転車好きな人がゾンダを訪問するとその“自転車天国”ぶりに驚くことでしょう!
たとえば、ゾンダで“高速道路”という言葉は普通“自転車専用高速道路”を意味します。“自動車専用”ではなく“自転車専用”です。自転車のみが走ることのできる高速道路です。トラックもクルマも歩行者もいません。自転車乗りにとって最高に快適で、かつ楽しい道路です。
ゾンダの自転車は地球の自転車と比べてかなりスピードが速いので、速度だけで見るとまるで地球の自動車用高速道路のようです。速度制限などの規制はもちろんありませんので、思いっきりフルパワーをかけて走ることができます。もちろん“足が売り切れる”まで使ってしまっては休憩が必要になってしまいますが、心ゆくまで、走りたいだけ走れるのがゾンダの自転車環境です。
高速道路と言っても平地を直線状に走っているだけではありません。登り好きサイクリストのための山岳ヒルクライム系道路やコーナリング好きのためのワインディングセクション、さらには特に速度を追求したいサイクリストのための数十キロも延々と続く下りセクションなどもあります。
移動のための道具として自転車を使っている人ももちろん多くいますが、純粋に楽しみのために走り回っている人も数多くいます。どこを走ってもスリリングで安全、厳しくも楽ちんなのが惑星ゾンダの高速道路なのです。ぜひあなた方にもいつか走ってもらいたいです。それが可能になる世の中にあなたの現実がシフトしていくことを願っています。
ゾンダにはもちろん自転車以外の乗り物、地球で言うクルマのようなエンジン付きの乗り物もあります。ですが、ゾンダでは皆あまりクルマに乗りたがりません。なぜだと思います?
そうです!自転車の方がずっと楽しいからです!ゾンダの人は楽しいこと、ワクワクすることしかしません。逆に言うと、楽しいこと、ワクワクすることであればどんなことでも実現させてしまいます。なぜならそれこそが私たちの生きる意味だからです!
だから、ときおりこんなことも起きてしまいます。
自転車専用高速道路でたまたま一緒に走っているサイクリスト同士がレースをはじめます。最初は数台のレースだったものが、次々と参加者が増え、ついには数百台以上を巻き込む大レースへと発展してしまいます。
そうなると、合った波動を持つもの同士が自然とチームを形成します。脚質によって役割分担も生まれて来ます。誰が言うともなく、自然の摂理に基づいたコースが設定されます。チーム同士の激しいデッドヒートが起こります。個人のポイント賞争いも起こります。
街道レースがそこまで白熱してくると、ヘリコプター、いや“円盤”が上空を飛びはじめます。テレパシー版の“ツイッター”のようなもので実況中継する人も出てきます。そしていつの間にか多くの人が集まりはじめます。沿道には数十万人単位で見物客が出ます。人気の山岳ルートなどは大変な熱狂ぶりとなります!
そう、まるであなた方の惑星で行われている「ツール・ド・フランス」や「ジロ・デ・イタリア」のような状況がほんの数時間のうちに自然発生することもあるのです。となると驚くことに勝者には賞金すら出ます。必ず誰かがスポンサーしたいと言い出すからです。
そう、究極のウィンウィン・シチュエーションがそこにはあります。皆が楽しんでいるのですから、結局負けたチームも負けたとは思いません。必ず何か得るものがあるのです。どうです? そんなレースがあったら参加したくないですか?
さて、惑星ゾンダのことを少しお話したところで、話をもとに戻し、レベル3の制限解除の話をしましょうか。
前半のセッションで2つの制限解除の方法をお伝えしました。この2つの制限解除を行うことで、ママチャリレベルだったライダーが時速30km/h台前半くらいの巡航速度が無理なく出せるような「サイクルイベント・クラス」のライダーになれる…いや、“戻る”と言った方が良いかもしれません、そのくらい自転車のパフォーマンスがアップするということをお伝えしました。
つまりここまでの状況で、足の一部の筋肉しか使っていなかったものが、制限を解除することによって下半身全体を使って自転車を漕ぐことができるようになります。当然、大したトレーニングをせずとも相当にパワーアップしているはずです。
次のステップでは、まだまだ使うことを制限していた他の部分を解放することにより、さらなるパフォーマンスアップを目指します。それが達成されると時速40km/h超クラスの巡航速度を手に入れられるようになります。
おっと、この“目指す”とか“達成する”という言い方はかなり地球人的ですね!もとからできることをするのに、いちいち“目指して”みたり、“達成!”とか“成功!”などと言うのはいくらなんでも大げさ過ぎます。(会場笑)
たとえば…、“歯を磨くことに成功!”とか“1日三食を達成!”という感じでしょうか。もっともそれが楽しいのならそういう言い方も面白くて良いですが、本気でそう思ってしまっては、逆に制限をつくることになってしまいます。何度も言うように、あなたはもとから素晴らしいパフォーマンスを持っているのです。それを確信してください!
次の課題は上半身です。つまり上半身の制限を解除することが次のステップとなります。
言い方を変えます。上半身の制限を解除するというより、上半身に隠されているもうひとつのエンジンを起動させる…と言った方が的を得ているかもしれません。
そうです! ヒューマノイドタイプの物理次元の肉体は、最近の地球の言い方を借りれば「ハイブリッド」エンジン搭載だったのです。
つまりこういうことです。下半身全体が第一のエンジンです。まずはこのエンジンをフルに働かせることで、かなりのパワーを発揮することができます。ですがそれだけではまだまだ効率が悪いです。もうひとつの隠された「電動モーター」を起動すれば、数十パーセントは楽にパワーアップできるだけでなく、効率が良くなるので燃費も向上します。つまり疲れにくくなる!ということでもあります。この2つの動力源を利用することで、ハイパワーの長時間の維持が可能になります。
地球上のプロ・サイクリスト、つまり、ツールドフランスに出るようなプロ選手たちは皆このハイブリッドエンジンを使っています。ランス・アームストロングも新城幸也もカデル・エバンスもトム・ボーネンも皆ハイブリッドエンジンをうまく使っています。地球的な言い方をすれば、彼らは皆どこかのタイミングでハイブリッドエンジンの起動に“成功した”のです!だから彼らの自転車でのパフォーマンスは“地球人離れ”(!?)しているのです。
その上半身に隠されたハイブリッドエンジンの起動方法ですが、それに関してはちょっとだけ待ってください。それはレベル3ではなく、レベル4の制限解除方法の中で説明します。
その前に実はもうひとつ制限解除をしなければなりません。ある意味“心の制限解除”です。それがレベル3の制限解除となります。
レベル4の制限を解除するためには、その前に前提となる制限解除を行っておく必要があるのです。レベル3の制限を解除しておくことで、その後の制限解除がぐっとスムーズになります。そういった意味でもとても重要なものです。
また、これはさまざまなレベルの制限解除方法の中でも特別にパワフルなものです。あらゆるレベルのサイクリストに大きな変化をもたらすものかもしれません。
そして嬉しいことに解除する方法もかなり簡単です!
この制限を瞬時に、つまり、今この瞬間に解除することのできる方も、数多く存在するでしょう。
制限好きな地球人にとっても、とても解除のやりやすいのがこのレベル3の制限解除なのです。
簡単に言いますね。
レベル3の制限解除方法:
エクスタシーを感じるほど(!)に自転車に乗ることを楽しんでください!
これだけです。
これができれば簡単にレベル3の制限が解除されます。
もし気になるならライディングフォームを気にするのも良いでしょう。もしそれが重要と思うなら細かいディテールにこだわるのも良いでしょう。だけど、何に気を取られたとしても、自転車ライディングを無条件に楽しむことだけは忘れないでください。このことを忘れてしまってはすべてがつまらなく、苦しく、かつ非効率なものになってしまいます。
とにかく自転車ライディングの一瞬一瞬を心ゆくまで楽しんでください。
身体の内側から沸き上がって来る躍動するエネルギーを感じてください。
身体をやさしく撫でる風の爽やかさを感じてください。
もっともっと前に進みたがるあなたの無限の向上心を祝福してください。
自転車に乗ることで生まれてくる熱い魂の鼓動に耳を傾けてください。
自転車に乗るすべての瞬間を目一杯楽しんでください! 身体中に電気が走るごとく!
楽しむことで、すべての宇宙が“まるで追い風のごとく”、あなたを後ろからちょっとだけ押してくれます。プラスアルファのエネルギーを与えてくれます。そのプラスアルファが大きな違いを生むのです。
そうです!そのエネルギーこそが、“ハイブリッドエンジン”起動にも必要な要素。
自転車に乗ることを長く続けさせてくれるのもそのエネルギーのなせるワザ。
まずは最高に楽しんでください。
今、この瞬間にできますよね?
大丈夫ですよね?
明日じゃないですよ。次の日曜日でもないですよ。
今この瞬間です。今自転車に乗ってなくてもです。
乗りたくてウズウズしてきませんか?
OKです。
その感じです。
そうです! 最高です!
!!!!!!!!!!!
それができれば、本当は後はすべて自分自身が教えてくれるものなのですが…。
それでもあなたはまだ、レベル4の解除方法、聞きたいですか?
???
わかりました。地球人はどうも自分を信頼するということが苦手なようですね!
ではそれはランチブレークの後にお話することにしましょう。
では後ほど!
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午後セッションは次回[続編]に!
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