昨日の悪天候はすっかり治まり、昨日は終日運休した留萌-増毛間も、どうやら今日は平常運転が見込まれる模様。ということで、今日はもう徹底的に、いよいよ最後となった留萌本線の末端区間を乗りまくることにします。



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旭川を8時49分に出る増毛行の臨時列車からスタート。土曜日ということで、いつもより乗客は多そうです。




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それでも40系が3両なので立ち客が出る程ではなく、乗車率も5割強といったところでしょうか。同じボックスに居合わせた人同士でもお互い口を聞く人はほとんどなく、これがテツの特徴とも言えます。




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留萌では30分近い停車時間があり、多くの人が降りて来て構内が活気づくのもこれまで通り。




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そして駅は大変な混雑になっています。そう言えばこんな賑わいも、およそ30年前の羽幌線廃止時にも経験したものでした。でも何か他のことで盛り上がるのなら嬉しいのですが、事情が事情なだけに複雑な想いに駆られてしまいます。




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こんな形で発売される入場券セットが「大好評発売中」なのも皮肉めいた気がしないでもなく。




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改札の上に掲げられた「95年間 ご利用ありがとうございました」の文字が涙を誘います。




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終点の増毛へとやって来ました。今日は天気もよく、大変な人出となっています。でもこの賑わいも明日限り。




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今日も商売大繁盛の駅売店。




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そのまま臨時列車で折り返し。




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すぐさま増毛方面へ折り返します。




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さすがに定期列車は混んでいますね。




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途中の駅でも降りてみたくなり、朱文別で下車。列車1両分くらいの取って付けたような短いホームしかない「板切れ」駅です。こんな北海道を象徴するような駅が、明日限りでひっそりとまた一つ消えるのです。




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折り返し留萌へと引き上げ。この駅ももう来ることはないでしょう。




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相変わらず混んではいるものの、多くの人が増毛で一本見送ったみたいで、さっきの便よりだいぶ混雑は緩和されていました。




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留萌からすかさず臨時列車で折り返し。これまでに比べだいぶ混んでは来たものの、座席にはまだまだ余裕があり、やはりこの臨時便は穴場ですね。




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もはや飽きるほど見慣れた海の景色ですが、やっぱり観られる時はしっかり観ておきたいですね。




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そしてまたまた賑わう終点の増毛。




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こちらも相変わらず商売繁盛!




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そのまま臨時列車で折り返し。




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留萌まで戻ったところで間髪を入れずにまたまた増毛方面へ折り返し。




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いつもならだいぶ空いてくる時間帯ですが、さすがに今日はまだかなり混雑しています。




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そしてまたまた増毛。陽のある時間帯に着く列車は今日はこの便が最後。まだまだ多くの人で賑わっています。




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そしてこちらもまだまだ商売繁盛の待合室。




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すぐさま留萌方面へと折り返し。今日は随分と慌ただしいです。




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今度は留萌まで行かず、途中の信砂で降りてみました。国鉄時代は仮乗降場だった所謂「板切れ」駅ですが、ホームは結構長め。これは平成5年の2月に、40メートル余りホームを増毛側に移転させたため。でもその割には木造の待合室がなかなかいい味出しています。




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隣の舎熊までは近いので、気分転換に歩いてみました。その距離は僅かに800メートルしかなく、10分もあれば辿り着けます。途中にはコンビニもあり、この区間を歩いてみる人は結構いるようです。


6日前に訪れた時は、もう二度と訪れることはないだろうと思ったけど、こうしてまたやって来るとは。
でもあの時はなかった鉄製の柵がホームに設けられていて、明日を最後にホームは立入禁止の措置が取られるのでしょう。何だかちょっと切なくなります。




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待っている間にすっかり陽は暮れ。
増毛方面へ折り返す列車が来たので舎熊を後にします。今度こそこれが最後の別れとなるでしょう。




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さすがに今日は暗くなってもまだ多くの人が乗っています。と言っても、まだ夕方の5時半を回ったばかりですが。




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そしてまたまた増毛。




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ここで列車を1本見送ってみました。列車が居なくなってもホームには灯りが灯り、ここが現役の駅であることを窺わせます。しっかりと目に焼き付けておきたい光景です。




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この時間はもう閉まっているはずの売店も、今日は特別に夜8時まで営業とか。





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闇夜を縫って列車がやって来ました。何だかホッとする瞬間です。




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留萌で降ります。今夜はここに泊まりますが、今日はまだ終わりません。




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既に時刻は夜の8時半を回り、通常ならもうほとんど乗客を見ない時間帯ですが、今日はまだ結構な人が残っています。




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最終列車となる夜9時過ぎに出る増毛行は休日運休のため、明日の運転はなく本日が最後の運転となります。つまりこの時間帯にここから出る列車はこの便が最後。そのせいか、わざわざ乗りに来た人も結構居るようです。




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普段は数える程度の人しか乗らない便ですが、今日は多くのテツが。明日はもうこの列車はここを走りません。




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この時間帯にここに列車が来るのも今日が最後。折り返し時間は僅かですが、しっかりと見届けたいものです。




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普段は実質回送のような役割の折り返し便ですが、さすがに今日が最後の運転とあって結構な乗車率です。




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留萌に到着し、長い一日が終わりました。
今夜はここ留萌に泊まり、明日の行動に備えます。とうとう最期の日はやって来てしまうのですね。