3枚目の「18きっぷ」も残り一日となりました。
今日はどうしても気になっていた飯田線のもう一つの秘境駅を散策したく、豊橋から飯田線の列車でスタート。
途中の中部天竜では24分間の大休止。佐久間レールパークがあった頃を懐かしみ、少し外も出歩いてみることにします。
2ヶ月前はここ小和田を探索。http://ameblo.jp/bigtetu/day-20120723.html
今日はテツが一人降りました。
飯田線と言えば天竜川。数々の秘境駅もこの天竜川沿いに点在しています。
そして今回の目的は田本駅。小和田と並ぶ一級の秘境駅としてテツにはすっかり知られるようになりました。
急峻な斜面に無理やり駅を造ったような、崖にへばりついたような駅です。何度か訪れてはいますが、これまで周囲をくまなく散策したことはなく、ちょっとした冒険心に駆り立てられます。
駅前から続く唯一の道は、このような登山道のような道のみ。その意味では駅舎もあって、また廃屋とはいえ駅前に建物もある小和田駅の方がまだましかもしれません。歩いても歩いてもこんな道が続くばかりで、途方に暮れてしまいそうです。
それでも30分くらい山道を登ると、上の方にガードレールが見えてきて、田本の集落へと辿り着きました。嬉しいことに、ちょうど道路に出た所にジュースの自動販売機があり、まさにオアシスといったところです。
駅前まで戻り、今度は川の流れる下の方へと続く道を下ってみることにします。こちらも人工的な建造物の類は一切見当たらず、竹藪の中へと山道が続いています。
10分程歩くと、天竜川を渡る立派な吊橋に出ました。橋を渡るとその先はわりとまともな舗装道路となり阿南町へと繋がっているようです。つまり田本駅は、阿南町の最寄駅でもあるようです。
吊橋からの眺めです。悠然と流れる天竜川を見下ろし、心が洗われる気がします。随分といい所なのですね。ここは。
田本駅周辺がどうなっているのか、今回の訪問でやっと納得することができました。ということで、今夏の「18」旅もそろそろ終わりが近づいてきました。後はこのまま鈍行を乗り継いで真っ直ぐ帰るだけです。まだまだ、もっともっと旅を続けていたいというのがホンネではありますが。