JR東日本一帯が3日間格安の値段で乗り放題となる「スリーデーパス」を使って東北へと繰り出しました。



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東京から「はやて」を使って一気に七戸十和田へ。在来線は通ってなく、新幹線だけにできた新駅なのでなかなか来難い所でしたが、これでここも制覇です。




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かつて野辺地と七戸を結んでいた南部縦貫鉄道の旧七戸駅が、3キロくらいの所にあるはずなので、歩いて行ってみるつもりでしたが、駅に隣接している観光センターに無料のレンタサイクルがあったので、これ幸いと自転車を借りることにしました。途中、坂がありますが、電動アシスト付きなので楽ちんです。なお、このレンタサイクルは11月いっぱいで一旦終了し、来年は4月からとのこと。




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そして車がビュンビュン行き交う国道を自転車で快走すること数分、交差点を曲がった一角に、デンと構えるようにして旧七戸駅はありました。事実上の廃止から既に14年半もの歳月が流れているというのに、その風格のある造りは現役当時とあまり変わった様子は見られず、廃駅というのが信じられない思いです。




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駅構内も現役当時のままの姿で残されていて、今にも列車が入って来そうな感じです。現役時代は幾度となく訪れた所なだけに、懐かしさで涙が出そうになります。




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年内は昼間の時間ならいつでも車庫見学ができるというので、レールバスが留置されている車庫に入らせてもらいました。確かにあの時の車両で、こうして間近に接していると、次第に興奮を抑えきれなくなってきます。




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その後自転車を返してからは、バスで十和田市へと移動。来年3月末限りで廃止が決まってしまった、ここと三沢を結ぶ十和田観光電鉄が目的です。新幹線の七戸十和田駅が開業してから、十和田観光電鉄の乗客が激減したとのことでしたが、なるほど、八戸-三沢と乗り換えて来るより、七戸十和田からバスでダイレクトに来る方がずっと楽ですね。




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土・日・祭日は1000円でフリー乗車券を出してくれるようになったので、さっそくそれをゲットし、三沢まで乗ってみます。景色は平凡でさほど魅力的な路線とは思っていなかったのですが、なくなると思うと、特別な目で見てしまうようです。




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青い森鉄道の近代的な駅舎とは対照的な、レトロ感たっぷりの十鉄の駅舎。鉄道廃止後もバスの待合室として残るのでしょうか。




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途中駅の七百にも行ってみました。唯一途中で行き違いができる駅です。




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車両基地もここ七百駅構内にあり、一昔前まで活躍していた古い車両も留め置かれています。




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途中の駅で駅舎があるのも七百だけ。無人化されて久しく、中は殺風景な感じですが、それでも駅舎があるだけで落ち着きます。




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昭和レトロ満載の十鉄三沢駅は、心底癒される空間です。何となく鶴見線の国道駅ガード下に相通じるようなノスタルジー、とでも言った雰囲気でしょうか。できればこの空間だけは、この先もずっと残してほしいものですね。