ようやく「脳脊髄液減少症」という病気の存在を学会が認めてくれました。


2010年3月6日19:20のNHKニュース(http://www3.nhk.or.jp/news/k10013032891000.html )によると、

日本脳神経外傷学会が「事故の後遺症として極めて稀だが脳脊髄液減少症が起きる」と認めました。


同日に放送されたTBSの報道特集を見ていたら、

「病気の存在そのものが依然として不明・・・」みたいな印象を受けて残念な気持ちになっていましたが、

さすがNHK!


この病気に関する課題をマクロ的な視点で、きちんと報道してくれていると思います。



厚生労働省の大臣も、

「ブラッドパッチについては次の診療報酬改定(2年後)で検討していきたい」と、

ちょっと、のんびりしていますが、前向きな意見を言っていますので、


「2年後には法的な枠組みの中で治療が受けられる環境が整いそう・・・」な予感がします。



現時点では、誇大広告等により法に触れる恐れがあるため、

心ある医師も「ブラッドパッチで脳脊髄液減少症が治る」とは言いにくいでしょうが、


ブラッドパッチを受けた患者の感想として言う分には問題ないかな?



「私はブラッドパッチで脳脊髄液減少症が治りました!」



しかも、たった1回のブラッドパッチで治してもらえました。


素人の私見ですが、治し方には 「コツ」 があると思います。


1.ブラッドパッチは首から腰まで脊髄全体にしてもらう。(私は3箇所にパッチしてもらいました)

  現時点では、髄液漏れの場所を適切に画像判断することが難しいようです。

  どこから漏れているのか不明なので、ピンポイントではなく脊髄全体にパッチしてもらう。


2.治療後3カ月間は「絶対安静」を守る!

  基本的に3カ月間は「寝て」暮らしましょう。家事や育児も家族など頼める人にお願いする。

  子供への愛情は、横になったまま腕枕やハグなどで伝える。だっこはダメ!重いもの持ってはダメ!

  横になった姿勢のままで子供と遊んであげましょう。

  治療後3か月間は、一歩も外出しない。背骨に負担をかけない(立っているだけでも負担です)。

  大袈裟なくらい安静を保つ努力をしましょう。


3.治療後に生じる様々な症状は、髄液漏れを治しているサイン(良い兆候)だと考えて我慢する!

  風邪を引いて熱が出るのは、体内のバイ菌を排除するための自然治癒能力です。

  ブラッドパッチは人為的に炎症反応を起こさせる治療法なので、パッチ後に様々な症状が出るのは当然の反応(効いている兆候)です。

  痛み止めなどを飲んで、ひたすら寝て我慢しましょう。


  あとは十分な水分補給。お酒は脱水状態になるのでNGです。



以上3つが、私が主治医の治療と指導のもとで感じた「治すコツ」です。



偉そうなこと言って申し訳ありません。


でも、一人でも多くの方に治ってほしいので、あえて今の状況で書かせて頂きました。  



同じ病でも人それぞれ状況が異なるので、

この文章を読んで、ご気分を害される方もいらっしゃるかもしれません。

その方には深くお詫びいたします。