ボランティア団体はマルチ商法のターゲット? | 獸木野生Official

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Blog by graphic novelist / Movie maker Maxine-Yeasty Kemonogi.
漫画家・映画監督獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、映画AppleEyeシリーズ。
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。

AIDコラボレーターのみなさん、AIDイベントにご参加いただいているみなさんへ。

 

AIDではご参加の皆さんに安心して活動していただき、イベントを楽しんでいただくために、ガイドラインを設けて、マルチ商法など、営利や勧誘目的でのボランティア参加は硬くお断りしています(以下URL)。

 

http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~bigcat/AIDGuidelines.html#guidelines

 


 

発足して二年目、幸いAIDでは現在のところまだ被害は出ておりませんが、マルチ商法ビジネスの方がボランティア・グループに潜入する事例は多くあり、ボランティアの世界では大きな問題となりつつあります
献身的な活動が展開されている場での信じられない行為ではありますが、誰でも参加でき、いろいろな人と知り合えるボランティアの世界はターゲットになりやすく、AIDの親グループIMAや他のボランティア団体でも実際に潜入が起こり、勧誘や資金調達の舞台にされてしまった団体の報告も受けています。

 

潜入が発覚した場合は本人に通告してやめていただく他、連携している団体と情報をシェアするなどして再発を防いでいますが、大々的にマルチ商法目的を名乗って潜入する人はいないため、発見するのが難しいという難点があります。
AIDコラボレーター、AIDフレンドの皆さんが、AIDイベントなどを通して知り合った方に勧誘を受けた場合、内容のよくわからない誘いを受けて不安を覚えた場合などは、どうぞご遠慮なく運営に関わるAIDコラボレーターにご相談ください。

マルチ商法もいろいろで、潜入してくる人もちろんまちまちですが、いくつか特徴がありますので以下をご参考になさってみてください。

 

 

・どういう繋がりでボランティアに参加しているのかはっきりしない、なんとなく話したがらない
・よく知らない人なのに唐突に「相談したい」「話したい」「ミーティングしたい」などと誘う
・「活動に興味がある」と自分からアプローチするが、今までの活動経験はなく、活動内容もよくわかっていない。
・積極的に入ってくるが、実際の活動にはあまり携わらない
・意欲的に見えるのにボランティアの扱っているジャンルのことには詳しくない。
・あまり活動していないのに、積極的に参加しているような内容をSNSなどに発信する(または逆に絶対に顔を出したがらない)
・実際の勧誘では、ボランティアの活動と自分の商業活動を無理な論法で結び付けようとする(世界の子供を救うためには、ラクして儲けるビジネスが必要、など)

 

 

潜入は勧誘等で皆さんが不安や不快な思いをされるされる他、全く興味のない人が活動に参加しているふりをするため、活動を妨害され運営の大きな負担となります。
そして何より、ボランティア活動を悪用することによって、潜入する当事者たちも自分たちの世界を狭めてしまうことになります。
このような悲しく不毛な事のないように、皆様のご協力・情報シェア・連携をどうぞよろしくお願いいたします。