さとうもとき音楽活動30周年シリーズ第五弾!!『今夜も愛しあおうぜ第四夜』 幡ヶ谷36°5 | さとうもとき巨大化計画「ライブログ」

さとうもとき音楽活動30周年シリーズ第五弾!!『今夜も愛しあおうぜ第四夜』 幡ヶ谷36°5

音楽活動30周年シリーズ第五弾!!

今回はこれまでのシリーズと毛色が違って「さわやかな奴ら集めました」ということで、
若くてさわやかなミュージシャンとイベントを作り上げていくことになりました。

本日のオープングアクトはぎゅうさん。
若手女性ミュージシャンで、独自の世界観を持った楽曲なども印象的でしたが、
やはり今回は「鬼」の話をピックアップするしかないでしょう。
ぎゅうさんは妖怪の話をするとテンションが上がるそうで、さとうもときを妖怪に例えると「鬼」とのこと。
そこから鬼の説明をしていたのですが、ちょっと鬼の良くない印象の話になれば会場からツッコミが入り、
「これは鬼の話ですから」と強調すればするほど、ツボにはまっており、会場は笑いと和やかな雰囲気となっておりました。
「さわやか」というテーマのイベントだったはずですが、鬼からスタートです。

次は水野裕志さん。ライブパーティ、前回のオープニングアクト3回目の出演。
とはいっても、これまでは数曲程度の出演で、きっちり枠をもらってのライブは初めて。
水野さんは、詩のテーマが身近でも、壮大なイメージを出せる懐の深いアーティスト。
オープニングで歌った「エンディングテーマ」(ネタじゃありません)を聞くのは2回目ですが、今後も長く歌っていける名曲だと思いました。

そして、ココロネさん。今回初めてライブを見させていただきましたが、アコギ、ベース、キーボード、パーカッションの編成。
見た目は気の良いニーちゃんですが、トオルさんのボーカル力を中心に、派手さはないものの安定感のある演奏だと思いました。
MCでは「さわやか」とか言いながらメンバー間でののしり合っておりましたが、逆にその辺りがメンバー間の順調さに見えましたね。
「結成30周年を」とか言ってましたが、末永く活躍できるのではないでしょうか?

そして、さとうもときの登場。
今回は特にMCもなく「うたうたい、うたいたいうた、うたう」からスタート。

2曲目の前に「今夜一番さわやかな男」と今夜一番暑苦しい顔でアピールし「このまま終われるか」へと入っていったが、
終わったとたん「さわやかな曲など1曲もやらねぇぜ!」とあっさり撤回し、さわやかさからかけ離れた「俺は吼える」へ。
この曲では徐々に恒例となってきた「おまえらも吼えろ」と要求するあたりでさわやかさのかけらもなくなり、
新技「曲の最後に『せ~のっ』で『ワァ~ォ』と吼える」を披露して終了。
そして「さわやかだな」って自らが言ってるあたりで、真夏の夜の暑苦しさったらありゃしない。

・・・さとうもときのライブイベントにさわやかさを求められば、筆者の毒舌も度が過ぎてしまう・・・困ったもんだ・・・
・・・読者の皆様スイマセン。今度は「歌う鬼を集めてみました」というイベントにしてもらうことにします。

さて、行き過ぎたジョークはこのくらいにして・・・

元気な曲が3曲続いたところで、クールダウンに「君とすやすや」。

さて、本日はいつもに増して満員状態ですが、若手との絡みということもあって、お客様の年齢もいつもより若い。
前回の暮部さんとのツーマンでは女性が多く、このシリーズはイベントごとに客層が変わっていく、というのが面白いのだが、
演じてる本人にとっちゃ、そのたびにうまく対応していけない、試練のシリーズでもあるかもしれないが、そのあたりを今後も注目していきたい。

次の「救いの唄」は、毎年8月に歌っているさとうもときの切り札で、
世の中にある色んな問題を神様に問いかけて、自分の本当に救いになるものは何なのか?という曲。
8月は終戦記念日もあるわけですが、近年はそれ以外でも考えさせられることが多いといったこともあったせいか、
先ほどまで「さわやかだなんだ」と盛り上がっていた会場が、誰も微動だにしない空気に変わっていく。
この雰囲気の変化はこの曲の場合、これまでもよくあったのですが、これを文章にまとめることは正直難しいですね。

そんな中で「命、燃ゆる」になれば、徐々に空気は戻っていくわけでありまして、
最後には叫びだす人まで出てくるのである。と思ったら、その叫んでる人が妙に唄がうまい、と思ったら、
次回の「しぶとい奴ら集めました」に出演予定の塩川昇さんだ。
同じく出演予定のシケモクさんも会場に足を運んでくれている。
そう考えれば水野さんも前回のオープニングアクトだったことを考えると、
イベントとイベントが人と人で繋がっていっているのが、これは素晴らしい。

そんな塩川さんのアシストもあり、
会場の熱気も上がり始めたところでダメ押しに「変わる男」、
「変わりたい奴は声を出せ!」と会場を煽り、顔芸なども交えて盛り上げて、客席に飛び出す。

本日は会場にダンサーで本日誕生日のお客様がいらっしゃるというココロネさんのMCがあり、「誕生日のダンサー踊れ」と。
しかし、違う人を指定しまい、撃沈!と、思いきや、その方もノリよくワンフレーズ踊ってくれる。
そして、該当の方は2つ後ろの席におり、快く引き受けてくれて踊ってくれる。確かにうまい。
「変わる男 feat. ダンサーさん」。これには会場大盛り上がりでした。

盛り上がったところで、30周年シリーズファイナルの来年4月12日のワンマンの告知。
場所は渋谷O-WEST。500人キャパ。本人も「(来場を)頼む」と言っておりましたが、スタッフの私からも「頼む」。
詳細な告知もこちらのブログにも出したいと思います。

ラストナンバーは「歩く」
あまりラストに持ってくることは少ない歌ですが、これまでも若い方に向けて歌われることが多い歌で、
今回の共演者に対してのメッセージだったのでしょう。

アンコールは明日に向かって旅をする全ての皆様へ「旅人に問う」を唄って終了。


1.うたうたい、うたいたいうた、うたう
2.このまま終われるか
3.俺は吠える
4.君とすやすや
5.救いの唄
6.命、燃ゆる
7.変わる男
8.歩く

アンコール

9.旅人に問う


ココロネさん、さとうもときのMCにもあったが、
やり慣れていないメンバーということもあってか、
このイベントの前では打ち合わせという名の飲み会が開催されたとのこと。
そういったこともあってか、出演者それぞれのこのライブイベントを大事にする気持ちは伝わってきました。

初めは30周年記念のイベントからすると、若手と絡んでどうなるのかな?と思いましたが、

さわやかな若者に期待して「40周年もよろしくな」というメッセージなんだろう。

と私は勝手に受け取っております。