さとうもとき音楽活動30周年シリーズ第四弾!!『今夜も愛しあおうぜ第三夜~約束2マンスペシャル』 | さとうもとき巨大化計画「ライブログ」

さとうもとき音楽活動30周年シリーズ第四弾!!『今夜も愛しあおうぜ第三夜~約束2マンスペシャル』

音楽活動30周年シリーズ第四弾!!

暮部拓哉さんとの2マンライブ。

暮部さんは、「HANA」という楽曲がNHK「みんなのうた」に採用されるなど、実績も素晴らしいミュージシャンですが、
さとうもときが多摩に住んでいた頃からの長い間柄。
ライブ中のエピソードなどからみると「戦友」と言った感じでしょうか?
そんな切磋琢磨を続けた2人が、久し振りのステージに上がる、約束の2マンです。

まず、オープニングアクトとして、
5月のライブパーティにも出演された水野裕志さんが登場。
ライブ後に少しお話させていただいたが、まだ26歳になったばっかり。
メイン2人とくらべれば若手ということで、プレッシャーはものすごいものがあったとのこと。
それでも自らの持ち味をきっちり出して、イベントとして空気を暖めておりました。

そして暮部さん。筆者自身も、以前から顔をあわせればご挨拶程度の交流はあり、楽曲はYouTube等で聞いておりましたが、
今回ほどじっくりと聞かせていただくのはおそらく初めて。
私の勝手なるイメージは「貴公子」。どんなに汚れたことをやっても汚れない。
多摩時代のエピソードとして、酔っ払ってやっちゃった話をされても汚れない。
それこそ、勝手にそんなイメージを持っておりましたが、そのイメージどおりだった部分もあるし、それ以上に力強さ、表現力の豊かさなどに圧倒されました。
やはりすごい実力者。

そんな暮部さんのお客様は女性ファンが多い。
それに引っ張られてか、なぜか、さとうもときのお客さまもいつもよりも女性比率が高い。
したがっていつもとは全然違う空気でのライブ。

「あの空気をぶっ壊す」と宣言してのスタートですが、
どのような展開が待ち受けているでしょうか?

前半は新曲ラッシュ。

「このまま終われるか」は、さとうもとき本人の想いがストレートに出ており、珍しくとても短い歌。
「うたうたい、うたいたいうた、うたう」では、5月のライブパーティなどで歌ってくれた仲間のミュージシャンや往年の名ミュージシャンを代表曲の歌詞を引用し、歌うたいの気持ちを歌い、
「俺は吠える」ではサビで本当に吠える(苦笑)。これも今後はコールアンドレスポンスのネタになるのかな?

そして、本日のピックアップは「君とすやすや」。
タイトルからしていつもと雰囲気が違うが、「怖い夢を見て起きてしまったが、横で君はすやすや寝ている」とかそういう感じ。
今回の新曲も含めて「人生だ」「世の中だ」とかが多いわけだが、この曲ではかわいい日常を歌っている。
これがまたポップなサウンドで非常に心地よい。私自身もときさんの楽曲を昔から知っていたりしますが、実はこういったちょっとした日常をうまくふくらまして楽曲にまとめるのは得意なんですよね。
こんなかわいい感じはなかったですけど(笑)
本人も「いい歌だなぁ~」と照れ隠しに言っていたが、本当に良い歌。

この新曲ラッシュには、古くからの友人を相手に
今の自分の曲を聴いてもらおう、という意思が感じられます。

さて、今回のライブまでの経緯について。
付き合い自体は長いが、音楽のタイプは全然違うため、
これまでも同じイベントライブに呼ばれることはあまりなかったそうです。
今年のはじめ、さとうもときが暮部さんの家へ遊びに行ったとき、
相当酔っ払った状態で「今年は1回やろう」と約束。
それで「約束の2マン」ということだそうです。

ライブ中にも2人の付き合いにおけるエピソードがいくつかありましたが、
ここでは、出会った時のエピソードを書いておきましょう。
多摩の方にあるライブバーで店主から紹介されるように会ったそうですが、
そこでもう次の日には家に遊びに来る約束をしていたそうですが、
暮部さんはおみやげに「から揚げ弁当、しかも大盛り」を持ってきたそうです。
普通は年下は「先輩、ごちそうしてください」となりそうなのに、この気の使い方にびっくり。
2人の友情はから揚げ弁当大盛りから始まったということでした。

ライブに戻りまして・・・
この日は学生時代の同級生も来ていたということで故郷での思い出を歌った「家族で過ごした日々」、
最近は流しでもオリジナルをリクエストされることも多く、新橋の1番人気である「我、40になりけり」と続く。

ライブも終盤戦ではありますが、滅多にない女性比率の多いライブで、相変わらず空気はいつもと違う。
本人曰く「今日の女子率の高さは非常に嬉しい」とのことですが、

最後までこのまま行くか?それともドカンと行くか?
さとうもときは後者を選択!「俺の空気じゃねぇな」と観客を煽り始める!


よし、行くぞ!!のタイミングで

弦を切る・・・


あ~いいところだったのに~

それでも「我は魂で世の中を耕すものなり」の最後はステージを飛び出し、観客のテンションに合わせたのか、つぶやくような「た~まし~」。
そしたら自然に手拍子が起きる。「それだよ、それ!」とさとうもときのテンションも上がる!だいぶそれらしい雰囲気になってきた。

最後はテーマソング「愛しあおうぜ」
この曲も最後は大合唱になるのが定番だが、慣れていない本日のお客さまは遠慮がち。

そこで最前列のお客様に照準を合わせ歌うのを待っている。「みんな、この子1人に任せるつもりか」と煽り会場が爆笑に。
するとみんな歌いだすじゃありませんか?

女声だらけの愛しあおうぜ

これは今までにない光景だ。永久保存版だ。

そのまま会場の後ろまで突き進み、本日の出演者水野さん、暮部さんにサビを歌わせる。
そして、最後は出演者全員がステージに戻って、もうひと盛り上がりして終了。


1.このまま終われるか(新曲)
2.命、燃ゆる
3.うたうたい、うたいたいうた、うたう(新曲)
4.俺は吠える(新曲)
5.君とすやすや(新曲)
6.家族ですごした日々
7.我、40になりけり
8.我は魂で世の中を耕すものなり
9.愛しあおうぜ

本日は自ら主催ライブにしてアウェイな雰囲気でしたが、そんなお客さまも楽しそうな感じで終わったのが印象的でした。


ライブ終了後の打ち上げでは、幅広い世代のミュージシャンたちが集っていた。
当日出演のなかったミュージシャンが暮部さんのリクエストで楽曲を披露したりと、
それぞれの世代の苦しみなどなど、そんな話で盛り上がっていた。
まぁ途中、さとうもときの独演会の部分もあったが(苦笑)、
こういった話し合いを、今日のメイン2人は、長い間続けてきたんでしょうね。