身近なところで不動産のリースバックがスタート
3月11日
今日は、現在、私どもの不動産融資を担当していただいる、大手ノンバンクで長年担当していただいた元管理職だった方が代表者を務める会社の不動産のリースバックの話です。
不動産のリースバックとは、不動産を第三者に売却して、購入した第三者から、その不動産を借りて利用することを指します。
その目的はいろいろですが、最も多いのは、会社が本社や工場などの不動産をリースバックして、貸借対照表のスリム化を図かり、自己資本比率を高めて財務内容を良くして融資を受けやすくすることを目的としてよく行われます。
また大企業では、社債を発行する時などに高い格付けを取るためにも良く用いられる手法です。
また個人では、事業の失敗など、何らかの理由で自宅を手放さなければならないような時、継続利用を目的として、難易度は高いですが行われることもあります。
リースバックは様々な会社でサービスの提供はしているものの、今日、記事でご案内しようと思ったのは、超懇意の仕事仲間が代表者である会社がリースバックのサービスをスタートしたことです。
正直なところ、あんまりこのようなことを書くと、金融サイドからの営業を受ける機会がなくなってしまいますが、銀行も含む大組織の金融会社の場合、案件の如何だけでなく、私どもには見えない理由でNGになったりOKになったり、また、ノンバンクやファイナンス会社になると、根回しや稟議上手など、案件を成約する腕力がある担当者とそうでない担当者では、結果がまったく違います。
つまり、大組織の担当者に案件を紹介しても、その時々の金融会社の内部事情や、担当者のポテンシャルで、成約できる案件でもできないなど、安定したサービスを私どもからすればできないから、はっきり言ってビジネスにならないのです。
その点、私どもがご提供しているファクタリング同様、私の身近なところで、長年信頼関係にある仕事仲間が主体的に決裁権限を持つ会社なら、もちろん資金力などの点で上手く行かないことはあるでしょうが、NGになった理由が???だったり、場合によっては嘘の理由で断ってこられたりするようなことがない分、非常に安定した良いサービスを顧客にご提供できる可能性が高くなります。
だから、私の身近なところで不動産のリースバックが可能になったことは非常に喜ばしく、様々な局面での利用が可能になったと思います。
一号案件は、たまたま日本海側に位置する某県庁所在地にある個人の自宅、しかも豪邸をリースバックというニッチな案件です。
このようなサービスを東京の会社が行うことは非常に珍しく、対象不動産が立地も物件の状況も良かったこともありますし、高い収益性も確保できたからこその成約だったと思います。
でも、首都圏の一都三県の良い不動産であれば、有名な会社のように毎月の家賃が売却金額の最低10%などという非現実的な料率でなくやっていくとのことですので、これなら利用できると思った次第です。
リースバックのニーズがおありであればご相談いただければと思います。
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