新規で大きな額のファクタリングもできない訳ではない ④
8月15日
新規で大きな額のファクタリングもできない訳ではない ③ の続きで最終回です。
2社間契約のファクタリングを約半年して、遅延などトラブルが起きた顧客にが次の4つの特徴があると書きました。
①月商と比較して実行額が大きすぎた顧客
②事務手数料の支払いが悪い顧客
③継続性が薄い売掛金が多い顧客
④年商が1億円以下の小さな会社
今日は④の話です。
事故が年商で1億円以下に多いのは、少なくとも私どものサービスでは事実です。
この結果、年商が小さな場合が多い、個人事業主の方のご利用は非常に厳しくなりました。
個人主はのご利用は2件しかありませんが、2件とも延滞事故が起きています。
その理由は、たまたまかも知れません。
でも、考えてみれば、年商が大きな会社と比較すれば、取引額はもちろん、引先数が少ない傾向にあります。
取引数が多いと、1件の売掛先への依存率が下がります。
逆に、取引先数が少ないと1件の売掛先への依存率が上がります。
つまり、取引先数が少ない場合、1件の売掛先から入金が遅れるようなことになったり、入金がなくなった場合、会社全体への悪影響の深刻度が高く、延滞事故が起こりやすい状況と言わざるを得ないのです。
このようなことから、できるだけ年商は1億円以上の会社のご利用を前提としています。
もちろん、年商が5000万円以上あれば検討させていただきますが、この場合は特に次のポイントを中心に審査をさせていただきます。
①首都圏の会社かどうか?
遠隔地の会社の場合、事故が起きた時の対応が難しい。
②売掛先の信用度
③ご利用会社の資金繰り状況
④代表者の印象 など
年商が1億円以下の会社のご利用については、年商1億円以上の会社と比較すると審査が厳しくなります。
もちろん、ファクタリング額も1000万円以上は、たまたま1000万円以上の対象の売掛金が存在しても難しいです。
2社間のファクタリングは⇒銀行から融資を断られた経営者の皆様へ