仕事納め | 思うように資金調達ができない方へ

仕事納め

12月29日



今日は弊社も仕事納めです。

実は力を入れている主要案件何件かが、

いま山を迎えていて、

本当は休みが続くのは困る状況ではあるので、

諸手を上げて休日を楽しむ心境にないのは残念なところです。

 

実は12月のこの時期は師走と、まさに何かと忙しい時期なのですが、

私は1年の中でもこの時期は一番好きな時期でもあります。

 

さすがに、前職時代、某銀行と大喧嘩をしていて、

金銭的に厳しい状況下のこの時期は、

世間が華やかなだけに、なんで自分だけがこんなに苦しいのかと思ったものです。

でもこの時以外は子供の頃からずっとこの時期が好きなのは今も変わりません。

 

多分多くの方が、この時期はそれぞれの立場、状況によって違うとは思いますが、

少しの間は世の中の経済活動がストップするので、

ある方はゆっくり骨休めになると思うかもしれませんし、

経済的に厳しい方は、たとえば手形の決済も、

12月30日付の場合であれば1月4日まで先送りされるので、

若干はリラックスできるのではないでしょうか。

 

皆様も時々銀行のATMの前辺りで残高チェックをした後、

血相を変えて大声で入金がないいと携帯電話で怒っている人を見たことはありませんか?

 

当座預金を持ち、むやみに小切手や手形を発行していると、私もそうでしたが、

平日の午後3時前になると、預金の残高が気になり、

生きた心地がしないもので、

このことが少しの間、先送りされるだけでも、

年末年始の連休はとても助かったものです。

 

この後遺症は当座預金の心配がなくなった後も、

しばらくの間、平日の午後2時を過ぎる辺りになると、

ハッと、残高は大丈夫かと思ったもので、そのくらい本当に厳しいものでした。

 

当座預金の話になったついでに、少し当座預金にまつわる話をさせていただきます。

 

さすがに当座預金を持っていることを、

対金融機関において、信用がアップする要因だと思っている人は少なくなりましたが、

手形発行の商習慣のある業界(私にはあるとは思えませんが・・・)以外は、

当座預金を持つことをお勧めいたしません。

 

確かに、融資、リース、割賦で調達する時、

手形差し入れが条件であることがありますが、

そもそもこんな条件の資金調達をすること自体に問題があり、

このために当座預金は必要という、

本末転倒としか思えない勘違いはしないようにしていただきたいと思います。

 

現状では、当座預金を持っているメリットは何もないと思っていて、

むしろデメリットしかないと私は思っています。

 

具体的に言うと、

・当座預金がなければ、そもそも銀行取引停止にならず、倒産しにくい。

・融通手形発行の依頼を断れるし、安易に融通手形による資金調達をしようと思ってもできない。

・手形を盗まれたり、良からぬ人間による手形乱発のような事件に巻き込まれなくて済む。

・上場する時、手形の扱いの不備でNGになるようなことが、そもそも起こらない。

・印紙税が実にもったいない。

などなど、


こんなこともあって、先ほど述べたように現在において当座預金を持って手形を発行するメリットはあまりなく、

むしろデメリットの方が多いように思いますし、

事実金融機関は、必要もない会社が当座預金を持つことを歓迎していないと感じます。

 

また同一銀行内で当座預金を持つ支店以外との取引がNGというケースもあるので、

普通の会社は、本当に必要な場合以外は持たない方が良いと私は思っています。

 

少し話が年末や今年を振り返る話からそれてしまいましたが、

今年は資金調達のお手伝いの少し難しい年でもありました。

 

明らかに昨年などと比較すると、

銀行の新規取引先に対する融資についてのハードルは上がりました。

 

また、新聞記事でも読みましたが、

昨年よりも規模小さい会社に対する融資は、

積極的にビジネスローンを展開してきた銀行でさえ、

保証協会つきにしたがる傾向が顕著で、

金融庁が安易な保証協会の利用をけん制するようになったのも頷けるところです。

 

また弊社の収益の核でもあった不動産担保融資のお手伝いが、

市場価格の上昇や売り手の強気な価格設定で、

シンプルな案件が激減した年でもありました。

 

もちろん弊社では、このような傾向は折込済みであったので、

新しい方向性を打ち出して手を打ってきましたので、

来年は面白いことになると今からワクワクしています。 

 

また新規事業は万全の体制でできるよう、

来年の4月に開業するように変更したので、

これが始まればまた恐ろしく忙しい年になるかなと思っています。

 

明日は来年にぜひ一緒に仕事をしてみたいと思っている、ある国のファンドの話をしようと思っています。



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