三井住友銀行さん。いい加減にしておかないと

５月1日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

三井住友銀行が金融派生商品の押し付け販売をしたとして、

一部業務停止命令が出たのはご存知のことと思います。

４月２７日のヤフーニュースの記事は次の通りです。

［東京　２７日　ロイター］　与謝野経済財政・金融担当相は２７日、経済財政諮問会議後の記者会見で、三井住友銀行に対する行政処分について、金融庁としては、「法令と事実に基づいて極めて事務的に行った」と述べた。
　金融庁は２７日、三井住友銀行が融資先企業に金利スワップ商品を無理に購入させていたのは独禁法違反の優越的地位の乱用に当たり、適正な取引ではなかったとして、同行に対し一部業務の停止を命令した。業務停止命令の対象は、法人営業部における金利系デリバティブ商品販売業務で、停止期間は５月１５日から半年間。また、法人営業部の新設も５月１５日から１年間行わないよう命じた。　

また、お読みいただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、

匿名でこのブログに次のようなコメントが寄せられました。

本来なら記事にして良いかどうか、また詳細について確認をしたかったのですが、

匿名なので確認ができなかったことをお詫びするとともに、

この場を借りてコメントをいただいた方にもご承諾をお願い致したいと思います。

このコメントはかなり重要です。

銀行名が書かれていないので、この辺りは推測になってしまいますが、

多分三井住友銀行か、あるいは特定はできませんが地銀数行ではないかと思われます。

ただ私の得ている情報から考えると、この銀行は三井住友銀行で、

押し付け販売されているのは保険関連等の商品ではないかと思われます。

■ご注意ください

大変ご無沙汰しております。
今回は匿名とさせていただきます。
本書き込みがbhycom様あるいは本ブログに悪影響がある場合には削除してください。

ここのところ立て続けに事故？事件？がおきました。

資金調達に関して色々と検討されている方は頭に入れておいていただきたいと思います。

ここ１ヶ月ほどの間、融資申し込みの際に某銀行が次のようなことを言っているケースがあります。

この契約をしてくれたら融資を実行します。あとで解約していただいて結構です。

社長が個人でこの金融商品を購入されたら融資を実行します。あとで売却することができます。

後者は、売却を申し入れたら実質担保を理由に売却を拒否されました。事実上の拘束預金です。
前者はまだ結論が出ていませんが嫌な予感がします。

昨年問題になった金利スワップとは別物です。中小企業の弱味に付け込んだ取引です。いずれ表面化する可能性はありますが、表面化してもお金が返ってくる可能性は低いような気がします。

上記のような営業トークが出た場合には、よくよく検討してください。
匿名 (2006-04-28 01:57:21)

もし三井住友銀行でない場合は、銀行にも申し訳ないかなとは思いますが、

もし金融派生商品の問題に懲りず、

手数料収入を上げるために、こんどは別の商品を同じ手法で販売しているのなら、

プロミスのような消費者金融のローンを店内で販売する、

倫理観の欠如も極まった銀行ですから、さもあり何なのですが、

私はここまで銀行と言う企業の良心と言うか本文を逸脱したこの銀行に、

もはや経営危機を感じてしまいます。

何でこんなトンチンカンな、時代観のない経営をする経営者がトップになるのか、

少し意味合いは違うようですが、JALと同じような日本の保護行政が生んだ弊害と私は思います。

メガバンクなら、多少の批判はあっても、短期に利益確保を優先したほうが得的な、

銀行の存在の社会的意義など無関係に、

ぬるま湯体質で、ただｹﾞｰﾑの如く利益の数字の実績だけが優秀な行員がトップになるようなカルチャー。

言わば一種の反社会的組織にありがちな、

自分の組織だけのメリットに貢献できないと、トップになれないようなカルチャー。

これは本当に大問題であると思います。

この銀行はこのブログでも書いていますように、

いち早く中小企業への無担保融資を取り入れたり、

債務超過の会社への融資の商品を開発するなどなど、

数多くの顧客のニーズに合った商品を販売する優秀な企画力と行動力のある銀行で、

私はこの点については、他行と比較しても突出した銀行だと今でも思っています。

また一般行員も優秀で、決して上記のような変質的収益原理主義者だけがいる組織では決してありませんが、本来的な意味でのコンプライアンスを考えるような行員がトップになれないカルチャー。

これは本当に是正していかないと、この銀行の未来はないとさえ思ってしまいます。

企画力ある本来の融資商品の販売だけで利益を追求すれば、

多くの顧客から支持され、この連鎖でもっと優良な顧客を取れるはずなのに、

顧客のワンストップショッピングと言う意味での利便性を図るためならニーズもあるのでしょうが、

顧客が求めてもいない、顧客のニーズやメリットとは遠くかけ離れた商品を、

利益を上げるためだけの銀行の都合で、優先的地位を利用して、

融資とバーターで無理やり販売することを、

法人営業部のノルマにしているような、業績原理主義で洗脳された、

忌憚なく言って、反社会的な組織と同じような原理原則が生きている銀行と言う印象を与え、

この結果融資を受けてもこの銀行を心から支持できない中途半端な顧客を作ってしまい、

長期的にはこの銀行の利益を、恐ろしく毀損していることがなぜ分からないのか、

優秀な行員が多いだけに残念で仕方ありません。

銀行の良心とか顧客主義とか、上っ面では言っているようですが、

この点に関しては、本当に、こんな馬鹿なことを早く改善していかないと、

現代の社会は、銀行と言う独特のカルチャーで育った銀行の経営者が思うほど、

顧客の力は弱くなく、

このブログだってそうですが、

１０年前と比較しても、一般人と言うか、一般顧客の情報発信力は格段に強くなっているので、

今のようなお金と引き換えに、必要もない商品を売ることが許容されるかと言えば、

そう甘くないぞと、風評の怖さをもっと知るべきだと、

本当に評価できる部分を持つ銀行だけに、何度も言いますが残念でなりません。

このような誰が考えても、融資のセクションに、関連商品の販売のノルマを与えれば、

誰だって、今回の業務停止に至ったような事件が起こることが予想されるのに、

激しい競争に打ち勝って役員になり経営者に上り詰めたような人物が、

なぜこのような馬鹿なことをしてしまうのかと言えば、

言い換えれば、このようなバランス感覚のない人だけがトップになるのかと言えば、

私の偏見かも知れませんが、住友銀行のDNAなしでは考えられないと思っています。

この続きは又明日にさせていただきます。

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