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4月20日
昨日書いた記事に対して、非常に話を展開する上で有り難いコメントが寄せられました。
kuro-mizu 様とおっしゃる方で、その内容は次の通りです。
■上限金利
bhycomさんの仰る通りだとは思うのですが、 僕の経験上(過去に商工ローンの会社に1年近く在籍してました)お金を借りる人は(特にサラ金などから5~6社から借りている人)は病気の一種だと思います。 その人達からすれば金利云々は関係なく5千円でも貸してくれる所なら何も考えずに行動してしまうのでは? 結局何年か前にも利息が下がりましたが状況は変わっていないので僕としてはまた闇金が栄えるのではと心配しています。 これからも毎日ブログを見させて頂きます。 僕自身すごく勉強になっています(本当ですよ)
まさに昨日言いたかったことはこの部分なのです。
今は返済不能な借金に対しても平気で借金してしまうような、
いわばこの方も書いていらっしゃるように借金依存症の人が多い社会になった、
その大きな一つの原因が消費者金融の社会的な認知度の上昇ではないかとまず感じています。
今の消費者金融はテレビでイメージ広告をやり、
証券業界も何を血迷ったのか上場を認め、
以前と同じ高利貸しと何ら変わらないのに、
無人契約機をメガバンク内に作ったりするから、
以前の高利貸しと何ら変わっていないのに、いかにも安全で健全なローンを装っていて、
その社会的なポジション上昇は間違いなく消費者に勘違いを起こさせています。
返済できる見込みのない借金をする人も、もちろん大問題と思いますが、
このような状態の人にお金を貸す会社も問題だし、
多重債務者でも平気で貸す業界も問題だし、
条件や状況に関わらず、借りたものは返さないといけないと言った風潮が、
制度として存在する債務整理の利用に向わせないで、多重債務に向わせ、
結果として自殺者や犯罪者の増加に繋がっていることが問題だと思うのです。
以前、朝日ニュースターが放送するパックインジャーナルでアエラの田岡氏が言っていたので、
少し調べてみたのですが、現在の日本って、
自殺者が年間3万人以上いるそうで、
その理由を明確に分けるのは難しいようですが、
中高年の男性の経済苦による自殺者の数は1998年から急増したそうで、
それまでの自殺者総数が年間約2万5千人とすれば、
2003年は3万4千人の自殺者があったので、
この年なんかは、9千人程度は少なくとも経済苦による自殺者ではないかと思うのです。
一方ベトナム戦争の時の米兵の戦死者を調べてみると、
11年間弱で約5万6千人戦死者が出ていて、
単純に割り算をしてみると年間平均5千人ですから、
なんと今の日本は、ベトナム戦争の時の米兵の戦死者よりも、
ずっと多い数の自殺者を生んでいる国と言えるのです。
今のイラクでの米兵の戦死者も多いときで月140人ぐらいの戦死者を出していますので、
少ない月も考えればほぼ同じ程度の死者を、
経済的理由で生んでいるといっても言い過ぎではないと思うのです。
考えてみれば戦争をしている国と同じ程度の数の人が死んでいる戦争をしていない国なんて、
かなり変と思われませんか?
私なんか、東京に住んでいて、良くJRや地下鉄を利用しますが、
少しは少なくなった感はありますが、
相変わらず人身事故によるダイヤの遅れにしょっちゅう出くわします。
こんな戦争状況のような社会問題を、
借金なんて自己責任の問題だとか、
消費者金融の会社がメンバーにいない金融庁の懇談会は中立性に欠けるとか、
金利の制限はヤミ金の反映に繋がるなどと、
とても私にはそんなことを言っているレベルの話とは思えないのです。
昨日も書いた記事の中で、
全国銀行協会の会長になった三菱東京UFJ銀行の頭取が、
アイフルのルール違反問題は遺憾とは言いながら、
この消費者金融の市場はあるのだから、この市場の健全な発展にチャレンジしたいとか、
これまた脳天気なことを言っていて、
本当に銀行の経営者って、
儲かるなら何でもやるという腹の底が見えて嫌になりました。
しかし、まあ、最後に金融全体を見て、
業界として利用者の保護の自主ルールの整備に取り組みたいと言っているので、
本当に口だけではない顧客を向いた業界にして欲しいとは思いましたが・・・・。
いずれにしても、
消費者金融の問題は、商工ローンの問題や連帯保証制度など金融界全ての問題の一環として捉え、
経済的自殺者が戦争をしている国と同数なんて状況から早く正常な状態になるように、
社会問題、政治問題として考える必要があるのではないかと思います。
ですからヤミ金なんてものはもちろん論外で、
殺人未遂罪位の刑罰を課する位のことをやる必要があると思います。
儲けるのは悪いことではありませんが、
約1万人の経済苦による自殺者を出している原因になっている業界が儲かっているのは、
やっかみなどではなく、馬鹿臭く、早急に是正しないといけないと思うのは極論でしょうか?
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■上限金利
bhycomさんの仰る通りだとは思うのですが、
僕の経験上(過去に商工ローンの会社に1年近く在籍してました)お金を借りる人は(特にサラ金などから5~6社から借りている人)は病気の一種だと思います。
その人達からすれば金利云々は関係なく5千円でも貸してくれる所なら何も考えずに行動してしまうのでは?
結局何年か前にも利息が下がりましたが状況は変わっていないので僕としてはまた闇金が栄えるのではと心配しています。
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まさに昨日言いたかったことはこの部分なのです。
今は返済不能な借金に対しても平気で借金してしまうような、
いわばこの方も書いていらっしゃるように借金依存症の人が多い社会になった、
その大きな一つの原因が消費者金融の社会的な認知度の上昇ではないかとまず感じています。
今の消費者金融はテレビでイメージ広告をやり、
証券業界も何を血迷ったのか上場を認め、
以前と同じ高利貸しと何ら変わらないのに、
無人契約機をメガバンク内に作ったりするから、
以前の高利貸しと何ら変わっていないのに、いかにも安全で健全なローンを装っていて、
その社会的なポジション上昇は間違いなく消費者に勘違いを起こさせています。
返済できる見込みのない借金をする人も、もちろん大問題と思いますが、
このような状態の人にお金を貸す会社も問題だし、
多重債務者でも平気で貸す業界も問題だし、
条件や状況に関わらず、借りたものは返さないといけないと言った風潮が、
制度として存在する債務整理の利用に向わせないで、多重債務に向わせ、
結果として自殺者や犯罪者の増加に繋がっていることが問題だと思うのです。
以前、朝日ニュースターが放送するパックインジャーナルでアエラの田岡氏が言っていたので、
少し調べてみたのですが、現在の日本って、
自殺者が年間3万人以上いるそうで、
その理由を明確に分けるのは難しいようですが、
中高年の男性の経済苦による自殺者の数は1998年から急増したそうで、
それまでの自殺者総数が年間約2万5千人とすれば、
2003年は3万4千人の自殺者があったので、
この年なんかは、9千人程度は少なくとも経済苦による自殺者ではないかと思うのです。
一方ベトナム戦争の時の米兵の戦死者を調べてみると、
11年間弱で約5万6千人戦死者が出ていて、
単純に割り算をしてみると年間平均5千人ですから、
なんと今の日本は、ベトナム戦争の時の米兵の戦死者よりも、
ずっと多い数の自殺者を生んでいる国と言えるのです。
今のイラクでの米兵の戦死者も多いときで月140人ぐらいの戦死者を出していますので、
少ない月も考えればほぼ同じ程度の死者を、
経済的理由で生んでいるといっても言い過ぎではないと思うのです。
考えてみれば戦争をしている国と同じ程度の数の人が死んでいる戦争をしていない国なんて、
かなり変と思われませんか?
私なんか、東京に住んでいて、良くJRや地下鉄を利用しますが、
少しは少なくなった感はありますが、
相変わらず人身事故によるダイヤの遅れにしょっちゅう出くわします。
こんな戦争状況のような社会問題を、
借金なんて自己責任の問題だとか、
消費者金融の会社がメンバーにいない金融庁の懇談会は中立性に欠けるとか、
金利の制限はヤミ金の反映に繋がるなどと、
とても私にはそんなことを言っているレベルの話とは思えないのです。
昨日も書いた記事の中で、
全国銀行協会の会長になった三菱東京UFJ銀行の頭取が、
アイフルのルール違反問題は遺憾とは言いながら、
この消費者金融の市場はあるのだから、この市場の健全な発展にチャレンジしたいとか、
これまた脳天気なことを言っていて、
本当に銀行の経営者って、
儲かるなら何でもやるという腹の底が見えて嫌になりました。
しかし、まあ、最後に金融全体を見て、
業界として利用者の保護の自主ルールの整備に取り組みたいと言っているので、
本当に口だけではない顧客を向いた業界にして欲しいとは思いましたが・・・・。
いずれにしても、
消費者金融の問題は、商工ローンの問題や連帯保証制度など金融界全ての問題の一環として捉え、
経済的自殺者が戦争をしている国と同数なんて状況から早く正常な状態になるように、
社会問題、政治問題として考える必要があるのではないかと思います。
ですからヤミ金なんてものはもちろん論外で、
殺人未遂罪位の刑罰を課する位のことをやる必要があると思います。
儲けるのは悪いことではありませんが、
約1万人の経済苦による自殺者を出している原因になっている業界が儲かっているのは、
やっかみなどではなく、馬鹿臭く、早急に是正しないといけないと思うのは極論でしょうか?
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