震災の被害が大きかった、宮城県の仙台市と石巻市に当社の樺島取締役と行ってまいりました。
自社トラックに大量の救援物資を積み込んで。
訪問目的は、2つありました。
1.「タオル支援」プロジェクトで集まった大量のタオルやブランケット類を、救援物資として被災地に届けるため
2.被災した当社の仙台支店ショールームへの支援&スタッフへの励まし
特に、救援物資であるタオル・ブランケット類は、たくさんの美容室、エステサロン、ネイルサロンのお客様やお取引先様が集めてくださった、みんなの心のこもった品物です。
その想いを無駄にしてはいけない、一刻も早く現地に届けなければならない!との強い使命感が自分をつき動かしてくれたのです。
金曜の朝から、再開通したばかりの東北道をひた走りました。
まず驚いたのは、高速道路がかなり被災しているということ。道が割れて補修だらけで、いたるところがボコボコなのです。
ですから、猛スピード(!?)で走っていると、段差ですごいジャンプになり、頭上の荷物がドサッと落ちてきたりカーナビか倒れたりと、かなり肝を冷やされました。
そしてそんなひどい状況下だというのに、もう物凄い数の緊急支援の車がいるのです!
数多くの自衛隊、警察、救急車、そして物資を運ぶ大型トラック。
こんなにも多くの人たちが救援に向かっているんだと思うととても心強いものがありましたし、なんだか日本人の団結力の強さというか、暖かさをすごく感じたのです。
みなさんそれぞれが非常に過酷な仕事だというのに、本当に感謝し、尊敬いたします。
そして我々のトラックは東京を出て約7時間後、宮城県の石巻市に入りました。
救援物資の半分は、石巻市のボランティアセンターに届けることになっていたからです。
しかし、石巻市に入って、絶句してしまいました。
我々が通ったところは、TVで見るような海岸沿いではなく、町中だというのに、そこでも津波の爪あとが大きく残されていたのです。
今回の震災の恐ろしさが身にしみました。
ここにも普通の暮らしがあったはずなのに・・・・なぜ?
そして目の前ですごいことになっているのに、そこには、何もできない自分がいる悔しさ・・・・
でも、我々の役目はとにかく物資を届けること。
そう思い直し、道に迷いながらも、なんとか石巻市のボランティアセンターに到着。
そして残り半分は、翌日に仙台市にあるNPO法人ふうどばんく東北AGAINさんの事務所倉庫に納品しました。
写真には写っていませんが、これらの物資を入れたダンボールには、送り主であるサロンさんからの熱いメッセージが書き添えられたものが数多くあり、とても感慨深いものがありました。
届けた救援物資は、これらボランティアセンターやNPO法人を拠点として、小分けして各地の避難所や被災した民家などに届けてくれるのです。
きっとその“想い”も届くはずです。
そして最後に当社の仙台支店ショールームの報告。
津波被害こそ免れましたが、地震の影響で壁や天井が崩落。
一時はどうなることかと思いましたが、躯体は大丈夫ということで、
現在、外壁や内装を直すための復旧工事中です。
※25日(金)から営業は再開しています!
今回の出張は、もちろん震災のすさまじさも痛感しましたが、それ以上に復興に向けて支援している大勢の方々の献身的な努力にいたく感動し、胸を打たれました。
テントに寝泊りし、風呂にも入れず・・・・・彼らもとても苛酷な環境下なのです。
でも、みなさん、必死でがんばってくれています。
本当にありがとうございます!
こういう素晴らしい人たちが大勢いる日本は、やはり強いです。
まだまだいける、日本!
そう確信いたしました。