#40「THE END OF THE CENTURY 聖なるものに飢えたもの」 | 塗櫛のブログ

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そしてYJ連載中の「テラフォーマーズ」に夢中。
テラフォーマーズ感想についてはほぼ初見の勢いで書いてますので、
文章が荒ぶっています点をご了承の上お読みください。

既に公式からアナウンスが出ていますが、DVD同梱版21巻は発売延期となっております。

貴家先生長期療養とのことですが、とにかくお大事にしてゆっくり療養していただきたい。

今まで無理が続いていたのだろうし、十分に養生され、一日も早く全快されますよう。

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
※以下本誌ネタばれですのでご注意願います。
 
 
 
 
 
 
 
 
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『昏き罠…燃える憎悪…
異星の簒奪者(あくま)進軍!』
その『速達』は、あえて紙という手段にて渡された。
開封と同時にシグナルが発せられ、確実に相手がその報を読んだのか否かが瞬時にわかるシステムを備えた手紙は、燈とミッシェルを呼び出すもの。
彼ら2人と、小町小吉を引き替える為に。
『予期せぬ一報。』
日本各地で海岸から進軍してきたテラフォーマー達は、一警護のM.O.能力者及び各国の軍隊により海岸近くまで押し戻された。
その隙に民間人を避難バスにより移動させ、少なくとも最前線においては人間側がその防衛を果たしたかに思える。
だが、それだけだ。
人間同士であれば、いかなる争いにおいても落としどころと言うものがある。
それは個人同士の争いであれ、国同士の争いであれ、同じ事。
けれど、今回のこの戦いは違う。
火星から来たこの生き物には、人間同士の感覚など通用しない。
落としどころなど、有りはしない。
0か、1か。
生き残るか、死ぬか。
滅ぼすか、滅びるか。
それは遺伝子に刻まれたものであり、どれだけ知能が高くなっても、どれだけ知識を増やしたとしても、変えられるものではない。
生物の有り様を変える事など出来はしないのだ。

<祈る者>が日本を狙った理由は、宗教でも風水でもない。
かつてジョセフがローマ連邦という国そのものを作り上げたかのように、ただ己が民を守る為だけに最も適した場所を選んだ。
己が民を守る事が出来る土地がそこにあった。
それは、王としての責務。
人間の王たるべき男は、この戦いを裏で操りつつ、自らが表舞台に立つ機会を待ち続けている。
静かに、けれど決して卑怯な隠匿ではなく。
──そしてその数時間後、彼らは中国北部、ゴビ砂漠に居た。
凱将軍からの『速達』に応じ、明らかに罠であろうその地に彼らは赴いている。
燈とミッシェルの2人と、小町小吉を引き替えるというその提案に、彼らは乗る事にしたのだ。
誰とも連絡が取れず、誰からも忘れ去られた砂漠の中にある地下実験室。
そこで対峙するのは、2人ではない。
最もここに居るべきではないだろう男。
けれど、最もここに居るべき男。
自国の民を引き取りに来たと当然のごとく告げるのは、日本国内閣総理大臣、蛭間一郎。
会うべきだったと、ともに返るのだと告げる一郎と、会いたくはなかったと、この場を去れと告げる小吉。
20年互いに触れず、超えぬままだった溝を今、超えるのか。
今だからこそ超えるのか。
今だからこそ超えられるのか。

 

引きが凄すぎてもうなんかつらい。

 

・絡新婦
特に明記はされぬまま退場した多腕の力士型テラフォーマーだけれど、このカラーページを見る限りベースは絡新婦だったのかなと。
そうであれば、対峙した風邪村さんと同じベースを持っていたことになる。
糸が短かったから巣を張るタイプではないのかもしれないと思っていたのだけれど、しっかり巣を張るタイプだったようです。
風邪村さん、簡単に引きちぎっていたけれど蜘蛛の糸の強度については割と以前から描かれていたはず。
しかもまだあの時は過剰変態というか人為変態すらしていなかったような気がするけれど良いのだろうか。

 

・速達
トーヘイが博識すぎてありがたい。
日向とトーヘイの頭脳労働には期待したい。
この冒頭のシーンは#33からの繋がりになりますね。
5話分なのだけれど、間に休載が入っていたせいもあってか随分と前に思える。
600年後の世界であってもあえて紙という媒体を使用しての連絡ではあれど、物理的な媒体であるからこその利点がある。
それは開封という動作そのものが、この手紙を出した相手に既読を伝えられるという事。
もちろん悟られぬように開封することも出来るけれど、既読という行為を監視しているとも言えるこの通信手段においてそれは利口な手段とは言えない。
本来このあえて前時代的とも言える速達という手段を用いるという事は、「確実に相手に読ませたい」という意志が込められているからこそ。
電子的なやり取りが当然となっている世界だからこそ効果的な手段とも言えるのだろう。
個人的にはこの『速達』という言葉に対してサッカー的用語を当てはめられているのはちょっと嬉しい。
いや用語というよりは単語の羅列というべきかもしれませんが。
「passage」という言葉は本来直訳すれば「通路」という意味ですし。
サッカーだったらなんでも嬉しいのかといわれたら多分大体嬉しいです。
あとミッシェルさんはそろそろ締め上げてる手を放してあげて。

 

・見えぬ終わり
サムライソードさんその上着どこから持ってきたんですか?
あの防衛戦の最中、戦いとしての指示だけではなく民間人の避難に対する手配も同時に行っていた一郎の手腕。
そしてM.O.手術を受けた一警護の人間達だけでなく、連合軍とも言える各国の軍隊がオニヤンマ型のテラフォーマーを撃墜することで一度は内陸へと押し込まれかけていた防衛ラインは何とか海岸線へと押し戻すことが出来た。
けれど、その次は?
人間同士であれば、必ず落としどころというものがある。
それは個人同士の争いであっても、国同士の争いであってもだ。
争いを続け、疲労だけを溜め込むよりは互いにこれ以上の犠牲を出さぬためにと、どういう形であれ終わりを迎えることが出来る。
それは地球人という、人間という同種の存在だからこそ出来る事。
けれど、テラフォーマーは違う。
同種での争いはなく、他種との戦いしか知らない。
そして確実に滅ぼすつもりで戦い続けて来た。

人間という存在を。
かつて132話で国を持たない相手とどう戦えばいいのかという言葉があったけれど、その戦争が現実に起こってしまった今だからこそ重くのしかかってくる。
0か、1か。
生き残るか、死ぬか。
滅ぼすか、滅びるか。
二択しかないのだ。
国というものを持たず、落としどころ、などという概念すらも持たぬ生物とのそれは、その争いは果たして戦争と言えるのか。
どちらかが滅びるまで戦い続けるそれは、戦争などと言えるのか。

 

・魂の色
進化により得た知能の高さも、その知能で得た多くの知識も、人間をはるかに凌ぐその体躯も関係ない。
その身体が、その頭脳がどういう形に進化しようとも魂の色は変わらない。
言葉では、知識では、色を塗り変える事など出来はしない。
倒れた朝太郎を前にして、<祈る者>が涙を流しているのは恐怖故なのか、それとも別の感情なのか。
少なくとも痛みなどではないだろう。
奴らには痛覚などないのだから。
<祈る者>というこの個体は、あまりにも人間的であり、それ故にどうしようもなく孤独とも言える。
その魂はテラフォーマーという生物の色を保ち続けているにもかかわらず人間と同等、もしくはそれ以上の知能を、そしてその知能により他の個体とは全く違う圧倒的な知識を持ち得ている。
己が王であると自覚し、民を導くことをその使命としているような感があるけれど、それは決して同種とは分かり合えない存在。
取るに足らないはずの人間を、その手で簡単に屠る事が出来るはずの人間を屠ることが出来ず、自分が追い詰められるという恐怖。
涙を流す程の恐怖。
けれど唯一無二という存在であるからこそ、誰とも恐怖を共有できない。
#31の時にも書いたけれど、
ここまで追いつめたのだろう朝太郎は、どれほどの戦いをしたのだろう。
己が継いだ伝統を、人間の強さを、負けたままでは終わらせぬというその本能に殉ずる為の戦いを、人間の持つ魂の色を、どれほどまでに焼き付けたのだろう。
<祈る者>が人間を、人間という種が持つ魂の色を恐怖と直結させるほどの事をしたのか。
というか朝太郎の死亡フラグがこれ完遂しているのでは。
セルゲイさんのパターンだけは止めてください。

 

・日本という地
<祈る者>が日本というその地を目標に定めた理由。
まるで人間のように祈り、神の概念を持つが故ではなく。
そして風水上完璧とも言える守りを持っている故でもない。
<祈る者>にとって日本という土地が己の民を守るために最も適した土地だからという事に過ぎない。
人を守る条件を持っている土地は人が本能的に目指すべき場所でもある。
人間にとって己の血を分けた存在と、見知らぬ他人の命は決して同価値ではない。
だからこそ己の一族を、己の民を守るために最適な場所を目指す。
「最適な場所」は日本だけではない。
というかここで山壌やグランメキシコ、タイとそれなりにアネックスクルーの出身地が聖地として語られているのは何か意味があるのだろうか。
ただ、テラフォーマーは同種であればその命の価値は等しく、それどころか同種以外も命の価値は無い。
この点においてゴキブリと人間は違うものだと、強調しつつ本質が似通っているというか。
むしろ<祈る者>というこの個体が人間と似通っている、この個体だけが似通っている。
<祈る者>が同種を守るために、奴らにとっての聖地にすべく日本を目指した事、そしてジョセフが聖地を自ら作り上げたという事。
ローマというその地は、彼にとっての同種であるニュートン一族を、その協力者たちを住まわせるための聖地。

 

・王の責務
<祈る者>が涙を拭い立ち上がるその姿と、最初から王として泰然と構えるジョセフの差。
あまりにも対照的な、けれどまぎれもなくこの2人は「王」。
ジョセフは生まれながらにして王としての存在であることを自覚していただろう。
それとは対照的に、生まれながらに自分が異質な存在であることを知りながら、それ故に王として振る舞わざるを得なかっただろう<祈る者>。
敵に感情移入をするわけではないが、<祈る者>の立ち位置というのは頂点に経つが故の孤独さがあるような気がする。
己の民の為に、たった一人で戦わなければならない。
それは連綿と続いてきた人間という種族の王とは違い、たった20年しか経ていない王という立場の違いがあるのかもしれない。
公的ではなくとも、600年という歳月をかけて人間の頂点となるべく育て上げられてきた存在と、外的要因により急激に進化し、更にはその知能の高さ故に祀られ、崇められはするもののそれが本意ではないとしたら。
とはいえ<祈る者>自身が同種を導くと決めたのならば、それは人間に対し立ちはだかる事と同義。
人間に近しく、その感情を理解し、それでも人間と戦うこの個体は何を持ってその目的を果たしたと判断するのだろうか。
何を持って王は王たる責務を果たしたと言えるのだろうか。

 

・あの話
本来であれば、明らかな罠であり誰であろうとそこへ赴くこと自体が有り得ない。
ましてや、誰がその場に行ったのかという事を考えれば尚更だ。
恐らく全ての人間が止めるだろうし、実施止めただろう。
けれど、それでも彼がこの地に赴くことが出来たのは、情報としての話なのか、何かの真実なのかはまだわからないけれど、行く事を認めざるを得ない程の価値がある話をしたから。
それがどのような内容であれ、あの場に居る全ての人間が、そして恐らくアメリカの大統領すらも彼が行く事を止められない程の価値がある話。
いや、実際の所グッドマン大統領の干渉が必要なのかとは思うけれど、彼が動く以上どういう形であれ国際問題になる事は間違いないし、アメリカ軍が目的地まで彼らを連れて行くという任務を受けた以上、そこに大統領が絡むのは必須だろうと思われる。
少なくとも2国を動かす程の話というのであれば、ある程度物語の根幹にかかわるような内容なのかもしれない。
例えば、ラハブの事のような。

そして燈には伝えてあるという事は、彼の出生に関する事、親に関する事のような。

 

・小町小吉
火星で受けた肉体的ダメージそのものもあるだろうけれど、ある種の老化とすら思えるこの風貌。
火星編が終わってから、ようやく彼を見ることが出来たのに、こんなにも物悲しいその表情。
あの星で死んだのだとかつて告げた時も、同じような表情をしていたのだろうか。
個人的にだけれど、もう小吉は人為変態出来ないような気がする。
バグズ時代から薬を使い続け、戦い続け、そして火星の最後でジョセフに応えるというその為だけに、その為だからこそ肉体にさらなる負担をかけた。
かつて語られていた通り、薬を使うという事は寿命を削るという事。
人間が一生のうちに行える細胞分裂の数が決まっているというならば、彼は既にそのリミットを迎えているような気がする。
彼が自分自身に対して連れ戻すメリットなどないと告げたのは、そういう側面もあるのではないか。
戦う事も出来ない自分に命をかける価値など無いのだと、そう言いたいのかもしれない。

 

・一人または二人
これは隙を突かれるような文章を書いた凱将軍の手落ちというか詰めの甘さというか。
彼が出したであろう手紙の内容からすれば、この程度の揚げ足を取る事など一郎にすれば造作もない事だろう。
伊達に一国の首相を担っているわけではない。
しかしこの一郎の格好良さよ。
威圧感に回りの米兵が畏怖する程の貫禄よ。
かつて一郎が「日本」を護るために、北海道に現れた<祈る者>を倒すために、国民の避難を待たずに核を使用することを許可したこと、そしてその決断はおそらく苦渋という言葉では足りぬほどの覚悟を秘めていた事。
そして何より、小吉自身に対して彼個人をも守ると告げた言葉を、反故にすることなど出来はしない。
日本国民を日本国内閣総理大臣が引き取りに来る。
何一つ間違ってはいないのだ。
多くの問題を秘めていたとしても、決して間違ってはいない。
彼の信念の元に。

(3/6追記:一郎はこの日の午前中までが彼の任期だったはずだけれど、あの混乱の中再任したのか、それとも既に内閣総理大臣ではない状態でありながらブラフとしてあえて告げたのかも気になるところ。)
しかし彼はどういう手段でこの内容を知ったのだろう。
『速達』の内容を単に連絡としてアメリカに保護されている彼らが伝えたのか、アメリカが保護している以上、国同士の間で伝達されたのか。
そして一郎は燈に何を話したのだろう。
小吉を連れ戻すメリットそのものなのか。
そうであれば、燈と小吉の間に何らかの関わりがあるという事になる。
例えば、燈の親の1人であるとか。
小吉が一郎の言葉を聞いた時、少しだけ彼の表情が動いた事であるとか。
ただこれについてはかつて七星が燈に親の話を伝えた時、『そういう人間だった』と過去形で言っていた事を考えるとあの時生存していた小吉は親の候補から外れていると個人的には考えていたのだけれど、こうなるとまだ可能性として小吉が燈の親の1人であるという可能性がむしろ高くなる気がする。


・20年を繋ぎ続けた二人の対峙
ああ。
何故この2人なんだ。
何故この2人が、この状況で対峙しなければならないんだ。
バグズの裏切りから20年、互いしか共有できない存在でありながら一郎の裏切りという行為故にどうしても越えられない溝があっただろうこの2人が。
一郎は己の過去を、裏切ったその事実を20年ずっと抱えたまま生きて来ただろう。
だからこそ今総理大臣という立場になり、過去の裏切りを自分の手でどうにかしたいのだと、その決意を微塵も揺るがせることなく立ち続けてきたのだろう。
公的な立場では手の届かぬ場所すらも守るためにと一警護という組織を作りあげ、テラフォーマーという種族そのものから人間を守るために、彼は立ち続けてきたのだろう。
そうしたところで己の過去が、裏切った事実が決して消えるものではないとわかっていながら。
20年前自分が、自分たちが裏切った事により奴らに進化のきっかけを与えてしまった。
生まれた2匹の進化型は、一郎にとって共に命を懸ける親友を作り、そしてその1人を失わせた。
その裏切りは、1人の男の人生を、魂を20年にも渡り縛り付ける事となった。
それをわかっていながら、わかっているからこそ守るのだと決意したのだろう。
そしてこの場に赴いたのだろう。
全てのリスクを知っていながら、全ての危険を覚悟しながら。
今なら彼らの間にある溝を超えることが出来るのだろうか。
20年前はきっと、2人の間に深く広がっていただろうその溝は20年の間に狭まっただろう。
けれど、深さは変わらない。
そして互いにその溝を決して越えないように、かつての裏切りというその行為に触れないように、言葉に出すことは暗黙の了解があったのかもしれない。
20年前を共有できる唯一の相手でありながら、互いの間にある溝を見ないように、意識しないようにあえて必要な時以外は合わぬようにしていたのかもしれない。
何故、今になって。
いや、今だからこそ。
本当はもっと早くに会うべきだったと告げる一郎とは対照的に会いたくはなかったと告げる小吉は、今だからこそ会いたくないと願うのか。
それとも、誰とも会いたくないと思っていたのか。
火星で死ねなかった自分は会う資格がないとでも思っていたのか。
それは彼のエゴに過ぎず、周りの人間達が彼の存在を切望していることすら拒絶している。
殻が固い、と凱将軍が言っていたのは、ある意味こういう彼の頑なとも言えるその思考にあるのかもしれない。
きっと、彼にとって世界は不要なものなのだ。
生きる事すら誰かに任せたいと思っている。
それでも共にあるべきだと、帰るべきだという一郎の想いは、その殻を破れるのだろうか。

 

・聖なるものに飢えたもの

ようやくショックからちょっと落ち着いて頭が巡るようになったので追記するのだけれど。

今回のタイトル、『聖なるものに飢えたもの』は話の内容的には当然<祈る者>の行動原理を指している言葉ではあるけれど同時に小吉の事も指しているのではないだろうかと。

火星を聖地と思い、アネックス計画という人類を救うための計画をある種踏み台にしてまでそこに行きたいと願い、そしてその願いを叶えた。

けれど火星は聖地ではなく、彼が見た夢は都合のいい夢に過ぎず、求める聖地は何処にもない。

いや、有りはするけれどそれは常世に無い事を彼はもう知っている。

誰よりも聖地を求め、けれど誰よりもそこから遠い人。

いつまで飢えをごまかして生きて行けるのか、それとも飢えて死ぬつもりなのか。

死ぬ時こそ、その飢えが満たされるのだと彼は気付いているからこそ、生きる事すら誰かに任せて死を待とうとしているのか。
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貴家先生が病気療養という事でこの引きでありながら半年ほど待たねばならぬ苦行。
というわけでしばらくはこのブログもお休みになりますね。
こればかりは仕方ない。
正直ただ感想を書かせていただいているだけの、ある意味他人の褌で相撲を取っているような存在の自分でも5年書いていると時々息切れするような錯覚を感じることもあるぐらいなので、作品を生み出す側の貴家先生の負担たるや私なぞには想像もつかないものでしょう。
先生のお体が第一なので、最初にも書いたけれどじっくりと休んで再び熱い展開をお待ちしております。

 

しかし今週は色々なことが詰め込まれていて、もっと書かねばならない事がたくさんある気がするのに正直ショックが大きくて深く考えられない自分もいる。
出来れば少し寝かせた後に改めてこの記事を書き直したいなとは思っているのですが。
きっと、足りてない。
もっと考えなければならないことがあるはず。
ひっそりと編集し直されていたら何か思いついたんだなとそっと見守ってください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤンチャオが余りにも小物っぷりを極めすぎていていっそ安心しました(拳を握り固めながら)。