いよいよデビュー!!~ボールの繋がり~ | シンガポール「流学」記

いよいよデビュー!!~ボールの繋がり~

僕が所属するGFAのコーチであり、同じ家に住む同居人であり、
今年からGFAと提携したシンガポールサッカーリーグ2部に所属するEUNOSの選手である、
中武駿介(たけ)がいよいよ、次の試合からEUNOSの選手として登録され、
デビューを果たします。

ここまでたどり着くのに、いろいろ紆余曲折あり、
たけも非常に不安な毎日だったと思います。

たけには本当に頑張ってほしいし、
絶対プロサッカー選手になってもらいたいです。
そのために僕ができることは本当に少ないですが、
出来る限りのサポートをしていきます。


そんなたけと僕が出逢うきっかけになったのは、
やっぱり“ボールの繋がり゜から。
沢山の人との繋がりからここまでたどり着きました。
本当に感謝です。


それは、僕が大学2年生のころまでさかのぼります。。。

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1、星緑とも(上田コーチ)との出逢い

大学2年生のときに、日本に住んでいる難民の方々とサッカーを通じて交流する

「世界難民の日フットサル大会」というイベントの企画に参加した。


そこに、星緑(みどり)という子と
同じグループで作業をすることになった。

ちなみに、GFAで以前インターンをしていた上田コーチ(とも)も同じグループだった。


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一緒に活動していく中で、仲良くなり、みどりの弟たちは双子でともに似ているということを
みどりがずっと言っていた。


すごく似ているということで、写真を見せてもらったのを覚えている。
(結局あんまり似ていなかったが。。。)


彼らは2人とも横浜Fマリノスユースで活躍しているとのことだった。
「将来プロになるんじゃない!?紹介して!!」と言ったことも覚えている笑



ただイベント終了後はみどりともとは連絡はほとんど途絶えてしまっていた。。。


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2、WaKiP・旅行会社の渡邊さん鎌田さんとの出逢い、スマイルプロジェクトにみどりが加入



学生時代、スマイルプロジェクトといって、日本でフットサル大会を主催して、
その収益で途上国(ネパール)でもサッカー大会を主催して、
現地の人々ともサッカーで交流する団体に所属していました。


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現地ネパールに行くことになったときに、
メンバー全員分の航空券が手配することができませんでした。。。
困ったときに、僕が当時お手伝いしていたNPO法人Wakipというこれまた、
サッカーで社会貢献しようという団体に旅行会社の渡邊さんという方がメンバーにいました。
(*現在はWakipは存在しません。)
その方に相談して、航空券をとってもらうことに。


期日が迫っていたので、いい条件のものがなく、僕ともう1人のメンバーだけ、
帰国の際にネパールからインド経由で10時間以上待ってから日本に帰国するという便を
なんとか手配してくれました。





インドでの10時間は本当に退屈でした。
空港からでれないのだから。。

僕はもう1人のメンバーと相談して、誰か日本人に話しかけようということにしました。


同年代の女の子が1人でいたので、話かけてみることに。。。


その子は鎌田さんといい、
インドでボランティアをしてきた帰りでした。

お互い仲良くなり、ネパール・インドで撮った写真を見せ合うことに。


すると、その写真にみどりが写っているではないか!!


鎌田さんみどりは同じグループでボランティアをしていたそうです。




日本に帰って、そのことで本当に久しぶりにみどりに連絡を取りました。
ひさびさに会うことになり、僕が所属していたスマイルプロジェクトの話をしたら、
興味をもってくれて、一緒に活動をすることになりました。


学生時代、共に頑張った仲間として、みどりとは一生の友達になりました。
以前、シンガポールにも遊びに来てくれて、僕のブログにも登場しました。


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「星、来星」

http://ameblo.jp/betterlatethannever/entry-10978615879.html

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3、上田コーチがGFAでインターンをすることに

2011年の年末、シンガポールに来てから初めて日本に帰国することに。

その際に、GFAでインターン生を募集していました。


とも(上田コーチ)とはともの友達がシンガポールで働くということで相談をうけ、
事前に連絡をとっていたんです。

インターンの話を少ししたら興味をもってくれて、
一時帰国したときに会って話しを聞いてみたいということに。



僕としては、一時帰国で時間がないので、
なるべくいっぺんにいろいろな人と会いたいと思い、みどりもその場に誘いました。


ともと会社の仕事内容を話すなか、みどりにも会社でSリーグのトライアウトのサポートも、弟たちが興味あったら教えてあげてよと伝えました。


双子の弟たちは横浜Fマリノスユースから
それぞれサッカー推薦で法政大学と神奈川大学に進学していました。

そして、とも(上田コーチ)はこれをきっかけにして、シンガポールに来て、
GFAで3ヶ月間インターンすることになりました。


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4、みどりの弟の大学サッカー部のキャプテンからの連絡


一時帰国してから約1年後、久しぶりにみどりから連絡がありました。

みどりの弟の神奈川大学のサッカー部の星広太くんの先輩でキャプテンである、ナカタケシュンスケという子がシンガポールリーグに興味があるということで連絡先を教えていいかということでした。



もちろん、OKという返事をし、そのナカタケシュンスケくんからもすぐに連絡がありました。
ちょうどそのときに、日本から数名の選手がSリーグにトライアルにきていたのですが、
あまり芳しくない状況。どこのチームも外国人枠がほとんど埋まってしまおうかという状況でした。


なので、かなり厳しい状況であることと、GFAで提携予定だったEUNOSというチームがあり、プロではないが働きながらプレーするという環境は用意できるかもしれないよ。という情報を伝えました。


ナカタケくんからはすぐに連絡があり、この厳しい状況にも関わらず、
一度、シンガポールに来たいということになりました。


シンガポールに来て初めて知ったのは、彼は就職が決まっていたにも関わらず、
内定を辞退してサッカーにかけているということ。


「こいつ、本気なんだな!!」というのが、伝わってきました。

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僕が紹介できるのはここまでですが、
それからも本当に紆余曲折あり、ようやく今にいたります。
本当にいろいろな方にサポートしてもらいました。



・もし、みどりとも(上田コーチ)に出逢っていなかったら。。。

・もし、鎌田さんにインドで話しかけていなかったら。。。

・もし、渡邊さんがインドで10時間待ちの過酷な航空券を手配してくれてなかったら。。。

とも(上田コーチ)がもし、GFAでインターンをしていなくて、みどりにSリーグのトライアルの話をしていなかったら。。。


・もし、みどりの弟がナカタケシュンスケくんにその話をしていなかったら。。。


「僕はたけに会うことはなかったと思います。」



そして、何より中武駿介が「サッカーを続けたい、プロになりたい」という強い気持ち、信念がなければ、ここまでたどり着きませんでした。




本当にいろいろなのおかげでここまでたどりついたので、
その人たちに感謝する意味でも僕は中武駿介を応援せずにはいられません。

まだ、中武物語は始まったばかり。




彼のプレーを、ぜひ会場に見に来てください。


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「No TiTle」

http://ameblo.jp/frombukittimah/entry-11546538328.html