Kampyle、ユーザ投稿フォーム管理プラットフォームとサイト分析を統合
Roi Carthy
2008年7月29日
http://jp.techcrunch.com/archives/20080728kampyle-ties-user-feedback-to-website-analytics/


KampyleがGoogle AnalyticsおよびNuconomyに閲覧者からの投稿を管理するプラットフォームを統合し、フィードバックとウェブの分析を並列して行えるようにした。


Kampyleが5月に投稿管理プラットフォームを立ち上げてから、1,500のウェブサイトに組み込まれ、合計100,000のフィードバック投稿を受け取っている。Kampyleによると、小さなサイトでは1日平均で1-5のメッセージを受け取り、中規模では20-30、大規模氏後では50-1,000のメッセージを受け取るという。Kampyleの管理システムは、フィードバックの扱いを効率的に行わなければ、せっかくのメッセージを無駄にしてしまうことになる大規模サイトでもっとも効果を発揮する。


Kampyleも、自社プラットフォームをウェブサイト分析に統合するアイデアをユーザからのフィードバックによって得たという。Google AnalyticsとKampyleのダッシュボードを2つのタブで開いて利用していることを認識したのだ。サイト自体とユーザからのフィードバックの分析を同時に行うことにより、サイト管理者は利用パターンをより細かく把握し、技術的ないしユーザビリティに関する問題を素早く認識できるようになる。また、統合化することで、ABテストや新規ページの追加等の変更がユーザ行動にどのように影響するかのも把握しやすくなる。


Google Analyticsとの統合はグリースモンキースクリプトを利用して行っている。つまり管理を行う側でFirefoxのアドオンをインストールしておく必要がある(他のブラウザは現在のところサポートされていない)。次世代ウェブ解析プラットフォームを標榜するNuconomyとの統合は、双方ともにYossi Vardiの出資企業であることもありより「綺麗」な方法で行われている。双方で内部的なAPIを用いて特定ページに関わるフィードバックメッセージを閲覧し、また当該ページに関連するページとの連携や相互作用に関する分析をNuconomy上で行うことができる。

機能統合に加え、Kampyleはフィードバックフォームを60もの言語に対応させた。英語で作成したフォームを、直ちにフランス語、ドイツ語等、他の言語で利用することができる。カスタマイズできる範囲も、カテゴリー、サブカテゴリー、配色、アイコン、ボタンスタイルなどに広がっている。