Coghead、アフィリエイト・プログラムをスタートしプラットフォーム戦略を続行
http://jp.techcrunch.com/archives/coghead-pursues-platform-strategy-with-launch-of-affiliates-program/


2007年12月12日
Erick Schonfeld

他社がクールなアプリを構築するために利用するようなプラットフォームになりたい、とシリコンバレーのあらゆる企業が望んでいる。顧客獲得の最も簡単な方法だからだ。DIY的でウェブベースのビジネス・アプリ構築ツールであるCogheadもそうだ。今日(米国時間12/11)、同社は独自のアフィリエイトプログラムを正式にスタート。ソフトウェアディベロッパーがCogheadを利用してエンタープライズアプリを制作できるようにし、カスタマーに再販可能にする(同プログラムは、2006年10月にスタートして以来プライベートベータだった)。Cogheadはアプリをホストし、ディベロッパーに通常価格$49ドル/月額(5ユーザー)の15パーセント分をディスカウント。ディベロッパーは、ソフトウェア・プロダクト・マネジャやフラワーショップのオーナーなど多様な顧客に向けて、カスタムアプリを構築、課金、差額が手元に入るという具合。Cogheadが、バックエンドの管理と請求関係も担当する。


Salesforce.comのAppExchangeと全く同じビジネスモデルだ(一方、SalesforceはCogheadのカスタム・アプリの領域に9月に開始したForce.comですでに進出しつつある)。Cogheadは他にもZoho Creator、Dabble DB、WyaWorks、LongJumpなどとの競争にも直面している。オンラインデータベース/アプリ制作市場は、多数の企業の参入で混み合ってきている。そして、ほんの一、二のプラットフォームのみが存続していける余地がある。Salesforceはすでにその一つ。もし、Cogheadが、エンタープライズ向けウェブアプリを他の競合サービスに比べて簡単に開発でき、支持者を得ることができたら、誰もが望んでいるプラットフォームとしての地位を確立できるだろう。今後の展開に注目したい。

Cogheadを利用したことのある人はいるだろうか? 他の競合サービスと比較してみてどうだろう? ぜひ、コメントをお願いしたい。

(翻訳:Nobuko Fujieda)