注目の記者会見でしたが…… | ベストカープラスのブログ

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先週金曜日の20日に都庁で行われた舛添都知事の定例記者会見。なんとなく予想はしていたものの、記者側から放たれた数々の政治資金流用疑惑への質問に対し、「厳しい公正な第三者の弁護士、専門家による第三者委員会での調査を依頼している」と繰り返すばかり。

これはもう逆の意味で「見事」としか言いようのない、あきれ果てた前代未聞の記者会見でした。どんな質問に対してもまるで壊れたテープレコーダーのように「厳しい公正な~」を繰り返し、記者たちの失笑を買う始末。この会見でのあまりの中身のなさに途中、激怒した一部の記者は指名されていないのに、「こんな記者会見になんの意味があるんだ!!」と起立し、激高して抗議しておりました。

そのいっぽうで、舛添都知事は自ら辞職する意向はまったくないらしく、「多くの都民の皆さんから厳しいご批判、ご指摘をいただき誠に恥ずかしいかぎりで慚愧の念に耐えない。ご迷惑、ご心配をおかけして真摯に反省している。全力で仕事をすることで信頼を回復したい」とこれもまた同じ言葉をひたすら繰り返すばかり。

自分の言葉では疑惑に対してまったく説明する気はないのに、なんだかお詫びの言葉だけ丁寧に口にされても……ねえ。今後の自分の出処進退については第三者委員会での結果が公表されてからと言い張るのみでした。

でも、舛添都知事が自分で選んだ専門家による第三者委員会での結果をもとに結果を公表するといっても、舛添都知事本人に有利な内容になるとしかもはや思えませんが……。あ、その際の専門家にかかる費用ですが、舛添都知事は「もちろん私が払います」と胸を張ってドヤ顔で答えてましたよ。そんなもん、当たり前だろって(笑)

前回も書きましたけど、ワタクシの東京マラソン2015完走証に記されている彼の名が妙に空々しく見えてしかたがありません。

(ナベ)