「我慢強い」と言われて | ~応援家・放射線技師 小山田薫のブログ~ 自分を知り、自分を大切にし、笑顔あふれる人生を楽しむ

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我慢すること、我慢していることはありますか?
ケーキ
 
秋、梨にブドウ、栗、柿、りんごと美味しい果物がたくさん出回りますよね。
 
ハロウィンに合わせた、がぼちゃを使ったスイーツも、どれも美味しそうです。
 
「ダイエット中なので、甘いものは我慢!」と、心に決めても、つらい季節ですよね。
 
 
我慢という言葉は、
 
「感情や欲望のままに行動するのを抑え堪え忍ぶこと。辛抱すること。」
 
(「大辞林 第三版」より)
 
「我慢強い」などと良い意味で使われることが多いですよね。
 
 
でも、仏教語においては、あまり良い意味ではないようです。
 
思い上がりのことを「慢心」といいますよね。
 
仏教では、そんな人間の高慢な心を七つあげて「七慢(しちまん)」と称しています。
 
1.慢(まん)
 
他と比較して自分は優れていると心を高ぶらせること
 
2.過慢(かまん)
 
自分と同等の人に対して自分の方が優れていると思い高ぶること
 
3.慢過慢(まんかまん)
 
自分より優れた者に対して、自分の方がより優れていると自惚れ、相手を見下すこと
 
4.我慢(がまん)
 
自分に執着しておごり高ぶること、自惚れること
 
5.増上慢(ぞうじょうまん)
 
悟ってもいないのに、悟ったと思うこと
 
6.卑慢(ひまん)
 
はるかに優れている人と比べて、自分は少ししか劣っていないと思うこと
 
7.邪慢(じゃまん)
 
徳がないのに徳があるようにみせること
 
 
「我慢」は、元々は仏教用語で、自分に執着することからおこる慢心を意味していました。
 
それが「我を張る」などという意味に変わっていき、しだいに「耐え忍ぶ」「辛抱強い」を意味するようになったそうです。
 
「我慢強い」というのは、長所として使われることが多いですが、「辛抱強い」とか「忍耐力がある」と言った方がいいかもしれませんね。
 
とはいっても、「食べたいものを辛抱する」はピンとこないから、やっぱり「我慢する」ですよね。
 
日本語って、難しいですね。
 
だからこそ、おもしろいんですよね。
 
気になった言葉シリーズ(?)でした。
 
言葉だけでなく、いろいろな難しいモノゴトを楽しんでいきたいですね。

今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
 
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