行政はもっと伝える努力を、住民はもっと知る努力を。 | ふにゅのブログ

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ブログは主にアルコール関連問題、日本の歴史や伝統文化、神社・仏閣を参拝して感じたことなどを書いています。

この度の豪雨で被災された皆様方に心よりお見舞い申し上げます。
 
京都市も山や河川に囲まれた地域ですので、大雨などで天候が崩れると、市内に住んでいる私も土砂災害や河川の増水、氾濫の危険性というものが気になります。
 
それも、子どもの頃から母に「京都は水がめと言ってね、地下水が豊富で、その地下水がこんこんと湧き出すところがいくつもあるのだけれど、周りが山で囲まれているから、夏は暑くて、冬は寒いのよ」と聞かされて育ったので、学生の頃にそれが盆地だということを学びましたが、その地下水のことがずっと気になっていたので、京都に住むようになってから自分の住んでいる町のことなどを調べてみると、京都には琵琶湖にほぼ匹敵するほどの211億トンもの地下水があるということを、関西大学学長 楠見晴重氏のコラムや、そのことを書いている方の記事を見て知りました。
 
そこで、琵琶湖の貯水量が275億トンで、京都の地下水が211億トンということを知ることで、巨椋池が自然と湧き出た「京都水盆」の地下水で出来ていたということや、何故、京都の都が千年もの間、桂川、加茂川、高瀬川といった大小様々な河川による水害に悩まされ続けたのかということを理解することが出来ました。
 
また、今回の豪雨で住宅地が冠水した岡山県倉敷市真備町のハザードマップは、倉敷市の行政が被害に遭った地域とほぼ同じ浸水域を想定していたという新聞の記事を見て複雑に思うこともありましたので、そこで気になったのは、皆さんの住んでいる地域にもハザードマップがあるということを、意外と知らない方も大勢いるのではないかということです。

 

京都は日本有数の観光地でもあるので、3年連続5,500万人を超える観光客が訪れているという統計もあります。

 

その京都市は観光にも力を入れていますが、防災に関して「もっと伝える努力をした方が」と思うこともありますので、市内にお住まいの方たちも、観光で訪れる方たちも、安全面を考えた上で迅速に避難をすることが出来るように、こちらでもハザードマップのことを紹介しようと思いました。

 

画像は京都市情報館のスクリーンショットで、そこにハザードマップが掲載されています。

 

水災害編 北区版
左京区版
東山区版
山科区版
右京区版
右京区京北版
西京区版
伏見区版
全区 水災害編 (情報面)
 
いずれも画像も 京都市 : 土砂災害により被害のおそれのある箇所について 京都市情報館 からPDFをダウンロードできます。
 
こちらは、上京区が載っているハザードマップです。
 
 
北区
上京区・中京区
左京区
東山区・下京区
山科区
南区
右京区
右京区(京北)
西京区
伏見区東部
伏見区西部
全体情報
※全体情報が京都市防災危機管理情報館のものではなかったので再掲載しました。
 
こちらの画像も 京都市防災危機管理情報館 防災ライブラリ からPDFをダウンロードすることが出来ますので、出来るだけ多くの方に、ハザードマップのことを伝えて頂けると、減災にも繋がるのではないかと思います。
 
こちらの写真と動画は8日に撮ったものです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
渡月橋を映しているライブカメラ
 

この日は規制線がまだ張られていましたが、外国の方が規制線を乗り越えて記念写真を撮っていたのを見て複雑になりました。

 

 

自分の住んでいる町のことを調べるというのは大事なことですね。