女子ゴルフの今季メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は9日、
奈良県吉野町のグランデージGC(6601ヤード、パー72)で開幕。
有村智恵(22)日本ヒューレット・パッカードは前週、石川遼の試合をテレビ観戦し、
攻めの気持ちを思い出したという。
「遼クンのいいイメージを持って頑張りたい」と8日、メジャー初制覇へ意欲を見せた。
有村は前週のゴルフ5レディースを休み、週末は男子のフジサンケイクラシックをテレビ観戦。
最終日の18番で、石川がフェアウエーバンカーからの第2打を1・5メートルにつける
スーパーショットでプレーオフに持ち込み優勝した。
「あんなミラクルが起きるのかと驚いた。
思わず鳥肌が立った」と感動した。
同時に、自分のプレーを見つめ直す、いいきっかけにもなった。
今季は4月のスタジオアリス女子オープンで優勝したが、その後は8度、トップ10入り
するものの2勝目に手が届かない。
「最近は積極的にピンを狙う気持ちが足りなかった。私も遼クンのようにここぞという場面で、
ああいうショットを打てるような選手になりたい。
同業者にも鳥肌を立たせるようなゴルフをしないと」と大いに刺激を受けた。
今大会に備えて月曜からコース入り。
本番を想定して、バンカーや深いラフからのショットに時間を割いた。
この日は同郷・熊本の先輩、上田桃子と9ホールを回り最終調整。
「面白いドラマが生まれそうなコース。私も遼クンのようなドラマを作れるように頑張りたい」
とメジャー初制覇に照準を定めた。
勝てば生涯 獲得賞金も3億円を突破する。
現在、賞金ランク9位。
初の賞金女王へ「ここからが勝負」と気合を入れ直した。
【デイリースポーツ】