さっぱりな物ばかりだったような、この正月・・・・油切れしたような状態になり、いざ天丼を頂きに。しかし頼んだ物は、天丼とも言えるが精進丼。もっとも最近の「天國」の評判丼の様・・・・。
そんな銀座八丁目の「天國」・・・・凍りそうな寒さはゴルフ場では我慢が出来るが、こと銀座ではもう勘弁と熱燗で暫しの暖。
かなりの上等物な丼にて登場の「精進丼」・・・・さすが天國といえるが、一頃と比べても行く分値段が安くなっているように感じる。新商品を考案して、なんとなく値段を下げて客層を引っ張る。伝統品はそうは値段は変わらない。つまり新商品や看板にこそ目玉が有るという具合・・・・福袋の様な丼。
なんとなく季節の精進物が上部分を締めて油所望を満足させる。さらにはこの隠れた天ぷら共の下に芝エビのかき揚げが隠れているのです。
油もの補給を主体と考えての天ぷらだけを一人前、丼の蓋にご飯を分けて頂いた。こちらは品よく並べられている、魚介が中心でバランスは好都合といった感じ。
銀座の「天國」・・・・久々どころではなく何年振りのお邪魔様・・・・十分に満足させていただきました。
天國も天国と書くとちょっとチョッと変、もろにあの世の天国になってしまいそう。銀座とか天ぷらとかが冠されて天丼の天國だとなる。
「ギンブラニ テンプラ テンクニノ テンプラ」・・・・これは昔から天國がやっている、ロゴになっている様なフレーズ。「銀ブラに天ぷら」・・・・だが、これを分かるのはジジイとバアサンだけの様な気がするが、カタカナだけと言う所が電信文の様で意味が深い。
このような、超古臭い洒落を使っているところが銀座らしいいいところ、今時洒落にもならない物だからこそ洒落れる・・・・これも駄洒落かな。
銀座のいいところは、何でもかんでも古い物は大事にするところ。
銀座の名店に行くと大事にされる代名詞・・・ジジイ。
銀座に進出の新参店・・・・よーく、見習って。