「シェエラザ-ド」 & 名作前の隠れた迷作 & 浅田が見える作品
Theme: 書籍・社会・評論浅田次郎の「シェエラザード」上下巻含めて700ページ、今時は長い物は嫌われる、でも裏を眺めれば10年以上も前の作品。この頃までの浅田の作品には、今時のヒットする中国の清朝末期をイメージするものは感じられなかった。この作品を書いた後に、浅田は中国に何を感じたのか・・・・それを垣間見えるが如くの、狼煙を見た感じになった。
ストーリーを読み終えてからの感想としては、誰もが時代をとらえた名作ではないかと感じるだろう・・・・ここまで時代の史実に照らして、一つの仮説に遊ばせる、ここに書き手の拘りがあって面白さがある様な。
今、私は、これがひょっとしたら事実であって、新たな昭和の大戦の悲劇に隠された何かではないのだろうかと・・・・その何かとは何か、それは夫々の読んだ後の宿題である。
「よォそろォー」・・・・このフレーズ、海の男なれば誰でも知っている時代を超越した名句だ。浅田の書いたこの作品に隠された色々が、全てこの「よォそろォー」に隠れているし、集約されている。
アバンギャルドな・・・・浅田次郎の経歴。
自衛隊に居ながら・・・・超否定主義者ではないかと。

























