大願成就 常念岳 | 根性なしの山登り

大願成就 常念岳



根性なしの山登り


                                                 (2011年10月)



7月に穂高 に登ったときに友人の玉さんが放ったあの一言


「秋は常念に登ろう。」が早速実現することになりました。


なお今回も友人のたーさんは欠席となりました。



根性なしの山登り



一の沢コースを登ります。


乗越にテントを張っての往復です。


時間的にも余裕があり、まったりとした山行が楽しめそうです。




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山ノ神。


鳥居を見たら無視するわけにはいきません。


二礼二拍一礼で安全な山行を祈願いたしました。




根性なしの山登り



このコースは道標がしっかりと整備されており


どれぐらい歩いてきたか分かり易いです。


標高で言えばおよそ200M登る毎に現れるという感じかなあ。




根性なしの山登り



そうそうタイトルの「大願成就」は


勿論この山に登りたかった玉さんのことですが


少々仰々しいかとは思ったのですが


後の玉さんの一言からつけてみました。




根性なしの山登り



このコースの前半部は淡々と緩やかな沢の淵を歩いていくイメージです。




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ここで登山道は沢を離れて斜面を登りだします。


今まで緩やかだった道が急登となるので、ちょっと体が辛いです。




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あっという間に沢から離れて


このような高度感のあるトラバース道を進みますが




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またすぐに沢も高度を上げて道に追いつきます。


最終水場で水を確保して重くなったザックを背負い


最後は尾根を登っていきます。





以前に この一の沢を舞台にした 「今だ下山せず。」という山岳ノンフィクション読みました。


遭難というものの実態がリアルに記されておりました。


未だに心の中に残っております。


(雪山の話で私達の山行とはあまり関係ないですが)




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尾根を登っていくと左手に常念岳が望めるようになります。



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常念乗越直前に玉さんに


「心して景色を見るように。」と声をかけます。


声をかけておかないと


あまりにも素晴らしい北アルプスの景色に吃驚して


心臓発作起こすのではないかと思いまして・・・


でも要らぬ一言だったかもしれません。




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目の前に槍穂の稜線が現れます。


天気良いと最高ですね。




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テントを設営後、玉さんが1時になったら常念に登りにいこうと言って昼寝。


今まで働き者の玉さんが昼寝をしているのを見たことがなかったので


玉さんも疲れることがあるんだと、ちょっと一安心致しました。


で、1時過ぎても玉さん起きません。


私は以前に常念は登っているので、別に本日どうしても登りたいわけではありません。


疲れているところを起こすのも人としてどうかと悩みましたが


起こさなかったら殺されるだろうと思いまして・・・1時半山頂へ向かいます。




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起きたらこれまた元気がいいんだ。


どんどん先に行ってしまいます。




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中央に私達のテントが豆粒のように見えます。


乗越から山頂までは標高差で400Mぐらいですかね。



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前常念岳の分岐点。



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山頂が見えてまいりました。



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左手には前常念岳と安曇野の街が。



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頂上到着。



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まずは槍ヶ岳の絶景。




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そして蝶ヶ岳からの縦走路。



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穂高連峰。 神々しい。



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中央に大天井岳。 その右手には燕岳。




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モノクロで槍ヶ岳を撮ってみました。




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そして穂高。 荒い粒子がいい感じを醸しだしています。



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いやあ景色を堪能しました。

特に玉さんはご満悦な様子。


「今までに北アルプスでこんな景色はみたことない。」とか言って


喜んでおります。


確かに今回は天気に恵まれましたが


「今まで何回も見てます。」 って心の中で思っておりました。





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そして極めつけの一言、


「もう今年はbenoに我儘言わないから。」


・・・ って私はあなたの親でもありませんし、


別に駄々こねられたこともありませんから。


でもそれだけ喜んでもらえればこちらもうれしいものです。




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暮れゆく槍ヶ岳三題でした。





2日目



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日の出はきれいに見ることは出来ませんでした。




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これから常念に登る者、縦走路を行く物


登山者が各々出発していきます。


私達は下山します。




秋のいい山でした。