こんにちわ ゆうじです。

縄文杉登山のつづきです。
屋久島へは、芸能人もたくさん来るそうです。
テレビ放映のためのもあるし、プライベートも両方あるみたいです。
ガイドさんの話だと、テレビもハンディカム使ってるのであんまり気づかれないらしい。ローラや福君のガイドをしたことがあるらしい。
プライベートで、屋久島に来る理由は、ここまでは週刊誌も追ってこないかららしい。費用もかかるし。

山の中ですが、途中空が覗いて、近くの山(屋久島では、○○岳)が見えます。
こんなに天気がいいのは、ほとんどないそうです。道沿いに同じ写真が飾ってあるけど、ほとんど見れないから、置いてあるのも霞んだ写真にしてるとか(笑)


縄文杉は、倒木や伐採された木の上に着生してそのまま大きくなるケースが多くあり、それを更新と言ってます。その子らの子らの子ということです。
三代杉は、自然倒木に更新された杉が伐採され、その切り株にさらに杉が更新したものだそうです。



進むにつれ、巨大な屋久杉が出てきます。

途中、いろんな形の木々が表れてくるのを、ガイドさんが教えてくれます。
これは、ペンギン。


これは、龍だったり、麒麟だったりかな。



これはウミガメ。


これは象さん。


ガイドさんのジブリが大好きでいろいろ教えてくれます。
下の写真は、コダマが出てくるシーンと同じ場所です。


下の写真は、もののけ姫のシシガミ様の首がのびたとこです。

途中、いろんな植物をガイドさんが紹介してくれます。いろんな植物が共生共存している世界です。本当にいろんな形態があることを教えてくれます。

この辺までは、トロッコ道です。

ウィルソン株のあたりから、山道が険しくなってくる。
福山雅治は、ウィルソン株を気に入っていてよく来るそうだけど、縄文杉までいかないんだって。そのとき、縄文杉に行くはずの集団が、そこから一緒に引き返すことがあるらしい(笑)
縄文杉から登るところもきつく狭いところになるので、混乱を避けるためだろうか?でも、登るのがつらいからに違いないとか思ったりもする(笑)

ウィルソン株、切り株の中に入ったらこういうハートだと思い込んでたけど、そうじゃなかった。
ある場所から撮るとこんな風にハートになる。知らないとタダの広い穴。


石田三成が来て伐採された切り株だそうな、その時杉の精霊なのか少女が現れたそうです。切り株の中には、小さいお社もあります。元は石の鳥居もあったそうです。
このあたりは、雪が残っています。板の階段があるのですが、雪で滑るので、接地面を多くして、登ったり、下ったりです。

縄文杉のところまでは、かなりきつい登りです。滑るのを注意しながら、登ります。晴れてくれたので、このままアイゼンなしで登れました。ここの岩は、苔が生えない限り滑らないので、岩の上歩いた方が安全でした。固い靴が効果を発揮。

縄文杉のところは、展望台のようなデッキになっています。でも縄文杉を見上げる形。
縄文杉は、とにかく大きかった。5年前にお義父さんの云った時の写真を見せてもらったが、昔はもう少し近くまで行けたようです。ちょっとうらやましいが、仕方がない。
根を踏まないように遠ざけているんだろうけど、寂しい限りです。
ここに来ると、縄文杉は世界樹のように思える。非物質的に見たら同等だろう。
きっと、宙にいけるだろう。




誰もいないので、静かな中しばらくいました。独占しているような気持ちでした。でも、実は僕らがいる間、新しいデッキを作っているオジサンたちは作業を止めていてくれたみたいです。帰るときに、チェーンソーの音が響いてきました。屋久島にいる人は優しい。見てる最中ならだいなしになるとこ。

ここまでは、ほんと楽しかったなー。
ここからの下りは、休憩も説明も少なくなり、ただただ歩くのみ。
そして、だんだん足が上がらなくなる。

一緒に登った若い新婚さんに置いてかれるようになります。奥さん板のところで転んだりします。

トロッコ道の最後の方で振り返って山を見るとアイコ岳が覗いています。縄文杉は、あの高さと同じだとガイドさんが教えてくれます。アイコ岳に伝わる伝承は、もののけ姫のサンの生い立ちにも使われているようです。



疲労困憊までは、いかないんだけど、足が重い。
最後のトロッコ道の枕木歩きはキツイ。

途中で諦める人はいないか聞くと、一度男性を背負って降りたこともあるそうです。
女性や子供の方が道々を楽しんでいくけど、男性の方が登れなくなったりするそうです。
男は、目標をクリアするために登っている感じになるとか、そうですね。でも、今回は楽しめました。往復22k、約10時間歩いて、万歩計は3万5千近くです。最後は、足がもつれる(笑)

タクシーの運転手が迎えに来てくれていて、様子を見ていたので、ペンションまで送ってくれるとのこと。屋久島の人はみんな優しい(笑)

あと、翌日の白谷雲水狭は、雨が少し降ったくらいの方が宝石箱のようになって良いと教えてくれました。
なんとなくそうなる気がしています。
ここと比べれば、散歩のように楽ですよと繰り返し、云ってます。

ペンションに到着すると、それまで待っていたかのようにぱらぱらと雨が降り出しました。

すぐお風呂に入って、汗を流して、疲れきった足を揉んだりして、ゆっくりしたらご飯です。
首折れサバの刺身が美味しい。ビールがうまい。
ワインを開けようかと言ってくれたが、もう頭の中は、ビールビールビール。
おでんを食べ終わったら、首折れサバの刺身をサバスキにして食べさせてくれました。
醤油だれにしゃぶしゃぶして食べます。うまい。
でも、おでんでおなかいっぱい。
ご飯は、ギブアップして、新婚旅行のお祝いのケーキをいただきました(笑)

翌日は、白谷雲水峡 、この時までは、ガイドさんが散歩程度だと云ったのを真に受けていた。

白谷雲水峡 へつづく