東京都知事選~選挙権引き下げの話はどこいった?~ | 小学校の先生~なるまで、なったあと~

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問題です。

都知事選、投票所までの道のり200m。松葉づえで行ける距離か否か、判断に迷っているのは誰?

 

【答え】 私です。

梅雨も明けて、投票所への行き帰りだけで 汗だく確定ですね。

 

 

【今日のテーマ】

選挙権 引き下げについての議論は、一過性のものでいいのか

 

この記事を書こうと思ったきっかけは、こちら。

 

<都知事選>10代の投票促進、動き低調(毎日新聞)

 

 

参院選の時と比べて、下火となった報道

 

参院選の時には、あれほど注目されていた「 選挙権 引き下げ 」

 

今回の都知事選では、どうでしょう。

 

私が知る限りで恐縮ですが、ほとんど扱われていない というのが現状でしょう。

 

「いやいや、そもそも東京都の知事選でしょ。地方の人には関係ないから別にいいでしょ」

 

確かに、東京都知事選は、都民だけが投票を行う選挙です。

 

しかし、東京都知事というのは、他の都道府県の知事とは違う特殊性があります。

 

私は、別に東京大好き人間でもないし、出身地(世に言う田舎です)も大切にしてます。

 

それでも、日本の中枢機能(政府機関・大企業)が集中する東京の長となる、都知事がより重要な役割をもっていることは否定できません

 

テレビでもこれだけ報道されているのは、それだけの理由があるのです。

 

そして、連日報道される都知事選のニュース、一方で、まったく触れられない選挙権引き下げの議論。

 

このままでいいのでしょうか。

 

 

今回で再認識した、無責任さと一貫性の無さ

 

<都知事選>10代の投票促進、動き低調(毎日新聞)

 

こちらの記事でも書かれているように、今回の都知事選に向けて、中学生・高校生への働きかけの動きは、学校が主体となったものだけです。

 

実際、学校は夏休み期間中であり、生徒を集めるのが難しいというのが現状でしょう。それでも、取り組んでいる学校があります。本当に頭が下がります。

 

政府も役所も、18歳に選挙権を引き下げて、何も手立てを打たないまま終わる気でしょうか。

 

これだけ、報道されている都知事選は、前回の参院選に続いて、18~20歳(若年層)へ選挙について考えさせる絶好の機会(チャンス)です。

 

少なくとも、東京都はもう少し、動き出すべきです。

 

政府も同じ。

 

結局は、選挙権を引き下げた だけ。

 

あとは、学校とかマスコミにお任せという 無責任さ。

 

継続して若年層に働きかけようとしない 一貫性の無さ

 

そう思わざるを得ないです。

 

マスコミは、視聴者が関心をもっているという名目で番組作りをしています。もはや若年層の投票については関心が薄いと考えているのでしょう。ほとんど報道しません。

 

マスコミは、そんなもんですから、最初からあてにしてません。

 

しかし、政府や地方自治体は、継続的に若年層に働きかける責任があるのではないでしょうか。

 

 

教育はマスコミに頼ってはいけない

 

マスコミの全てを否定するわけではありません。

 

有益な情報を流す番組もありますし、一方で中身のないエンターテイメントに偏った情報を流す番組もあります。それはそれでかまいません。

 

では、子ども達が知るべき、選挙や政治に関する情報をマスコミに頼って良いのでしょうか。

 

私は、ダメだと思います。

 

政治のしくみ、投票する意義など、基本的な教育は全ての子どもたちに、同じように行われるべきだと考えるからです。

 

「今の時代、情報はいろいろなところで得られるのに、何言ってんの?」

 

そんな声が聞こえてきそうですね^^

 

しかし、我々が手にできる情報、その正しさは本当に保障されているのか、私はそう問いたいです。

 

テレビの情報? スポンサー、局や制作者の意向というフィルターがかかっているでしょう

 

インターネット? 誰が書いたのかわからないもの に全てをゆだねるのですか?

 

こういった、ネットを含めた情報は、選択肢を広げるという意味では、大きな役割をもっています。決して、テレビやインターネットを否定しているわけではありません。

 

しかし、根幹となる基本的な情報を知ること、議論や判断する時に必要なスキル は学校教育で行われるべきでしょう。

 

※学校教育も政府というフィルターがかかっているという反論については、むしろ現代ではテレビやインターネットが そこを補完していると考えています。

 

学校で学んだことをもとに、テレビやインターネットなどで情報を得て、さらに考えを広げたり深めたりする。

 

そういった流れが、健全ではないでしょうか。

 

 

結局、学校しかない現実

 

こう考えてくると、結局、学校が教育していくしかないのです。

 

高校の先生方のご苦労が目に見えます。。。

 

先生方が指導しやすい環境が、少しでも早く整うことを祈るばかりです。

 

そして、小学校でもやれることはあります。それは、、、

 

言語化能力を高め、議論する力を養うこと

 

です。

 

詳しくは↓↓

小学生から継続的に育てるべき、現代を生き抜くための必須スキルとは?

 

子どもたちに、自分の考えを伝えたり、1つのテーマについて議論したりする楽しさ を伝えませんか?

 

成長した時に、自然と友達と政治や社会についての議論ができる。

 

そんな大人になってほしいと思いませんか?

 

 

まとめ

●政府やマスコミへの過度の期待はせず、学校という場で育てる可能性に期待しましょう。

●今回は、感情が表に出ちゃった記事でごめんなさい。。。