先生1年目(初任者)の研修って充実してる? それとも・・・ | 小学校の先生~なるまで、なったあと~

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問題です。

 

ヤングジャンプに連載中の『キングダム』

その今週号を読んで、集団において心が満たされているということが

どれほど重要なことなのかを改めて考えさせられたのは誰?

 

【答え】

 

です。

※人として、教師としてのあり方を考えさせられる内容の漫画って

けっこうたくさんありますよね。

 

 

さて、今回のテーマは

 

企業での研修内容と比べることでわかる、

先生1年目の苦悩と就業前の準備の重要性

 

です。

 

これは、私がこのブログを書こうと思った大きな理由の1つにもなっています。

 

就職したら、最初が大変なのはどの職種でも同じである

 

社会人1年目が一番大変だ。

 

よく耳にする言葉ですね。

 

しかしながら、新しく仕事を始めるのだから、こんなことは当たり前ですよね。

例えば、サッカーをほとんど知らない人が、突然、経験者の試合に混じって

プレイしても何もできずに終わってしまいますよね。

だから、初めはルールを確認したり、ボールを足で扱う練習をするわけです。

試合には経験者でなくても出場できますが、試合中にサッカーの本当の面白さを感じたり

チームに貢献するプレイをすることはほとんど不可能と言えます。

 

一般企業でも同じことが言えます。

入社してすぐに、何年も働いている先輩や上司と同じように仕事ができるはずありませんね。

 

では、どうするのか。

 

会社に入社すると、まずはみっちりと研修期間が設けられています。

会社によって研修期間や研修内容に多少の違いがあるかとは思いますが、

だいたい、同期入社のメンバーと一緒に会社の歴史、経営理念、組織構造、

社会人マナーなどを2~3か月かけて学んでいくことが多いのではないでしょうか。

 

さらにそこから、定期的な研修と業務内容(実際の仕事)についてOJT研修が行われます。

 

つまり、学べる機会が豊富に提供される環境にあるといえます。

(もちろん、そうでない企業もありますが、その点については何かの機会に書きます)

 

そうしてキャリア(経験)を積み重ねていって、

大きな仕事に携われるようになっていきます。

 

知識を学び、基本技術を練習した上で試合形式の練習をし、

本番の試合に臨むのと同じですね。

 

先生1年目? 研修が始まる前に、子ども達とご対面

先生1年目は他のどの職種よりも大変だ。

 

大袈裟ですかね。

個人的には、良くない意味でトップクラスに大変だと思っています。

 

まずは、研修体制(主なものだけ抜粋)

 

◎教育委員会が設ける初任者研修

  ・定期的(月1回、夏休みに複数回)に集まって行われる初任者研修。

  ・主に学校以外での職業研修(保育園、民間企業、地域のイベントのお手伝いなど)

  ・研修日誌や研修レポートの作成と提出

 

◎学校で行われる研修

  ・指導教員による日常業務と並行して行われる研修

  ・各教科担当からの研修(体育主任から体育授業のいろはを教わるなど)

  ・管理職による指導・研修

  ・日常業務の中でその都度おこなわれる指導・研修

 

次に、問題点。

 

①そもそも、教育委員会が行う研修が始まる頃には学級運営を行い授業も行っている。

 → 研修自体は意味のあるもだが、目の前の生活・学習指導で使える即効性が低い

 

②指導教員も担任・校務分掌といった仕事を抱えて、非常に忙しい。

 → 指導教員によって密度に差のある指導・研修。

 

③どの先生も多忙で忙しく、教えてもらう機会を作りづらい。

 → 聞きづらい上、初任者は何がわからないのかすらもわからない。

 

④そんな中でも、教室では毎日、子ども達の前で先生として振る舞わなくてはならない。

 → 子どもにとっては、担任が初任者だとかは関係ない。

 

結局、どういったことになるのか。。。。

 

地力で「なんとなく」なんとかする他ない!

 

ここで確認しておきたいことが1つ。

4月、とりわけ初旬は、1年間で学校全体がとても忙しい時期の1つです。

 

自分の仕事だけでもてんてこ舞いなのに、初任者の指導もするなど、、、、

これは、実はかなり酷な話です。

もしも、時間をしっかり確保して指導してもらえる学校や指導教員に出会ったら

心の底から感謝しましょう。

 

 

最近では、1年目には少人数算数指導など、担任を持たない初任者も増えていますが、

最初から担任を受け持つ人の方が圧倒的に多いでしょう。

 

 

本題に戻ります。

「なんとなく」でスタートするしかない4月。

 

いやいや、私は大学でも勉強してるし、授業や学級経営に関する本もたくさん読んで

しっかりとシュミレーションしているから大丈夫ですよ!

 

そんな方もいるかと思いますが、

残念ながら、根拠のない過大な自信をお持ちの方は一度、大きな失敗をすることで学んでください。

 

私は、ある程度の信頼を校長や同僚の教員から得た状況、

つまり、3年目も4年目も5年目も、、、、ずっと多少なりとも不安や心配を抱えながら

4月のスタートを切っていました。

 

実際にふたを開けてみなければわからないのが、学級経営です。

 

準備はすればするほど、良いに決まってます。

(もちろん、質の良い準備が必要です。質の悪い準備をすると逆効果になることも・・・)

 

ほとんどの初任者は、「なんとなく」という感覚を持ちながら、

わからないことに囲まれて1年間がんばることになります。

というよりも、がんばるしかないのです。

 

 

初任者が少しでも自信と余裕をもって1年目を過ごすためには

 

講師経験を積む? 

→講師1年目にはさらに厳しい状況が待ってる可能性大です。結局、同じこと

 

現職の先生にたくさんの話を聞いておく

→忙しい中、時間をとって親身になってくれる先生が身近にいればありがたいですね。

 

 

私がこのブログを通じて特に伝えたいことが、

 

先生となる瞬間を前に知っておくべき知識と思考

先生となった後に成長速度を加速させる知識と思考

 

なのです。

 

先生という職業は、とてもやりがいがあり、楽しく充実した仕事が多いです。

しかし、一方でつらく大変な仕事(というよりは状況)があるのも、また事実です。

 

そして、教員1年目はとにかく、きついです。

 

一方で、逆に1年目を楽に過ごしてしまうと、その後がとても大変な事になってしまいます。

 

つまり、1年目の大変さは避けては通れないということですね。

 

これから教師を目指す方、初任者の方は、

少しでも多くの準備(知識の獲得・経験の蓄積・思考の深化)をしておくことで、

この1年目がより良いものとなります。

 

そして、その準備はいつ始めても遅くはありません。

教師2年目以降の方にとっては、すでに行っているものもあるかもしれませんし、

新たな発見があるかもしれません。

いずれにせよ、少しでも多くの情報を取り入れていくことが大切です。

教師2年目以降の方も、ぜひ加速度的に成長していきましょう!

 

【まとめ】

●初任者は、研修の足りない状況で教室という名の戦場へと向かう戦士である

 

●教師となる前にできる有効な準備があるゆえ、初任者はその準備を行うべきである

 

●私はこのブログで、有効な情報を発信していく所存である

 

 

 

 

教師を目指している方、現職の先生への個別のサポートも行っております。

 

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・保護者対応について  などなど

 

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PS

最後は少し抽象的になってしまい、すみません。

少しずつブログにて具体的な詳細をつづっていきますね。