別サイトにて、
退職給付債務と年金資産について の記事をアップしましたのでお知らせいたします。
【要旨】
1. 退職給付債務の算定手順(下記)
① 退職時に見込まれる退職給付の総額を計算する。
② 各期の発生額を見積もる。なお、各期の按分方法は主に以下の4種類
(a) 期間定額基準
(b) 支給倍率基準
(c) 給与基準
(d) ポイント基準
なお、平成24年度の基準改定により平成26年4月1日以降に始まる会計年度においては、以下の2つの方法のみが認められることになった。
(a) 期間定額基準
(b) 給付算定式基準
③ 現在価値に割り引く
④ 数理計算上の差異を算定する
⑤ 過去勤務費用を算定する
2. 年金資産について
年金資産は従業員への一時金や年金の支払い以外に取り崩すことはできないこととされ、これにより従業員の年金の受給が確実に行われることを担保している。
年金資産の定義は、「特定の退職給付制度のために、その制度について企業と従業員との契約(退職金規程等)等に基づき積み立てられた、次のすべてを満たす特定の試算」をいう。
(a) 退職給付以外に使用できないこと
(b) 事業主及び事業主の債権者から法的に分離されていること
(c) 積立超過分を除き、事業主への返還、事業主からの解約・目的外の払出し等、事業主の受給者等に対する詐害的行為が禁止されていること。
(d) 資産を事業主の資産と交換できないこと。
詳細は、
http://www.jojo-shien.com/retirement/747
をご参照願います。