昨日の続きです。
「結晶化してしまったはちみつを湯煎して溶かす」と昨日の記事で書きましたが、はちみつは保存していると遅かれ早かれ結晶化してしまう性質があります。
特に寒い時期ほど結晶化しやすいものなのですが、ちょうど結晶化のし始めにはビンの中のはちみつが何だかモヤモヤとして不透明に見えたり、
もちろんカビでも異物でもないのですが、初めてその様な状態をご覧になられた方がそう思って驚かれるのも無理はありません。
はちみつの主な成分はブドウ糖や果糖になりますが、はちみつの採取後に時間が経つとこれらの糖類が結晶化し始めます。
また、面白いことにお花の種類によって早い時期から結晶化し始めたり、また逆になかなか結晶化しにくかったり、あるいは結晶の性質が違っていたりと様々です。
結晶のしやすさ、しにくさの代表的な例では、
菜の花:瓶詰めして一週間くらいで完全に結晶化してしまう事が多いようです。
アカシア:瓶詰め後もなかなか結晶しにくいことが多いようです。
このアカシアの蜜がなかなか結晶化しにくいのは果糖を多く含むからで、ブドウ糖に比べて果糖は結晶化しにくい様です。
また花の種類による結晶の性質の違いでは、とても滑らかでクリーミーなものもあれば、逆に荒くザラザラしていて、歯触り的にもシャリシャリした感じのものもあります。
その6に続く。