前回はゴマの枝の乾燥から実のフルイ作業まで紹介しましたが
それからの作業が判らず、先生の指導を受けました。
ゴマの実を先生宅まで持参して手ほどきを受けました。
唐箕(とうみ)から水洗そして乾燥までを教えていただきました。
風が無い方が良いのでビニールハウス内での作業となりました。
でも、晴れていたので暑い!
右が1番口で目的の出口、左側が2番口で選別された実です。
少し小さいもの、ゴミも含まれます。
手前が、完全なゴミで軽い物が吹き飛ばれます。
最初のゴマは上から入れて、左手で投入量をダンパーで調整
します。右手でハンドルを廻して風を送ります。これが微妙で
安定して廻してやることがポイントです。
これが出口です。1番から3番の仕切り板があり、そこで選別
されます。軽いものほど手前に飛びます。
2番口です。少し黒いものは選別されたものです。(ゴミに近い)
3番口は完全にゴミのようです。
リーダーが実技の指導中です。
一番口の物をボールで水洗します。
実が水になじむように撹拌します。上澄みを捨てるのではなく揉みます。
ざるに水を注ぎながら上から落としていきます。
最後に残るものに重い石が含まれるので、上からゆっくり移動
させます。
最後に残った処を見ると黒い石が見えます。少しゴマが残っても
捨てます。
ざるに移動させたゴマを流水で洗います。そしてボールに漬けて
洗います。
ざるを上げて見ますと水が汚れていて、小さいゴミが見えました。
濁りがゴマに付着した小さい埃です。
ざるの水洗は7回位行います。水はふんだんに使うことがコツだ
そうです。
最後にゴマをボールに移して、底に残った重い石などを再度取り除き
ます。
次は乾燥の工程です。
ビニールハウス内に棚を設け、竹の籠の上に稲藁のムシロを敷き、新聞紙
を敷き、その上に防寒紗を敷き、その上に濡れたゴマを広げます。
このときは、やさしく広げます。強くこするとゴマが傷つきます。
広げると、ゴマは濡れているので、このようにダマになります。
乾燥すれば分離すると思います。
前後しましたが、2番口のゴマを忘れました。
唐箕だけでもきれいになって出てきます。
ゴマはこのように枝を収穫してから多くの工程を経て商品となります。
大量に生産している工場では自動化された設備があると思いますが
この方法を基本にしていると思います。
凄く手間がかかりますが、楽しい経験でした。
晴れた日(乾燥した)に作業が好ましいのですが、ハウス内はとても
暑く手早く作業を行いました。
今回収穫した量は2斗弱くらいでした。
このゴマは肥料未使用、農薬未使用でつくりました。
最後まで読んでいただき有難うございました。