●人間関係を表現する英語
生徒さんからの質問に
「先生、高校の先輩って英語でなんていいますか?」
というのがあります。
日本語には年齢による人間関係を示す単語が
たくさんありますよね。
これは日本は縦社会だからです。
ちなみに年功序列を seniority system
年功賃金制を wage system based on seniority
と言います。
日本にいると当たり前ですが、一歩海外へ出て
外から眺めると、これはとても日本的だなと思います。
そうしたボキャブラリーがあるというのは、社会にそうした
仕組みがあるからなんですよね。文化や社会背景と
言語が切り離せないのはそこです。
「ため口」なんてボキャブラリーも日本語のスラングですよね。
英語にはありません。impolite とか casual とかともちょっと違いますよね。
同い年の口のきき方、が日本には存在するのです。
だから日本は年をとっても気にするんですね~。
口のきき方が違うんですもんね。
一方で欧米は横社会で、「みな平等」を(一応)重んじます。
高校の先輩も後輩も a friend from high school で
日本人の方には違和感があるかもしれませんが
高校の友人となります。
my high school's friend ってやっちゃダメですよ~!!
自分の高校が仲良くしている高校、という意味に
なっちゃいます(笑)
では社会人の場合です。
会社はもろ縦社会を反映し、ものすごいたくさん
地位を示す言葉がありますよね!
ヒラ社員、係長、課長、部長、専務、重役、取締役、社長、
すごい!英語にはこんなにたくさんありません。
直属の上司はBossと言いますが、まずほぼ全員が
日本でいう「ヒラ社員」であとはManager、President,とか
になります。Bossであっても普通に下の名前で呼びます。
大体、中途採用が多いですからあとから入ってきても
年上になることも多いですからね。
ですから日本でいうところの、会社の先輩、後輩はBossでなければ
co-worker = 同僚 となります。a friend from workでも
もちろんオッケーです。友達とまでいかない、ただの会社の人は
a guy or girl from work,
some people from my work
と言えますね。
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Today's オマケ Picture and dialog
A: How many dogs do you have?
(何匹犬飼ってるの?)
B: I just have one dog.
(ワン!)