食事で女性のキレイを応援する
管理栄養士のAKIですクローバー



2年前の私の朝食の定番といえば
大好きなパン食

トーストした食パンにバターをたっぷり塗り
その上からメープルシロップとシナモンをふりかけ
コーヒーを煎れて極上朝食タイム
しかも1枚では足りず、2枚食べることもしばしば

つまり、朝食は、果物や野菜無しの糖質たっぷりのもののみ!


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これを食べていざ出勤し、午前中仕事がんばるぞーと
思っても、あんなに沢山食べたのにお昼前にはもうエネルギー切れ。
しかも、パソコン目の前に頭はボーっと
睡眠不足でもないのに
眠気たっぷり(笑)
そうです、仕事に集中できません。

これはキチンとした栄養学的な理由があります。
私が単に怠けもので、やる気がない人だったわけではないのです。

朝、最初に口にした食べ物が
血糖値をダイレクトに上げる
糖質を多く含む食品(食パン)のみだったからです。

血糖値は一気に上がり、膵臓からは上がった血糖値をさげようと
多量のインスリンが分泌されます。

そして一気に上がった血糖値は
今度は多量のインスリンの分泌により
急降下します。
この血糖の急上昇急降下が老化のもとや、
また食べたいといった食欲増進に繋がってしまうのです。
さらには集中力もなくなり、頭がボーっとしてきます。

この血糖値については以前こちらの記事に
詳しく書いてありますのでご覧ください→

そして本日の本題。

セカンドミール効果とは・・・?

GI値の提唱者であるジェンキンス博士(トロント大学)が1982年に発表した概念です。

最初にとる食事(ファーストミール)が、次にとった食事(セカンドミール)の後の血糖値
にも影響をおよぼすことを

『 セカンドミール効果 』 と定義し、提唱しています。



これを検証するために様々な試験データーがあります。
その中のひとつをご紹介致します。


(大塚製薬さんの検証)

血糖値の上昇を抑える働きのある
水溶性食物繊維での検証です。

実験内容

朝9時
ファーストミールとして
① 大豆焼き菓子摂取のグループ 
② 米菓子摂取のグループ
③ 水のみのグループ

3時間後の12時にセカンドミールとして
3グループ共通の食品を摂取してもらい血糖値を測定

実験結果

大豆焼き菓子を食べたクループは、米せんべいを食べたグループに比べ
ファーストミール後の血糖値が1/3程度と低く、
また、セカンドミール後の血糖値は大豆焼き菓子を食べたグループが
一番低く、全体的にも血糖値の上昇が緩やかという結果となりました。

これは、水溶性食物繊維を含む大豆製品を摂取することで
糖の吸収が抑制され、血中からの糖の代謝が促進された結果と
みられます。

(ちなみに大豆は、一般的には不溶性食物繊維を多く含む食品として
分類されていますが、水溶性食物繊維も含みます。
食品は不溶性・水溶性どちらかしか含まないのではなく、
大豆製品のように両方含むものもあります。納豆も不溶性・水溶性両方含みます)


以上のことから
朝のひと口目がいかに大切かお分かりになりましたでしょうか?

私は朝起きて、歯を磨き、白湯を飲みます。
その後冷蔵庫にある野菜を食べながら
スムージーを作り→飲み→出勤というパターンが多いです。





休日は、ボリュームたっぷりの朝食を頂くこともありますが、
必ず、お野菜・果物をゆっくりと食べた後に
大好きなシナモン+メープルシロップまたは蜂蜜をかけた
トーストなど食べますよ。


ほんの少しの意識で、体のメカニズムが違ってきます。
仕組みを知ると、、無理に
『 ~~しなければならない 』
というストレスも軽減されてきます。

思考が変われば嗜好も変わります。
是非、キレイになる栄養学、お付き合いくださいねheart


いつも最後までお付き合い頂き
ありがとうございますクローバー

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