2017秋冬 プレス内覧会
先日2017年秋冬のプレス内覧会が開催されました。
年2回、5月と11月に開催されるプレス内覧会は、媒体関係者やスタイリストの皆さんに次シーズンのラインナップをお見せするとても重要な会です。
私はバイイングや企画の総責任者なので、毎回プレスのスタッフと一緒に来シーズンのラインナップと傾向をご来場いただいた皆さんにご説明することをもう10年以上続けています。
今回はプレス内覧会の様子を皆さんに少しだけお見せしたいと思います。
今回のメインディスプレイは、タイドアップしたスーツを3コーディネートで見せました。
センターはダブルブレスト、両サイドは今シーズンのトレンドでもあるシングルピークドラペルのスーツです。
ダブルブレストのスーツの生地はベージュのキャバルリーツイル。
懐かしい生地です。
90年代の英国調ブームや90年代後半から2000年代前半のイタリアンクラシック ブームの頃にかなり流行った生地なので、久々のリバイバルといった感じです。
英国を起原とする生地ですが、イタリア人がとても好きな生地というのはソラーロと同じですね。
ブラウン グレンプレイドのピークドラペルのスーツはBRILLAのオリジナル。
生地はCARLO BARBERAです。
ネクタイのトレンドでもあるビンテージ調のプリントタイを合わせました。
ボルドーを挿し色に使うというのがコーディネートもポイントです。
小柄のガンクラブチェックのスーツはTHE GIGI。
柄も生地のタッチもビンテージ調です。
このスーツ、個人的にかなり気に入っているので購入しようと思っています。
少しアメリカっぽいオックスフォードのストライプのタブカラ―にビンテージ調のプリントタイを合わせたのがこのコーディネートのポイントです。
タイドアップだけでなく、シンプルにタートルネックを合わせてもいいですね。
ジャケットのメインディスプレイは、STILELATINOブレザー。
金ボタンのブレザーは次シーズンハズせません。
英国調のチェンジポケットも重要なディティールです。
コートのメインディスプレーはキャメルカラ―のラップコート。
このSTILELATINOのラップコートは、ミラノのショールームで一目惚れしてオーダーしたコートです。
ベルテッドのコートが引き続きトレンドとなっているので、無地だけでなく柄のバリエーションを多く揃えました。
秋冬のベルテッドコートは、リラックスしたシルエットと長めの着丈がポイントです。
英国調のヘリテージ テイストの生地がトレンドですが、その中でも特にヘリンボーンは重要な柄です。
大柄のヘリンボーンのコートを軸に英国調の柄でコーディネートしてみました。
絶妙なパターン オン パターンです。
英国調のチェックジャケットはTHE GIGI。
ニットのトレンドでもあるモックネック(ハイネック)を合わせました。
スーツだけでなく、ジャケットでもシングル ピークドラペルを展開します。
個人的にもピークドラペルのジャケットとスーツは秋冬必須のアイテムなので、ワードローブに加えようと思っています。
BEAMSですから、チェックのジャケットのバリエーションは外せません。
絶妙なトーンのウィンドウペンが秋冬も多いです。
皆さんの期待を裏切らないバリエーションだと思います。
秋冬の代表的なトレンドカラーであるキャメル カラーのジャケットには襟付きのヘリンボーン柄のジレを合わせました。
ビンテージ調のプリントタイがいい雰囲気です。
ネクタイは秋冬の2大トレンドとも言えるレジメンタルタイとプリントタイ。
そして、久しぶりにクレストタイを提案してみました。
プリントタイは光沢を抑えたマダ-調のプリントがお勧めです。
こんな懐かしい感じの英国調のバッグが今新鮮です。
英国ブランドに見えますが、実はFELISI。
英国調のバッグが久しぶりに新鮮だなと思い、英国ブランドで別注企画を勧めていたら、イタリアのバッグブランドも同じことを考えていました。
こんな英国調のバッグが個人手にも今一番欲しいバッグです。
毎シーズン挿し色として使っているボルドーですが、今シーズンは色々なアイテムにのせて展開しています。
左のニットジャケットのボルドー×ブラックのコーディネートが意外と評判が良かったです。
シューズはやっと完成したENZO BONAFEのBEAMS別注モデルとCROCKET & JONES、パラブーツのBEAMS別注のサイドゴアブーツ。
妥協しないので時間がかかるんです。
ものづくりに妥協しないのがBEAMS魂なので仕方ありません。
今回も2日間喋りまくりました。
4時間喋りっぱなしの日も・・・・
でも、皆さん真剣に聞いていただけるので毎回とても嬉しく思います。
自分の話はBEAMSの商品をアピールするだけでなく、次シーズンの流れも合わせてお話させていただくので、少しでもご来場いただいた皆様のお役に立てればと思っています。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
お会いできなかった皆様、申し訳ありませんでした。
来シーズンもよろしくお願いいたします。
そして、プレス内覧会も終わり一息ついたので、お取引先と久しぶりにドンチッチョで会食。
食後にサプライズが・・・
なんのお祝い?
それはまた後日。