1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>
2016-07-23 22:08:46

PITTI UOMO ミラノショールーム 続報3

テーマ:PITTI UOMO

 

国内の展示会も終盤を迎えました。

 

イタリアは8月に入ると1ヶ月バカンスに入るので、春夏のオーダーは7月末までにオーダー入れなければなりません。

イタリア出張から戻るのが6月末なので、7月の1ヶ月間でほとんどのオーダーを済ませないといけないというのが我々の業界の通例です。

簡単に言ってしまえば ”私たちは8月休みなのでオーダーは早く入れてくださいね” とイタリア人に言われているようなもの・・・

毎年の事ですが、なんとも複雑な心境です。

ということで、今月は朝から晩まで展示会まわり日々。

 

例年に比べると涼しいのが救いです。

プレコレクションから始まってPITTI UOMO、ミラノのショールームまわり、国内展示会と、全てを見ていると自分が予想していたり考えていた傾向が正しかったり間違っていたりと、色々な意味で確信がつかめてくるものです。

私にとっては自分の眼で見たモノが一番重要なので、ディレクターやバイヤー達と一緒に行動し意見を聞きながら現場感覚でディレクションを行うことも重要な事だと常々考えています。

 



 


今回もPITTI UOMO ミラノショールームの続報です。
 

BEAMSでも展開しているERICCO FORMICOLAのPITTIのブース。

今回は綺麗な色の製品染めのシャツを打ち出していました。

 

 

 

他のブランドでもこのようなカラフルなシャツの提案は見られました。

全体的な傾向も色が少し戻って来ているので正しい提案ではありますが、もう少しマイルドなトーンで取り入れるのが現実的かなという印象です。

 

ベージュ、ブラウン、ブルー、オレンジ、イエロー、テラコッタ、グリーンと傾向の色は全部押さえているので、プレゼンテーションの意味合いも強いのではないかという印象です。

 

 

 

 

 

エリッコ フォルミコラはシャツのブランドという印象が強いと思いますが、ネクタイとジャケット スーツのコレクションも展開しています。

特にネクタイは、フォルミコラ本人が以前KITONでネクタイの企画や営業を担当していて、その後長くLUIGI BORELLIのネクタイをデザインしていたこともあり、ナポリらしい綺麗な色柄のコレクションを展開しています。

 

 


ディスプレイもジャケットとシャツとネクタイのコーディネートのセンスがいいです。

ナポリのブランドはコーディネートのセンスが最悪なブースも多いのが真実です。

 

具体的に何処とは言えませんが・・・(笑)

色々な事情があり、彼のネクタイはBEAMSでは展開していないのですが、コレクションはいいのでブースに立ち寄った時は必ずチェックしています。



 

 

 

しばらくPITTIに出展していなかったFRANCO BASSI も今年の1月のPITTIから復帰。

 

 

 

 

 

 

フランコバッシと言えば、ここ数シーズン ヴィンテージ調の柄を打ち出して来ましたが、基本的な方向性は変えず、2016年の秋冬の流れを汲んだ大柄の小紋やペーズリー、グレンプレイドやハウンドトゥースの柄を積極的に打ち出していました。

上の画像にあるようなイエローやボルドーのトーンが新鮮だったので、オーダーの際は再度チェックしようと思っています。

 

 

 

 

 

 

BEAMSでも長く取扱いのあるミラノのネクタイブランド PETRONIUS のPITTIのブース。

 

 

 

 

 

 

 

創業90年の3代続く老舗ブランドで、世界的にも評価の高いハンドメイドのネクタイブランドです。

 

真面目でクラシックな色柄が多い印象のペトロニウスですが、近年はトレンドを上手く表現した上品な色柄のコレクションが増え、個人的にも再注目しているネクタイブランドです。

元々クオリティーの高さは良く知られていて、あのナポリの有名なネクタイブランドにも生地を供給していることはネクタイ業界では誰もが知る事実です。
 

今回も洒落た色柄が多く、ブースのプレゼンテーションだけ見れば、フランコバッシよりも良かった印象です。

 

コレクション全体を見ていないのでまだ分かりませんが、オーダーの際は今まで以上にじっくりチェックしたいと思っています。

ネクタイ全体に言えることは、プリントやジャガードで大柄の柄が増えていますが、ストライプはヴィンテージ調の柄以外は少なくなっています。

 

そして、ニットタイのバリエーションが増えているのも来春夏の傾向です。

 

 

 

 

 

ORIAN のPITTIのブースはいつもの感じでした・・・

 

 

 


毎シーズン テーマを決めて打ち出しているのですが、何故か毎シーズン同じように見えるのは私だけでしょうか・・・

 

良くも悪しくもオリアンらしいのですが、他のブランドと比べると ”トレンドの掴み” みたいなものがいまひとつというのが正直な印象です。

 

トレンドのシアサッカーも展開しているのですが・・・

 

 


派手な色柄ばかりで、おまけにシルクのシアサッカーしかなく・・・  

 

元々BEAMSはコレクション以外からピックアップした生地やモデルも多いので、オーダーに向けて仕切り直しという感じです。

 

個人的にも先代のガエターノ氏からの付き合いなので頑張ってほしいところです。




 

 

 

PITTIに不参加のMACKINTOSH はミラノのショールームでチェック。

 

今回はデニムのコレクションが良かったです。

 

 

 

ウオッシュとリジッドの2タイプ。

 

生地は本格的な日本製のデニムなので、重くて硬いのは好き嫌いの分かれるところですが、裏地が無い一枚仕立てのコートなので、個人的には洗濯機でガンガン洗って着たい感じです。

 

モデルはトレンチとバルカラーがあります。

ステッチがオレンジなのも好き嫌いがわかれるところですが、これは同色ステッチに変えられるようです。

 

 


 

バルカラーの着丈は長めです。

このあたりはしっかりトレンドを押さえています。

 

デニム調の生地は他のブランドでも多かったのですが、本格的なデニムを使っていたのはマッキントッシュだけでした。

リアルデニムは色落ちの問題もあり、敬遠するサプライヤーも多いようですが、老舗ブランドがチャレンジしていることに意義があると思います。

 

 

 

 


 

今シーズン同様、ナイロン素材のモデルンもありました。

モノトーンのチェックは目を引きましたが、柄がちょっと大きいかなと・・・

 

 

ということで、ナイロン系の柄物は他のブランドで良いモノがあったので、そちらでオーダーすることになりました。

 

 

 

 

 

 

別の意味で目を引いたのがこの柄。

 


私が高校生の頃流行っていたモノトーンのバイアス柄。

ある意味レトロな柄とも言えますが、私は当時この柄を着ていた人たちの印象が悪いので、ちょっと引きました。(笑)

70年代後半から80年代に大流行した柄なのでリバイバルとも言えますが、この柄がマッキントッシュから出るとは・・・

ウィメンズならありかなと言うのが正直なところです。




 

 

PITTI UOMOの初日の報告から始まって9回のレポートでしたが、大きな流れに関してはお伝えできたのではないかと思います。

次の秋冬から継続する傾向も多いので、今後の更新の際にもお伝えしていきたいと思っています。

来週は7月最終週。

国内の展示会もラストスパートです。

そして、29日(金)は、代官山でお会いする方もいらっしゃるかと・・・

よろしくお願いいたします。





 





 

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(1)  |  リブログ(0)
最近の画像つき記事
 もっと見る >>
2016-07-16 23:54:02

PITTI UOMO ミラノショールーム 続報 2

テーマ:PITTI UOMO

 

ミラノのショールームめぐりで欠かせないのがSLOWEARのショールーム。

 

スローウェアはPITTI UOMOに出展していないので、その全貌を見ることができるのはこのミラノのショールームだけです。

オーダーは東京のショールームでするのですが、全体の傾向と打ち出しをチェックするには、フルコレクションが揃うこのショールームでのチェックは欠かせません。

 

 

ということで、毎度のごとくミラノのセンターからタクシーに乗って30分弱の倉庫街にあるショールームに今回も行ってきました。

しかし遠い・・・


 

 

 

 

今回のテーマはヴェネチアにあるBRANO島がテーマ。
 

 


カラフルな家が立ち並ぶブラ―ノ島がテーマなので、エントランスもこんな感じの絵が飾られています。

 

 

 

 

 

2年前に私が実際にブラーノ島に行った時に撮った画像がこちら。

 

 

 


カラフルに塗られた家が立ち並び、想像していた以上にキレイな街並みでした。

 

 

 

 

 

シーフードも絶品でした。

 

 

 

少しでいいと言ったのに3人でこの量・・・

食べきれませんでした。
 

 

 

 

 

 

 

ブラーノ島がテーマという事は、当然色が重要になります。

 

 

 

 

 

ディスプレイはこんな風に綺麗な色が打ち出されていました。

 



 

 

今回のPITTIやミラノのショールームを見ると、ブルー系やブラウン系、ホワイトやナチュラルなカラ―が主流だった今シーズンと比べると色が出てきているのは間違いない傾向ですが、これほど積極的に色が打ち出されていたのはスローウェアだけでした。

正しい打ち出しであるとは思いますが、取り入れるべき色とそうではない色があるというのも正直な印象です。

 



 

 

 

INCOTEX はプリーツ入りのベルトレスのサイドアジャスターのモデルを打ち出していました。

 

 

 

 

 

 

次の秋冬からBEAMSでも展開するモデルですが、更にバリエーションが増えていました。

多くのパンツブランドやスーツブランドが、このタイプのモデルをコレクションに入れていたので、来春夏は更に広がるのではないかと思います。

ウールだけでなくカジュアルな素材でも、このようなベルトレスのサイドアジャスターのモデルが増えているのも来春夏の傾向です。

 

 

 

 

 

 

私自身、サイドアジャスターのベルトレスのパンツは注目しているので、既に ”秋冬の買うべきモノ” リストに入っています。

 

 

 

BEAMS別注のホームスパンのサイドアジャスターです。

http://shop.beams.co.jp/item/beams_f/suit/21230344716/

 

シルエットは適度にゆとりがありながらもインコテックスらしい美脚シルエット。

ディティール、シルエット、生地、色、どれをとっても秋冬を象徴したようなモデルです。
 

 



 

このようなパンツを流行りモノと思う方もいると思いますが、80年代の中頃から90年代の初め頃の英国調ブームの時にBEAMS Fでも展開していたモデルなので、私にとってはリバイバルという印象が強いです。

ドレスクロージングの流れは ”英国調” なので、このようなパンツが出てくるのは自然な流れだと思います。

 

 

 

 

 

復活の兆しのあるカーゴパンツも展開していました。

 

 

 

INCOTEX SLACKS のラインで展開していたカーゴパンツとショーツ。
 

シルエットも素材も加工も良かったのですが、ちょっと高い・・・ 

 

4万円のカーゴパンツはバイイングする立場でもちょっと躊躇しますね。

 

BEAMSでも今シーズンGTAのBAYRONのカーゴ が人気でしたが、来春夏はカーゴパンツを復活させているサプライヤーも多いので要チェックアイテムだと思います。

数年前に流行った頃に比べるとシルエットが少し太くなっているのが傾向です。

プリーツの入ったカーゴパンツも多いので、シルエットに関しては普通のパンツと同じ流れだと言えます。





 

 

ほとんどのサプライヤーが展開していたと言っても過言ではないドローコード入りのパンツ。
 

インコテックスもかなり多くのバリエーションで展開していました。

 

 

 

 

 

さすがにインコテックスなので、ドローコード入りのパンツもキレイに上品に仕上げています。

 

今年の春夏も少し見られたドローコード入りのパンツですが、来春夏は本格的にパンツのトレンドとして広まりそうです。

以前のような太いシルエットのモノはほとんどなく、適度に余裕のあるテーパードシルエットにドローコードを入れたようなモデルが主流です。

素材もカジュアルなコットンやリネンだけでなく、ビジネスで穿けるようなトロピカルウールを使ったものも見られ、プリーツ入りやベルトループが付いてクリースをしっかり入れたようなモデルも存在します。

カジュアルスタイルはリラックス感が求められる反面、リラックスしすぎない事も求められているように感じます。

PITTIの会場でも数年前にはあれほどいたショーツスタイルをほとんど見なくなり、このようなパンツが多く提案されていることを考えても、カジュアルシーンでドローコード入りのパンツが重要になるのは間違いなさそうです。

 



 

 

 

ZANONEレトロポロの提案が多かったです。

 

 

 

 

 

ご覧のように、例年に比べてバリエーションを増やして展開していました。

 

素材はザノーネの代名詞でもある ”ICE COTTON”

来春夏は ”ドライタッチ” が素材のトレンドでもあるので、多くのサプライヤーがドライな素材を打ち出していました。

ザノーネはアイスコットンをいち早く展開していたので、その先駆者とも言えますが、これだけドライタッチのニットやカットソーが増えると、逆に競合が増えてしまったと言うのが正直な印象です。

アイスコットンのポロは、数年前に購入した時は少し身幅が緩いなと感じたのですが、ピタピタすぎるタイトなシルエットから適度なスリムフィットという流れになってきたので、来春夏の流れを考えると ”絶妙なフィット” という事になります。

 

今シーズン、MEN’S EXの連載でも取り上げたレトロポロですが、来春夏は更に広がることは間違いないでしょう。



 

 

GRANSHIRTSは襟型のバリエーションが増えていました。

 

 

 

 

ご覧のようにラウンドカラ―のモデルを打ち出していました。

ドレスシャツと同様にカジュアルシャツもワイド一辺倒の流れに変化が見られます。

小ぶりのゼミワイド、ラウンド、ボタンダウンとバリエーションが増えているのは明らかな傾向です。

 

 

 

 

 

という事で、私も早速このシャツを購入しました。

 

 

秋冬の新入荷のBORZONELLAのデニムのラウンドカラ―。

http://shop.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/shirt/24111264395/

 

ドレスだけでなく、カジュアルでもラウンドカラ―が重要になることは昨年の10月のプレコレクションの時点で予想していたので、秋冬絶対に展開すべきシャツでした。

ですので、先週入荷してすぐに購入しました。(笑)
 

 

 

 

 

 

プルオーバーのBDも展開していました。

 

 

個人的にはかなり刺さったのですが、選べる生地のバリエーションが少なく、おまけに日本製の生地を使っているので値段が3万円以上・・・

 

ちょっと残念でした。

来年の春夏は久しぶりにプルオーバーのシャツが戻ってきそうです。

カプリシャツやバンドカラーのプルオバーは多くのサプライヤーから提案されていました。

プルオーバーのシャツは被って着なくてはならないので、必然的にボディーのフィットはゆるくなり、裾は出して着ることになります。

着たときの見た目もリラックス感があるので、来春夏の流れに合うシャツと言えます。

 

私も10年以上前に購入したアンナマトッツォのプルオーバーのシャツを最近クローゼットの奥から引っ張り出して着ています。

小ぶりのセミワイド、前立て付、プルオーバー、ロングスリーブ、まさに今の気分ですね。

 

 

 

 

 

 

来春夏の傾向のひとつに ”レトロ リゾート” という流れがあります。

リネンのシャツやプルオーバーのシャツ、ドローコードのパンツ、レトロポロ、シアサッカーのジャケットやパンツなど、歴史的に見ても過去に定番であったリゾート的なアイテムや素材が再注目されているのも来春夏の傾向です。

”行き過ぎたカジュアル化の反動 ” という事を何度も書いていますが、その反動はカジュアルスタイルにも見られます。

それは、カジュアルなスタイリングであっても”節度のある上品さ”のようなものが求められる流れになってきているという事です。

 

そういった意味では、スローウェアのコレクションは今の時代感に合っていますね。

 

 

 

 

 

そして、ドレス的なパンツが戻って来ていることもインコテックスにとっては追い風でしょう。

カジュアル全盛のころは彼らにとっては厳しい時代だったのではないかと思います。

正直その頃は自分もインコテックスのクリーンで上品なドレス顔のパンツは退屈に感じることがありました。

 

しかし、ドレススタイルが見直される中、インコテックスのような王道系?のパンツが再び見直されるのは自然の流れだと思います。

 

 

 

 

 

持ち上げたり落としたりと一貫性のないような話でしたが、それだけスローウェアのブランドには注目しているということです。

 

特にインコテックスは、この先の流れを考えてもパンツブランドとしては重要な位置づけになってくるのではないかと思います。

彼らにとっては厳しい時期もあったと思いますが、そんな時も軸をぶらすことなくやってきたことで、今また注目される存在になっているのではないかと思います。

 

 

 

 

 

20年以上この仕事をしているとサプライヤーの状況も良く見えてきます。

いま人気のあるブランドも近い将来厳しくなるだろうなという予想が意外と的中することが多いです。

 

そうならないように持ち上げるだけでなく、厳しいことも言うのです。

サプライヤーだけでなく日本の代理店の人たちとも随分やりあいました。(笑)

 

今の立場になっても言うべきことは言います。

洋服に対してはいつも真剣ですから。













 

 







 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 


 

 



 

 


















 

 

AD
2016-07-09 22:39:06

MEN’S EX 連載 8月号

テーマ:連載

 

MEN’S EX 8月号 が発売されました。

 



今回の表紙は江口洋介さん。

私、正直言って若い頃のロン毛の江口さん嫌いでした・・・

でも今の江口さんはカッコいいですね。

 

好きな俳優さんのひとりです。

先日のイタリア出張の時も ”救命病棟24時” を機内で全部見ました。

個人的には白い巨塔の里見助教授役も良かったですね。

正義感のある医師の役が似合う俳優さんです。


 

 

 

 

私の連載、”中村達也の今、買いのアイテム”

 

 

 

今回のテーマは番外編で ”先冬トレンド先取り徹底解説” と題して、次の秋冬ドレスのトレンドの中で特に重要な6項目のトレンドについて解説しました。

 

今回は本誌の内容を踏まえて、今年の1月のPITTIでBEAMSが独自に撮ってきた画像と共に秋冬の流れについて解説したいと思います。

画像も多く長文ですが、じっくり読んでいただければと思います。



 

 

 

 

 

TOPIC 1 英国的チェックスーツ

 

長く続いたドレスクロージングのカジュアル化の波の反動で、クラシックなスーツスタイルが見直されています。

PITTIの会場でもダブルブレストのスーツやスリーピース、プリーツ入りのパンツのスーツが多く見られ、クラシック回帰の流れが来ているのは明確です。

 

 

 

 


 



上の画像のようにグレンプレイドやウィンドウペーン、ハウンドトゥースと言った英国調の柄が注目されています。

 

もちろん、無地やストライプのスーツは定番としてありますが、チェックのスーツがトレンドであることは間違いないでしょう。

春夏はブルーのスーツが注目されていましたが、秋冬はグレーがトレンドカラーなので、現地でもグレーのスーツやグレーに見えるチェックのスーツを身に着けた人が明らかに増えていました。

ネイビーやブルーのスーツが古くなったわけではなく、もはや定番ともいえるので、秋冬にスーツを新調される方は、グレーやグレーに見えるチェックスーツを検討されると良いと思います。

 

 

 

 

 

 

 

TOPIC 2 クラシックシャツ


クラシックなスーツスタイルが注目されるのに伴って、シャツの襟型もバリエーションが増えているのが秋冬の傾向です。

 

 

 

 

 

 

 

ワイドやカッタウェイ一辺倒だった流れは確実に変化しています。

セミワイド、レギュラー、ラウンド、タブ、ボタンダウン(襟先のボタン外し)と、様々なクラシックな襟型のシャツを身に着けた人が増していました。

 

サプライヤーの提案も襟型のバリエーションが増えているは明確なので、この流れは間違いないでしょう。

タイドアップした時に180度やそれ以上に開くようなカッタウェイのシャツを着た人はかなり少なくなりました。

 

見た目も明らかに古臭く見えてしまうのは否めない印象です。

 

 

 

 

 

 

TOPIC 3 大柄 & 英国柄タイ
 

昨年から続くヴィンテージ調の流れは継続しつつ、柄が大きくなっているのが秋冬の傾向です。

グレンプレイドやハウンドトゥースの柄が増えているのも秋冬の傾向。

 

 

 

 

 

 

かなり多くのブランドのコレクションを見ましたが、ヴィンテージ調で大きめの柄、グレンプレドやハウンドトゥースといった英国調の柄のタイが増えているのは明確です。

 

地組織にもヴィンテージ調の意匠を施したものが非常に多く、”ヴィンテージ””レトロ” と言ったキーワードを上げているブランドが多かったの見ても間違いない傾向だと思います。

更に、チェック柄のスーツがトレンドになっていることや、ジャケットもタイドアップしたスタイルが増えていることを考えると、無地のネクタイも重要になってくると思います。

 

 

 

 

 

 

TOPIC 4 プリーツ & ベルトレスパンツ

現地でもタイトなノープリーツを穿いた人が減り、プリーツ入りのパンツを穿いた人が更に増えていました。

 

サプライヤーの提案を見てもプリーツ入りのパンツが主流になってきていることは間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧のように、ジャケットもスーツもカジュアルも、プリーツパンツを穿いた人が春夏よりも更に増えています。

そして、上の画像のようなベルトレスのパンツが増えているのも明らかな傾向です。

プリーツ入りのパンツに対してまだ懐疑的な人もいると思いますが、流れは確実にプリーツパンツに移行しているのは間違いないです。
 

ノープリーツのパンツが主流になる前は、プリーツ入りのパンツが主流だった事は40代中以降の方はご存じの方も多いと思います。

つまり、プリーツ入りのパンツの流れは難しく考えるまでもなく、ディティールやシルエットが時代性を加味しながら戻ってきたと考えた方が良いかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

TOPIC 5 ロング丈コート

 

コートはタイトなシルエットから、ややリラックスしたフィットに移行していることもあり、丈も長めのタイプが増えています。

 

 

 

 

 

 

上の画像のように、膝下丈のコートを着た人が増えているのは事実ですが、膝下の短い日本人には難易度が高いのも事実。

我々日本人が取り入れる場合は、膝上10㎝くらいから膝丈くらいまでを目安にすると良いと思います。

いずれにしてもタイトフィットで短い丈のコートは、今の流れではなくなってきているのは事実です。

サプライヤーも従来のモデルの着丈を長く変更したり、新たなモデルに関しては少しリラックスしたフィットで長めの着丈のモノを提案しているのを見ても、この流れは間違いないでしょう。

因みに、PITTIでは、テーラードコートのボタンをしっかりとめて着る人が少なくなりました。

 

フロントを開ける事によってリラックスした雰囲気に見せことと、敢えてシルエットをタイトに見せないという意図があるようです。

タイトフィットが主流だったころは、フロントボタンをとめてタイトなシルエットを強調していたことを考えると、真逆の流れですね。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

TOPIC 6 クラシックシューズ

 

クラシックなドレススタイルが戻って来ていることで、シューズもクラシックなドレスシューズが戻って来ています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここ数年は、クラシックなドレスシューズと言えばダブルモンク一辺倒という状況でしたが、その流れにも明らかな変化が見られます。

セミブローグやフルブローグ、モンクストラップなど、昔からあるオーソドックスな英国や米国のドレスシューズが見直されています。

実際にPITTIの会場で見ても、それらのドレスシューズを履いた人が確実に増えています。

アッパーのレザーもよりクラシックに見えるカーフが主流で、スーツにブラックカーフの靴を履いた人が増えているのも今の流れです。

一昔前ならブラックカーフはストイック過ぎると言う理由でブラウンシューズ一辺倒だったイタリアも状況が変わりました。

英国ブランドのオーソドックスなラウンドトウのドレスシューズやアメリカのブランドではALDENのドレスタイプが人気で、これまでのイタリアブランドで多かったロングノーズでスクエアトウといった艶のある靴は明らかに少なくなり、感度の高いイタリアブランドは既に英国や米国調のモデルを展開しているという状況です。

PITTIでもチャーチやオールデンのようなモデルを展開しているイタリアブランドがかなり増えていました。
 

 

 

 

 

今回は秋冬に向けて代表的な6項目のトレンドについて紹介させていただきました。

 

こうやって見ると、80年代中以降から90年代前半の英国調ブームの頃に流行ったアイテムやディティールがトレンドになっていることがわかります。

ちょうど私がBEAMS Fのショップマネージャーだった頃なので、その頃からBEAMSでお買い物をされている方には馴染みのあるアイテムやディティール、スタイルではないかと思います。

そう言った意味では、今のスタイルは当時のリバイバルとも言えるので、その当時を良く知る私にとっては馴染のあるものばかりで、トレンドと言えるほど大げさなモノでもないと言うのが正直な感覚です。
 

今回はドレスアイテムの代表的な傾向を解説しましたが、これ以外の傾向は今後連載ページやブログやFacebookで紹介していきたいと思います。
 

 

 

 

私も既に秋冬物のワードローブのプランを立て始めました。

ラウンドカラ―、タブカラ―、レギュラーカラ―のシャツ。 グレー系のチェックスーツ。 チェンジポケットの付いたスーツ。 サイドアジャスターのベルトレス プリーツパンツ。 グレンプレイドのタイ。 ミリタリーテイストのロングコート(膝丈)。

 

このあたりは確実に揃えようと思っています。

靴はかなり前に購入したクロケットやボナフェのオーソドックスなオックスフォードの靴を持っているので、そのあたりは手入れをしてスタンバイ済みです。

それに加えて別注したCHEANEYのブラックカーフのフルブローグは買おうと思っています。

 

 

 

 

秋冬モノを買う前に断舎利しないと・・・

もうクローゼットに入りきらなくて、部屋に飛び出しています。(笑)
 

ジャケットもスーツもコートも靴も既に限界です。
 

流れにも変化が見えてきたので、整理するモノと残すべきモノ、しばらく着ていなかったけど着られるモノが明確になったような気がします。

今月中に断舎利して、すっきりと秋冬を迎えようと思っています。









 

 

AD
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |最初 次ページ >>

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。