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2017-02-26 00:24:12

PITTI SNAP by BEAMS 2017 SS スーツ編

テーマ:スナップ

 

2017年秋冬のバイイングも終盤戦に差し掛かっています。

 

 

国内の展示会もかなり精力的に回ったので、秋冬の傾向もすでに明確になってきました。

 

 

スーツスタイルに関しては、この春夏の傾向を踏まえて、それが更に先へ進むという流れになりそうです。

 

今回は前回に続き、今シーズンのバイイングを行った昨年6月のPITTI UOMOのスナップをお見せしながら、今シーズンのスーツの傾向についても触れたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルーのダブルブレストのコットンスーツはSTILELATINO

 

 

 

BORZONELLAのシャンブレーのレギュラーカラーにクラシックなプリントタイを合わせ、カラーバーで襟をとめています。


最近このようなカラーバーを使うイタリア人が増えましたが、以前はほとんど見られなかったので、これも新しい流れです。


私のイメージではカラーバーはアメリカ人のイメージ


昔のアランフラッサーやポールスチュアートのイメージですね。


こういうアクセサリーが流行るのも、イタリアのステレオタイプのクラシックスタイルではなく、アメリカや英国のテイストを入れるのが今の流れであり、彼らの気分だということを表しています。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

時計はiWatch

 



彼はロレックスやジラール ペルゴなどの高級時計をたくさん持っているので、完全に計算されたハズシですね。


サックスブルーのストラップも彼らしいチョイスです。

 

 

日本では、このように高級なスーツを着て時計をハズすというスタイルは、ほとんどないように感じます。


日本の有名な俳優が、イタリアのセレブが集まるパーティーに参加するのに、気張って1千万円以上する時計をしていったら、ほとんどの人がSWATCHだったというエピソードをかなり前にテレビで見ましたが、確かにSWATCHが流行ってから、イタリアでもそのようなハズし技を多く見かけるようになりました。


 

 

 

 

 

 


 

靴はかなり年季の入ったエドワードグリーン

 

 

アッパーはひび割れしていて、シューレースの先もちぎれています。(笑)

 

 

日本人には理解できないと思いますが、イタリア人は本当に靴の手入れをしない人が多いです。


あまりにもピカピカの靴は不自然だという意識の人が多いのも一因です。

 

 

因みに、私も靴は綺麗に手入をして履きますが、ピカピカに光らせるのは不自然に感じるので、普通にクリームを塗って磨くだけです。

 

 



 

 

 

 

 

 

 

明るいブルーのコットンスーツのコーディネート。

 

 

 

サックスのキャンディーストライプのワイドスプレッドにドットのニットタイという、お手本のようなVゾーンです。

 

 

ネクタイの大剣と小剣をずらしているのはイタリアン スタイルですね。

 

 

ポケットチーフはシルクのペーズリーをパフで入れています。

 

 

ジャケット編でも触れましたが、最近このような英国的なシルクプリントのチーフを挿している人がとても増えました

 

以前はこのスーツスタイルであれば、白のリネンのチーフがイタリア人の定番でしたが、それも変わりました。

 

 

ましてや、チーフをパフで挿す人などほとんど見られなかったので、これもイタリアのスーツスタイルに英国的なテイストを入れることが今の流れであるということなのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツは2アウトプリーツ

 

 

ジャケットの組下以上にスーツのパンツはプリーツ入りという流れになっているのは間違いありません。

 

 

この傾向は、来秋冬さらに加速しています。

 

 

靴はブラックカーフのタッセル

 

 

以前は、この色のコットンスーツであれば、靴はブラウンというのがイタリアのステレオタイプの合わせでしたが、最近はブラックカーフの靴を合わせるケースが多くなっています。


これも以前とは大きく変わった傾向と言えます。


時計はアンティークのCARTIERでしょうか。

 

 

ネイビークロコのストラップというのも、とてもイタリア人っぽいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カジュアルなテイストの8ボタンのダブルブレストのコットンスーツ。

 

 

このスーツはBEAMSでも展開しているTHE GIGIのZIGGYというモデル


パンツも1プリーツのワイドテーパードで太目のシルエットです。


色はやはり明るめのブルーですが、コットンスーツはこのくらいのトーンのブルーを着た人がとても多いです。

 

 

コバルトブルーと言われる明るめのブルーがトレンドということもありますが、元々イタリア人は濃いネイビーの無地のスーツを日常的に着る習慣はほとんどないので、特にカジュアルなコットンスーツに濃いネイビーという選択は無いと言っても良いでしょう。


 

 

 

 

 

 

 

 

シャツはシャンブレーでブルーのトーンでまとめています。

 

 

こんなカジュアルなスーツの場合はTシャツを合わせるケースも多いですが、敢えてシャツを合わせるのが彼の気分なのでしょう。


シャツの襟が小襟のレギュラーカラーというのもポイントです。

 

 

 

足元はADIDASのCAMPUSで全身をブルーのトーンでまとめています。

 

 

因みに、このネイビーのCAMPUS、私も持っていますが、とてもコーディネートしやすいので、

休日にヘビーローテーションで履いています。

 

 

パンツの股下がかなり短いので、ダブルの折り返しも2.5cmくらいの細い幅です。


9分丈で裾幅が細いパンツは4.5cmや5cmくらいの太めの折り返し幅がスタンダードとなっていますが、このような太目のテーパードラインのパンツは更に短かい丈で穿くケースが多いので、ダブルは細い幅で折り返すのがスタンダードになっています。








 

 

時計はROLEXのDAYTONA

 

 

最も分かりやすいイタリア人らしい高級時計と言えます。

 

 

この先には、PATEK PHILIPPE(ノーチラス) と AUDEMARS PIGUET(ロイヤル オーク)というのが、昨今のイタリアのファッション業界人に最も多いパターンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6ボタンのダブルブレストのストライプスーツにホワイトシャツというシンプルなコーディネート。

 

 

 

ビジネスでも着られるネイビーストライプのスーツですが、太目の襟のダブルブレストとチェンジポケットのディティールが効いているので、単純にクラシックなスーツをノータイで着ている風には見えません。

 

 

因みに、彼はプーリア州でDE PETORILLOのエージェントをやっているので、このスーツもおそらくDE PETORILLOでしょう。


チェンジポケットの付いたスーツも増えていますが、英国的なディティールが今の雰囲気にすごくマッチするので、個人的にも新調するスーツはほとんどチェンジポケット付きのモノを選んでいます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴はブラックカーフのタッセル

 

 

英国や米国ブランドのタッセルスリッポンを履いた人がとても多いです。

 

 

長らくダブルモンクのブームが続いていましたが、今は完全にタッセルが大ブームになっていると言っても過言でないでしょう。

 

 

裾は短めの丈でシングルで仕上げていますが、シングルで穿いている人を久しぶりに見た感じです。


クラシックなスーツを着ていますが、彼自身は少しモードっぽい雰囲気のスタイルが好みなので、敢えてシングルで仕上げているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも色をあまり使わないシンプルなコーディネート。

 

 

 

濃いインディゴにも見える生地はウールにリネンがミックスされています。


シンプルにホワイトシャツに黒のニットタイというコーディネートがいいですね。


コットンやリネンのスーツが多くなっているので、ニットタイをしている人もかなり増えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴はビーフロールのローファー

 

 

アメリカン タイプのローファーもちょっとしたブームになっています


数年前にチャーチから出たビーフロールのローファーが火付け役となって、その後それを模したモデルが他のブランドからも多く出たことによって、イタリアでもビーフロールが一般的になりました。

 

 

因みに、彼が履いているローファーは、アメリカのSEBAGOのローファー


以前からイタリアではセバゴを扱うショップが多かったので、アメリカに疎いイタリア人にとっては馴染みのあるブランドです。

 

 

スーツにローファーを合わせるコーディネートは、英国や米国では完全にNGですが、イタリアでも微妙なところです。

 

 

上の画像のようなリネン混の素材で、ボタンもホワイトでカジュアルなテイストのスーツであれば、ギリギリOKかなというのが正直なところです。

 

 

いずれにしても、ALDENのローファーやタッセルもイタリアでブームになっているので、これもイタリアの服に米国のテイストをあわせることが今の流れになっているということです。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

袖付けに特徴のあるサルトリア仕立てのダブルブレストのスーツ。

 

 

ライトグレーの無地に見えますが、淡いピンクのウインドウペンが入っています。

 

 

今シーズンはチェックやウィンドウペーンのスーツがトレンドなので、ファッション業界人達は柄物のスーツを着る場合、ストライプのスーツよりもチェックやウィンドウペンのスーツを着ている人の方が多いのが実情です。

 




 

 

 

 

 

 

レギュラーっぽいセミワイドのシャツにヴィンテージ調のプリントタイ。

 


襟が大きく開くカッタウェイが減り、セミワイドやレギュラー系の襟型が増えているのが傾向です。


特に若い人ほどセミワイドやレギュラーを着た人が多く、カッタウェイを着ているのは50代以上の人が多いというのが実情です。

 

 

ネクタイはプリントタイの流れが来ています。


特に、このネクタイのようなヴィンテージ アーカイブの柄をそのまま表現したようなプリントタイが増えているのも今の傾向です。


 



 

 

 

 

 

 

 

靴はボリュームのあるラウンドトウのパンチドキャップ。

 

 

彼はいつも英国ブランドの靴を履いていますが、これはイタリアっぽいですね。

 

 

いずれにしても、旧来の細身でロングノーズのイタリアっぽい靴を履いている人はかなり少なくなりました。


イタリアのブランドも今や英国風や米国風のモデルがメインになっているのは間違いありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時計は文字盤がミッキーマウス。

 

 

これもイタリア人らしいハズシ技です。


色々な時計ブランドがミッキーマウスとコラボしていますが、これはオメガのようです。

 

 

ハズシでミッキーマウスだから何でもいいというわけではないのでしょう。


サルトリアのスーツにミッキーマウスの時計というのも日本人にはない感覚ですね。

 




 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダブルブレストのソラーロのスーツにレトロポロのコーディネート。

 

 

ソラーロのスーツはコットンスーツと並ぶ今シーズンのトレンドのスーツです

 

 

パンツはノープリーツですが、股上も深く腰周りにゆとりのあるシルエットです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベルトループ付きのパンツをベルトレスで穿き、クリップタイプのサスペンダーをしています。

 

 

皆さんが思っている以上に、イタリアではサスペンダーが一般的なアイテムになっています。


英国好きの人にとっては、細い帯のクリップタイプのサスペンダーなどありえないという方がほとんどだと思いますが、それも時代が変わったということだと思います。

 

 

単純にアクセサリーとして取り入れているというのが今の傾向なので、ルールやセオリーに縛られないことが、サスペンダーがこれだけ流行る要因になっているのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャガードのニットポロは彼のブランドのモノです。

 

 

今シーズンのトレンドに ”レトロ” というキーワードがありますが、まさにレトロ感漂うニットポロです。


絶妙のトーンのボルドーが玉虫色のスーツとよくマッチしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここでもチーフはプリント

 


本当に柄物のチーフをする人が増えました


これも ”脱イタリア ステレオタイプ” の流れだといえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

靴はブラウンスエードのタッセル。

 



表革のシューズを履いている人が増えているのは明らかな傾向ですが、スエードの靴が古くなったわけではないのでご安心ください。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時計はROLEXのサブマリーナにミリタリーグリーンのNATOストラップ。

 

 

英国好きのイタリア人にとっては、007の影響もあってサブマリーナ×NATO ストラップは由緒正しいハズシ技なのだと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルトリア仕立てのグレースーツにレジメンタル タイというコーディネート。

 

 

 

 

昨年の6月のPITTIでは、クラシックなレジメンタル タイをした人をかなり見かけました


サプライヤーの提案はほとんどないので、業界人達の間で自然発生的に起こったトレンドだと言えます。

 

 

クラシック回帰の流れの中で、このようなクラシックな柄のタイが、彼のような若い世代の人たちにとっては何の先入観もなく新鮮なものに感じるのだと思います。


サスペンダーもクリップ式で、敢えて前側に寄せて着けて目立つようにしています。

 

 

英国ではサスペンダーは見せるものではないので、見えないようにするのがルール。

 

 

わざと見えるように付けるなんて邪道だと怒られるでしょう。


因みに、彼は英国人。


英国人が皆サヴィロウで仕立てたようなスーツを着ているというのも、今の時代間違った認識だと思います。


少なからず若い世代の英国人には、英国的なステレオタイプはかなり少なくなっているというのは、奇しくもイタリアのそれと同じ傾向だといえます。

 

 

 

 

 

 




靴はブラウン スエードのタッセル。

 

 

英国人の彼が英国のルールを守るのであれば、このスタイルにはブラックカーフのオックスフォードということになりますが、彼にとっては、そんなに退屈な合わせはないということなのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スーツに関しては、上着の変化はあまりなく、前回のジャケット編の内容を見ていただければ間違いないと思います。

 

 

 

組下のパンツはプリーツ入りが主流になっているのは間違いない傾向で、サイドアジャスターを付けたベルトレスのモノも増えてきています。


10数年前にノープリーツのパンツが主流になった時も、ジャケットにはノープリーツを合わせてもスーツはエレガントに着るものなので、パンツはプリーツ入りという流れがしばらく続いていました。


そして、クラシックなスーツスタイルが再注目されている今、スーツの組下はエレガントなプリーツパンツという流れになるのは自然な流れです。

 

 

現地では、20代後半から40代前半までの比較的若い世代ほどプリーツパンツを穿き、50代以上の人たちほど、未だにどピタピタのスリムなパンツのスーツを着ている人が多いというのが実情です。

 

 

因みに、私も2年位前から新調するスーツは全てプリーツパンツにしていました。

 

 

現地でしっかり流れを見ていれば、そうなるのは当然なのです。

 

 

そして、ノープリーツのパンツもプリーツ入りに直して穿いています。


ノープリーツをプリーツ入り?

 

 

それにについては、また別の機会に。


 

 

 




 

 

 

 

 

 

 

久しぶりに買い物しました。

 


シャツを2枚買い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BORZONELLAのBDはオックスフォードとホワイトデニムに続いて3枚目。

 

 

襟型もディティールもとても気に入っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一枚は、今シーズンから展開するナポリのBORRIELLO

 

 

ブラウンのスーツをオーダーしているので、それに合わせようと思っています。

襟型も今シーズンの気分。

ワイド系はたくさん持っているので、今シーズンはレギュラーやセミワイドを重点的に買い足そうと思っています。

 

3箇所ハンドで¥23,000というコストパフォーマンスも魅力です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017-02-18 22:48:44

PITTI SNAP by BEAMS 2017ss JACKET編

テーマ:PITTI UOMO
 
年明けのイタリア出張から戻ってきてからブログもずっと来秋冬ネタでしたが、2月も終わり店頭も続々と春夏物が入荷しているので、あまり先の話よりも、そろそろ春夏のことが気になっている方も多いのではないかと思います。


と言うことで、今回は今シーズンのバイイングを行った昨年6月のPITTI UOMOで撮ってきた画像をお見せしながら、今シーズンの流れについてもお話したいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
サルトリア仕立ての上質なジャケットにクラシックなレジメンタルタイのコーディネート。
 
 
パンツはノープリーツですが、股上が深くゆとりのあるシルエットです。
 
 
ベルトループが付いていますが、ベルトはせずにベルトレスで穿いています。
 
 
ベルトループの付いているパンツもベルトレスというスタイルが本当に増えています。


少し前までは派手なベルトやウオレットチェーンで主張するのがイタリアのスタイルでしたが、完全に流れが変わりました。



 
 
 
 
 
 
レジメンタルタイにペイズリーのチーフというのが英国人のようです。
 
 
最近このようなシルクのプリントチーフをする人も増えています。
 

以前にも何度かレポートしていますが、クラシックなレジメンタルタイが現地の業界人の間でちょっとしたブームになっています。


サプライヤーの提案はあまりないのですが、クラシック回帰の流れもあって、レジメンタルタイを新鮮に感じる人たちが自ら選んでつけているという流れです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
靴はラストとレザーメッシュのレースから見ると英国ブランドのものと思われますが、どこのブランドかわかりません。
 
 
かなり色を入れて加工しています。


90年代後半から2000年代前半の頃にイタリアのシューズブランドが、SPORCATO(スポルカート)という、汚し仕上げのような加工をした靴を多く出していましたが、そんな感じと似ています。



 
 
 
 
 
ネイビーのトーとバッグはCISEIです。
 
 
元々イタリア人は男性がトートバッグを持つ習慣はなく、このサイズだとボストンバッグのほうがポピュラーだったのですが、最近徐々にトーとバッグを持つ人が増えています。


イタリアはスリが多いので、防犯上の意味もあって間口が開いたままのトートバッグはニーズが無いと以前から言われていましたが、今トートバッグを持っているイタリア人は日本の影響を受けている人がほとんどです。
 
 
 
 
 
 
 
 
時計はROLEXのDATEJUST
 
 
おそらくアラビア数字の文字盤が彼のこだわりだと思います。
 
 
日本のファッション業界人にはあまり人気のないジュビリーブレスですが、イタリアでは結構つけている人が多いです。


 
 
 
 
 
 
 
 
 
ホワイトとグレーでまとめたシンプルなコーディネート。
 
 
ジャケットがピュアホワイトではなく、少しエクリュっぽいトーンなのもポイントです。
 
 
このほんの少しトーンをずらしたグラデーションが見た目の印象を変えます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パンツは2インプリーツで長い持ち出しをサイドアジャスターに通して前に持ってくるタイプ。
 
 
実はこのタイプのパンツは先シーズンBEAMSでも少量展開していましたが、ほとんど店頭に出ることなく、予約で完売しました。
 
 
次の秋冬は、この長い持ち出しの片側サイドアジャスターのパンツを展開しているブランドがかなり増えています。
 
 
シルエットは腰周りにゆとりがあって裾に向かってテーパードしていく、今最も主流のシルエットです。
 
 
ジャケットはラルディー二ですが、彼のようにジャケットのバランスは変えずパンツのシルエットだけ変えてコーディネートするのが今の流れです。


簡単に言ってしまえば、今までのジャケットにパンツだけ今のシルエットのものを買い足せば良いということです。
 
 
実際に私も以前購入したジャケットにパンツだけプリーツパンツを合わせてコーディネートしています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
足元はホワイトのコートスニーカー。
 
 
どこのブランドか分かりませんが、もはやかなりポピュラーになってしまったスタンスミスやスーパースターを履かないのは、スナップ常連でもある彼の意地かもしれません。
 
 
数年前までかなり派手なスタイルだった彼も、こんなにシンプルなスタイルになりました。
 
 
このブログでも何度も書いていますが、イタリア血中度の高いコテコテのイタリアンスタイルは現地でも確実に古臭いスタイルになっているというのが実情です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
オリーブグリーンのジャケットは、おそらくコットンスーツのジャケットを使っています。
 
 
数年前にスーツのジャケットとパンツをバラして使う ”SPEZZATO(スペッツァート)という着方が流行ったことがありましたが、最近また見かけるようになりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
敢えて色を使わず、シンプルに白シャツにネイビータイを合わせるのも個人的に好きなコーディネートです。
 
 


ネクタイの結び目を少しずらすテクニックは、80年代にアルマーニに代表されるイタリアンデザイナーが流行った頃からイタリアでは見られるテクニックなので、彼らにとっては特別なことではないでしょう。
 
 
日本だと ”ネクタイが曲がっているよ” と注意されますね。
 
 
最近はないですが、私も数年前は雑誌の撮影の時にカメラマンさんによく注意されました。


チラッと見えるネクタイの剣先に馬の刺繍が・・・


イタリア人は日本人が思っている以上にラルフローレンが大好きです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
パンツはベルトループの付いているノープリーツパンツを敢えてベルトレスで穿いています。
 


上の全身画像を見てもわかると思いますが、ノープリーツでも股上が深くてシルエットも適度にゆとりがあります。


最初の人も同じようなシルエットですが、今のノープリーツの主流はこのようなシルエットです。


プリーツパンツにどうしても抵抗がある方は、今後ノープリーツを選ぶ際は、腰回りから渡りにかけて適度なゆとりがあって裾にかけてテーパードしていくシルエットを選ぶと良いと思います。
 
 
そして、ふくらはぎに張り付かないラインというのも重要なポイントです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
靴はALDENのタッセル
 
 
オールド ビームス ファンには懐かしい ”海老茶” のタッセルですね。


 
 
 
 
 
 
 
 
時計はTIMEX
 

ハズシのテクニックですね。


彼はNATOストラップを付けたROLEXをしていることが多いので、服の雰囲気に合わせてのチョイスでしょう。
 
 
イタリア人は普段何百万円もするような時計をしている人でも服に合わせて洒落で安い時計を付ける人が以前から結構多いです。


日本のお金持ちにはあまりない感覚ですね。





 
 
 
 
 
このソラーロのジャケットも、おそらくスーツのジャケットでしょう。
 


シルエットやディティールから推測するに、最近のものではなく、かなり前のモノを着ていると思われます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
シンプルなコーディネートですが、段落ちのレジメンタルタイがいい雰囲気です。
 
 
剣先がハンドロールなのが画像でもすぐにわかります。


クラシックで堅い雰囲気に感じられるレジメンタルタイも、剣先がハンドロールだと、こなれた印象に見えます。
 
 
世界的に見ても、ハンドロールやクアトロピエゲやセッテピエゲといった凝った仕様にこだわるのは、おそらくイタリア人か日本人だけでしょう。


英国人やアメリカ人には無いこだわりですね。


最近クラシックなレジメンタルタイがPITTIに集まるような業界人達に再び注目される流れがあります。
 
 
因みに、この方もシルクプリントのポケットチーフ


イタリア人と言えばリネン系のポケットチーフと言うイメージでしたが、随分変わりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
靴はALDENのスエードでしょうか。
 
 
かなり汚い・・・


でもイタリア人ってこんな感じの人が多いです。


そもそも靴を綺麗に手入れして穿いている人が少ないのが実情です。


ハイシャシンなんて言葉自体ないかもしれません。


あまりにも汚れているので指摘すると ”ビンテージだ” などというあり様。


イタリア人のジョークって呆れるほどつまらないです。(笑)





 
 
 
 
 
時計は古いROLEXにNATO ストラップ
 
 
サブマリーナやGMTマスターなどのスポーツ系をしている人が多い印象ですが、実はDATE JUST系のモデルをした人も結構多いです。
 
 
NATO スタラップは今も流行っていますね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ここ数年、イタリアでよく見られるジャケットとジレを同素材にする2ピースコーディネート
 
 


リネンのシャツ地のジャケットとジレのコーディネートはいいですが、同素材のポケットチーフはちょっとやりすぎ感があるので、チーフなしでよかったなという感じです。


シャツを淡いベージュにしたのは正解だと思います。


シンプルにホワイトシャツか定番のシャンブレー系のシャツをあわせたくなるところですが、胸元に少しのぞくベージュの麻のシャツが程よいポイントカラーになっていると思います。
 
 
 
 
 


 
 
 
パンツは2プリーツのテーパードシルエット
 

彼も数年前はピタピタのスリムフィットを穿いていましたが、今はさすがにプリーツパンツです。
 
 
PITTIの会場を見ても、ピタピタのノープリーツを穿いた人は本当に少なくなりました


 
 
 
 
 
 
 
 
靴はおそらく CHURCH'SのSHANNNON です。
 
アッパーの光沢からするとバインダーカーフでしょうか。
 
 
テーパードした細めの裾幅のパンツにボリュームのあるラウンド トウ というバランスが今やイタリアでも一般的になりました。
 
 
ALDENの990のプレーントウを履いている人が多いのもその流れです。
 
 
90年代後半から2000年代前半にも、細い裾幅にボリュームのある靴というバランスが流行ったことがあるので、当時を知る人にとっては馴染みのあるバランスだと思います。






 
 
 
 
ピークドのストライプジャケットにデニムのジレというコーディネート。
 
 
シングルのピークドラペルのジャケットは来秋冬のトレンドでもあるので、先取りいう感じでしょうか。
 
 
彼のキャラクターを考えれば、このタイミングで着ていなくてはならないジャケットなのだと思います。
 
 
パンツはBEAMSでも展開している2インプリーツのサイドアジャスター


私の好きなモデルなので、先シーズンは3本購入しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
胸を大きくはだけるのは彼のスタイルですが、今となってはやりすぎの感もあります。
 
 
 
アクセサリーも個人的にはちょっとやりすぎかと・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
靴のブランドは不明ですが、英国調のタッセルです。
 

彼くらいイタリア的な艶っぽい着こなしをするような人でも、イタリアっぽい靴を履く人はほとんどいなくなった言ってもよいでしょう。
 
 
全身イタリアっぽいモノでまとめるスタイルは、現地でも古臭いスタイルになっています。


彼の場合は2インプリーツのパンツとタッセルスリッポンがイタリア臭さを中和していると思います。


アクセサリーをもう少しシンプルにして、シャツのボタンをもう少しとめれば更に良いのですが・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
後染めのジャケットにウエスタンシャツという、イタリア人に最も多い平均的なジャケットスタイルです。
 
 
 
 
よく見ると以前とは変わっているところがあります。


以前は、このようなスタイルにはスタッズがやチップの付いたベルトをして、剣先をたらしている人が多かったのですが、今はほとんど見かけなくなりました。
 
 
それに変わって、ベルトループが付いているパンツでもベルトレスで穿くスタイルが急増しています。
 
 
カジュアルなジャケットスタイルもタイドアップしている人たちと同じということです。
 
 
数年前までは、派手なベルトで主張するのがイタリア人の定番的なスタイルだったのですが、今はそれも古臭いとされているようです。
 
 
特に30代~40代くらいの比較的若い世代の人ほどそれが顕著なのも今の傾向です。


パンツはノープリーツですが、やはりピタピタではなく適度にゆとりのあるシルエットです。
 
 
このくらいのシルエットが、今や最も細い部類に入ると思います。
 
 
 
 
 


 
 
 
 
靴はロングウィングですが、ドクターマーチンのようなソールが付いています。
 

どこのブランドのものか分かりませんが、ラウンドトウでボリュームがあるというのは他の人と同じバランスです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
プリーツ入りのパンツを履く人が増えたことで、ジャケットも変化があるのではないかと思っている方も多いと思いますが、結論から言うとジャケットはほとんど変化はありません
 
 
ただ、あまりにもタイトなシルエットやナローなラペルや、極端に短い着丈のジャケットなどは言うまでも論外だということはお伝えしておかなくてはならないと思います。


そして、日本ではタイトなシルエットがイタリア以上に流行ったので、自分が見てもサイズが合っていないという人をここ数年見かけることが多かったです。


つまり、タイトに見せたいがために、どう見ても46を着たほうが良い人が44を着ているというようなサイズ感で着ている人を見かけることがとても多かったので、今後は基本に戻って適正サイズをきちっと選ぶことが重要になると思います。
 
 
ジャケットのシルエットが変わらないというのは、あくまでも適正サイズを着ていることが前提での話なので、それだけは注意してください。


プリーツパンツに関しては間違った認識を持たれている方も多いようですが、今の主流はテーパードのシルエットなので、裾幅は今までのノープリーツとほとんど変わりません。

 
なので、上の画像でも分かるとおり、丈の長さも変わりませんし、見た目もすっきりしたシルエットのプリーツパンツが多いのが実情です。
 

ようは、ピタピタで脚に張り付くようなフィットのパンツから適度にゆとりのあるシルエットに移行しているのは間違いない流れなので、それだけは押さえておいたほうが良いと思います。


もちろん、かなり太いシルエットのパンツを穿いている人もいますが、それは更に先を行っている人たちなので、そういう流れもあるということもご理解いただければと思います。
 
 
プリーツパンツ論争のようなものが起こっているようですが、ノープリーツのパンツが流行る前も同じようにノープリーツパンツ論争みたいなものがありました。


転換期には必ずアンチテーゼみたいなものがありながら流れは変わっていくものです。


”プリーツパンツなんか穿けるか” という方の気持ちも理解していますので、無理にお勧めする気は全くありません。


ただ、流れは変化しているということだけは、頭の隅に少しだけでも入れておいていただけると嬉しいです。
 
 
そして、少しでもプリーツパンツが気になるようなことがあれば、是非ご試着してみてください。


その際は、ワンプリーツの細身のシルエットのモノをお試しいただけると良いと思います。
 
 
体系カバーという面でも、適度にゆとりのあるシルエットの方が良いというのも、あまり知られていません。


それはまた別の機会に・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 



 
 
 
 
 
 
 
 
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2017-02-11 20:14:04

MEN'S EX 連載 3月号

テーマ:連載
 
MEN'S EX 3月号 が発売されました。
 
 
今回の表紙は、水谷豊さんと反町隆さん。


水谷豊さんは、すっかり相棒の杉下右京のイメージが強くなりましたが、私は傷だらけの天使で若き水谷さんを知り、熱中時代の北野広大がはまり役だったと思う世代。


50代の読者の方には共感されるかも知れませんが、30代~40代中くらいの方は ”なにソレ?” という感じでしょうか。(笑)







 
 
水谷さんのスーツはKITON、反町さんはトムフォード

 
ドラマでの二人のイメージをしっかり表現したコーディネートですね。

 
因みに、反町さんが着ているシングルのピークドラペルのスーツ

 
2017秋冬のスーツ  ジャケットはピークドラペルが結構増えています


かなり早い先だし情報。


でも、確実な流れでしょう。







 
 
 
私の連載 ”中村達也の今、買いのアイテム”
 
 

今回のテーマは ”ベルテッド コート” です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今シーズンのバイイングを行った昨年6月のPITTI UOMOやミラノのショールームでも、ベルテッド コートが多くのサプラーヤーから打ち出されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ベルテッドのクラシックなコートといえばトレンチコートが代表格なので、定番のコットンギャバジンだけでなく、様々な素材のトレンチコートが見られました
 
 
そして、トレンチコートと同じくらいバリエーションが多いのが、バルカラーにベルトをつけた、日本では通称 ”ベルテッド ステン” と呼ばれるモデル。

 
その他では、ボタンがなくてベルトだけで結んでフロントをとめるガウンのようなタイプのコートも見られ、ベルテッドタイプのコートがとにかく増えているのが今シーズンの傾向です。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
因みに、コートだけでなく、サファリやミリタリー、アウトドアといったテイストのアウターにもベルテッドの仕様が多く見られるのが今シーズンの傾向。
 
 
 

ご覧のように、今シーズンのスアウターのトレンドでもある ”ユーティリティー ジャケット” にもベルテッドのディティールのモデルが多くのサプラーヤーから提案されていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、この流れは2017年秋冬も継続しています
 
 
 
 
 
 
 
 
上の画像は先月行われたPITTI UOMOやミラノのショールームで撮ってきた画像です

 
ご覧のように、2017年秋冬もベルテッドのコートが多くのサプラーヤーから打ち出されているのを見ても、これが一過性のトレンドでないことは間違いないでしょう。







 
 
 
着こなしのポイントはベルトの結び方


あまりベルトをきつく結ばず緩く結ぶ方が今の雰囲気です


そして、ボタンを留めずにベルトを結ぶのも良いでしょう
 
 
 
このように、真面目すぎずリラックスした雰囲気で着こなすのが昨今の傾向です。


このテクニック、皆さんも是非取り入れてみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そして、ベルトを結ばないときにやってはいけないことがあります。
 


本誌でも紹介しているベルトを後ろで結ぶこと


たまに街や電車の中で見かけますが、男性がこれをやるのはNGです。


ベルトを結ばないときはベルトの端を無造作にポケットに突っ込んだほうが男らしくて見た目も良いと思います。


絶対にダメとはあまり言わない私ですが、これは絶対にNGです。








 
 
ここ数年、所謂スプリングコートが春夏のトレンドアイテムとして提案されています。


それは、ジャケットやスーツとあわせるだけでなく、カジュアルなスタイルにもあわせるような流れが広まったことにもよるのではないかと思います。


数年前までと比べても、サプライヤーが提案するスプリングコートのバリエーションがかなり多くなった印象です。


ベルテッドコートのベルトのこなしが難しいと感じる方も多いと思いますが、心配することはないと思います。


私自身うまく決まらない日もありますが、そんなときはベルトの端をポケットに突っ込んで着ています。


ベルトが付いているからといって、絶対にベルトを結ばなくてはいけないということではないので、その辺は柔軟に考えてもよいと思います。


ベルトを結ばなくても後姿でベルトが見えていると、ベルトなしのコートとは明らかに違った印象に見えます。


この後姿の印象の違いもベルテッドコートの特徴と言えるでしょう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
誌面で私のお勧めで紹介している3着の中でも、右端のPALTOのギンガムチェックのコートは特に気に入っています。 


グリーンとベージュのチェックが絶妙です。






 
 
 
柄違いのグレンプレイドもなかなかいいです。
http://www.beams.co.jp/item/brilla_per_il_gusto/coat/24190180540/

 
細身のシルエットなので、ワンサイズアップで着るのがお勧めです。


ピタピタのベルテッドコートはサマになりませんので、それも注意すべきポイントです。


カジュアル感の強いコートなので、スーツスタイルには難しいと思いますが、ジャケットやカジュアルスタイルに合わせるには、とても今シーズンらしいコートだと思います。


ご興味のある方は、是非最寄の店舗でご試着してみてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2017年春夏 トレンド解説動画 第2弾 アップしました。
 


今回はカジュアルスタイルについてです、

是非ご覧ください。

http://www.beams.co.jp/feature/170127/































 








 
 
 
 
 
 
 
 
 
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