年末ギリギリ。 | ELEMENTS OF STYLE

年末ギリギリ。

 

今日が年内最終出勤です。

仕事は商談が一件あるだけで、ほとんど残務整理という感じですが、個人オーダーしていたスーツが年末ギリギリに届いたので、空いた時間に試着をして仕上がりをチェックしていました。





 

 

届いたスーツは ”PAIDEIA” のダブルブレストのスーツ。



 

今シーズン展開して、ほぼ完売したモノと同じモデルです。



ERNESTOのオーダー会時にPAIDEIAのスーツのオーダー会もできないかと思い、どのような仕上がりになるか確認したいので、自腹でオーダーしてみました。



10月にエルネストとパイデアのディレクターであるエンリコが来日した際に、既成の44をベースに採寸してもらい、少しだけ補正を入れてオーダーしました。



補正の内容は、肩幅と背幅が少し小さく、腕が上げづらかったので、そこは念入りにチェックしてもらいました。

 

 

ウェストも私にはちょっとタイト過ぎたので、全体で2cm程度緩く修正しました。



ダブルブレストはフィットしたほうが格好いいのですが、さすがにタイト過ぎました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツは元々ジャストフィットで補正の必要が無かったので、既成の44のままでオーダーしました。

 


もちろん、ワンプリーツです。


クラシックなスーツのパンツは、プリーツ入りがもはやスタンダードですね。

 


モデルがあれば、2プリーツでオーダーしたかったいうのが本音です。



 

 

 

 

 

 

生地はは ”DRAPERS” のバンチの中からチョイスしました。



グレーのグレンプレイドに綺麗なブルーのウィンドウペンは、今シーズンのオーダーバンチの中でも3本指に入るお気に入りの生地です。

 

 

最初はBEAMSのカスタムテーラーでオーダーしようと考えていたのですが、たまたま今回のような機会があったので、迷わずこの生地でオーダーしました。



色違いでブラウンもあって、それもかなり刺さったのですが、結果的にブルーに落ち着きました。
 

 

 

 

 

 

 

因みに、ブラウンはこんな感じです。

 


本当に綺麗な色の生地です。



余裕があれば、シングルとダブルで色違いで作りたかったくらいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

結果的に仕上がりはどうだったかと言うと・・・



前着丈が少し長く感じる意外は、かなり満足いく仕上がりでした。



着丈はお直しで対応できるレベルなので全く問題ありません。



私の経験上、ナポリのサルトリアを含めて、スミズーラといっても100%完璧に仕上がることの方が少ないので、90%以上の仕上がりであれば、最終的な微調整は全て日本で直しています。



それで今まで問題があったことは一度もありません。



ただ、たまに全体的にワンサイズくらい違うサイズで上がってくる場合もあるので、その場合はさすがに寛容な私でも怒ります。(笑)



今シーズンもナポリのあるサルトリアでスーツをオーダーしていたのですが、仮縫いしたにもかかわらず、完全にワンサイズ小さく上がって来ました。



来年来日した際に見てもらうので、仕上がりは来年の秋ですね。



生地はかなり気に入っているので、気長に待つことにします。

 

 

それもナポリとの付き合い方かと・・・




 

 

 

 

今回の仕上がりを見ても、かなり満足のいくレベルだったのでオーダー会の開催を考えたいと思っています。
 

 

あとは、皆さんにオーダーしていただけるかどうかですね。







 

 

このスーツ、年明けのイタリア出張に持って行こうかなとも思っているのですが、年末年始でお直し屋さんも休みなので微妙な感じです。



体に馴染んでいないスーツを出張先でいきなり着るのもどうかなというのもあるので、悩むところです。



洋服屋の出張は大変です。



特に1月の出張はコートもあるので、コートとスーツやジャケットやパンツとの相性も考えないといけないので、準備に時間がかかります。


靴も迷いますね。

 


いつも何を持っていくかギリギリまで迷って、スーツケースが閉まらなくてまた迷い・・・



持って行くものが決まるのもいつもギリギリ。


ギリギリにならないと本領発揮できない私。



もういいオッサンなので、少し余裕のある人になりたいものです。(笑)