ＢＥＡＭＳ ＳＮＡＰ

私が帰国した先々週末から先週の頭まで、

ヨーロッパはパリもロンドンもフランクフルトも大雪で、

私の知人も何人か空港で足止めをくらって大変だったようです。

日本も寒いですね。

イタリアが暖かかったので東京の寒さは身にしみます。

これまで出張中は、私や他のスタッフが手の空いた短い時間にスナップを撮っていましたが、

今回初めての試みで、プロのカメラマンさんを同行して本格的にスナップを撮りました。

今日はそのスナップの中から私が選んだスナップをお見せします。

名づけて ”ＢＥＡＭＳ ＳＮＡＰ”

ここ数シーズン続いているベージュのトーンのグラデーション。

それぞれのアイテムのトーンを微妙にずらしてうまくまとめています。

ベージュのグラデーションは上品に見えますね。

この人が着ているような少し丈が長めのピーコートは、

今回のPITTIでもよく見られました。

色々なスナップで常連のこの方、

コートとパンツはベージュとホワイトのグラデーションでまとめていますが、

赤をポイントカラーに使っています。

タートルネックにシャツの襟出しというのも、

今回のＰＩＴＴＩでよく見られたテクニックですが、

この方は以前からこのスタイルでした。

個人的にはソックスは赤ではないほうが良いと思うのですが･･･

ブラウン コーデュロイのスーツコーディネート。

同系色のニットベストにウールのチェックタイ。

シャツは細かいタッターソールのシャツです。

英国調の流れもあり、タッタ―ソールのシャツも多く見られました。

ＢＥＡＭＳのショップディスプレイみたいなコーディネートです（笑）。

コーデュロイは引き続き来秋冬も重要な素材です。

日本のファッション誌にも度々登場するミラノのＥＲＡＬ５５のスタッフ。

チョット渋めの英国調の柄のジャケットにオレンジのベスト、

パンツは黄色みがかったベージュという、

難しい色をうまくまとめたコーディネートです。

ジャケットはおそらくサルトリアで仕立てたものでしょう。

画像を見るだけで仕立ての良さがわかります。

ブラウンのウインドウペンのスーツに同系色のベストを合わせ、

タイはネイビーとレッドのホリゾンタルのニットタイを合わせています。

少しの分量ですが、ネクタイの赤がポイントカラーになっています。

今回のPITTIでは、ウインドウペンやグレンプレイドのスーツを来た人達を多く見かけました。

この方もスナップの常連ですね。

ライトグレーのコートにミディアムグレーのニット、

インナーはヘンリーネックのＴシャツです。

ヘンリーネックのTシャツは昨年の６月のPITTIで多く見られた、

今年の春夏のカジュアルのトレンドアイテムでもあるので、

先取りという感じでしょうか。

ブラウンの３ピースに見えますが、

ベストとパンツが同素材でジャケットはブラウンの大柄チェックです。

全体の色のトーンを近くすることで３ピース風に見せています。

大柄のプリントタイもうまく合わせ、かなりお洒落な方です。

メランジがかったピンクのジャケットにロイヤルブルーのベスト、

デニムのシャツにマルチボーダーのニットタイ、パンツはカーキっぽいカラー、

難しい色や柄をうまくまとめています。

ジャケットはＢＥＡＭＳでも今年の春夏から展開するERNESTOです。

今回のPITTIでは、ＥＲＮＥＳＴＯのジャケットを着ている人を結構見かけました。

この方もスナップの常連ですね。

REVIVALのデザイナーだった、

ＧＡＢＲＩＥＲＥ ＰＡＳＩＮＩさん、

来年の秋冬から自身の名前を冠した、

ＧＡＢＲＩＥＲＥ ＰＡＳＩＮＩを展開します。

生産はＬＡＲＤＩＮＩということで、

今回のＰＩＴＴＩでもバイヤーの注目度は高く、

いつもブースが賑わっていました。

今回一緒に食事をする機会がありましたが、

見た目の印象とは間逆の物静かでインテリジェンスのある方でした。

ビンテージ風の生地を使ったダブルブレストのスーツがかなり似合っていました。

ＭＥＮ’Ｓ EX でお馴染みのモデルのデビットです。

最近はニベアのCMでもお馴染みですね（笑）。

昨年６月のPITTIに続き自腹でフィレンツェまで来ました。

彼は本当に洋服が大好きで、ＢＥＡＭＳでもよく買い物していただいています。

プリントのスカーフはＢＥＡＭＳで展開していたＡＮＤＲＥＡ’Sのスカーフです。

突然現れたスタイルが良くてお洒落なアメリカ人（笑）。

かなりスナップを撮られていました。

日本人も頑張ってます。

左のＳさん、かなり派手なジャガード柄の３ピース。

今回のPITTIで見た一番派手なスーツでした。

着道楽、食道楽のＳさん。

ＰＩＴＴＩの会場でも大阪スタイル？を貫いていました（笑）。

そして、私もバイヤーの吉田と西口と３人でスナップを撮ってもらいました。

カセンティーノのコートを着ていると何故かイタリア人に褒められます。

知らない人にとってはただの毛玉のコート。

洋服好きのイタリア人にとっては魅力的な素材のコート。

因みに、日本でカセンティーのコートを着ていて、

ファッション業界以外の人に褒められたことはありません。

女性うけはもっと悪いでしょうね（笑）。

次回も”BEAMS SNAP”続きます。