ITALIA REPORT 5
店舗は春夏モノの入荷が始まっていますが、今シーズンはイタリアの大雪と高速道路のストライキなどが
重なり、デリバリーが遅れると言われていましたが、幸い順調に入荷しています。
この時期は、春夏モノを購入してもすぐには着られないものが多いですが、
私はこの時期、季節に関係のないシャツやネクタイやポケットチーフなどの小物を購入して、
今着ているものと合わせてコーディネートに取り入れるので、この時期でも毎日入荷をチェックして、
すぐに着られるものや使えるものを購入しています。
今回はイタリアレポート最終回です。
ベージュからブラウン、ライトグレーからミディアムグレーというカラーがメインの中、
挿し色として提案されていたカラーがボルドーでした。
今まであったワインレッドとの違いは、少しパープルを混ぜたようなトーンのボルドーが多いという印象です。
ベースカラーに使われているだけでなく、柄の中にポイントカラーとして使われているケースも多く、
様々なアイテムでボルドーのカラーが見られました。
2012年春夏のトレンドカラーでもあるオレンジが、来秋冬も提案されていました。
ベージュやブラウンと相性の良いカラーとしてオレンジが提案されていました。
春夏のトレンドカラーでもあるので、既にベージュやブラウンとコーディネートしている
人達も見られました。
存在感のあるカラーなので、上手くコーディネートすれば2012年の秋冬らしい提案のできる
カラーであると思います。
今回のPITTI UOMOの会場ではキャップやハットをかぶった人たちが多く見られました。
下段の画像のようなニットキャップをかぶった人たちは、ずいぶん前から1月のPITTI UOMOや
冬のイタリアの街中では良く見られました。
カジュアルなスタイルだけでなく、スーツやジャケットスタイルにテーラードコートを着てニットキャップを
かぶるという、私達日本人にはミスマッチとも思えるコーディネートが現地では良く見かける定番的なスタイル
でしたが、今回はハンチングや中折れ型の帽子をかぶる人達をかなり見かけました。
ファッション全体がクラシックなスタイルに回帰していく傾向の中、帽子が取り入れられているという印象ですが、
ニットキャップがイタリアで流行しても日本では全く受け入れられなかったと同様に、日本人の考えるイタリアの
クラシックスタイルのイメージとは遠いところにあるので、このようなスタイルが日本の中で受け入れられるのは
難しいのではと感じます。
それでも確実に帽子が、ファッションにこだわる人たちにとっては重要なアイテムになっている事実
だけはお伝えしたいと思います。
これまで5回に分けて1月のイタリア出張で感じたことをレポートしてきましたが、
より細かいポイントに関しては、またシーズンが近づいたら実際にバイイングしたものと絡めて
お伝えできればと思います。
イタリアでは昨年の春から発売された ALFAROMEO GIULIETTA
イタリアでは発売当初から大人気で、多くのバックオーダーが入ったということです。
私も昨年の6月にイタリアで実車を見ましたが、イタリアンデザインらしいグラマラスなラインは、
ドイツ車にはない色気があります。
AUDI A3やBMW 1シリーズが競合で、ドイツ車が大好きなイタリア人も一目置いている車ですが、
今でも ”イタ車は壊れる” という固定観念が強い日本では、同じお金を出すならドイツ車という考えは
中々覆せないというのが現実ですが、私自身MITOを購入して思ったのは、今やイタリア車もドイツ車並みの
剛性があり、テクノロジーも最新で、トラブルも全くありません。
日本でも販売が始まりましたが、デザインよりも堅実な車が売れる日本で、GIULIETTAが売れるのかどうか、
アルファ ファンとしては注目しています。