ELEMENTS OF STYLE
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CUSTOM TAILOR BEAMS IN SINGAPORE

 

9月25日から10月3日までシンガポールに行ってきました。


要件はシンガポールのセレクトショップCOLONY CLOTHINGでのCUSTOM TAILOR BEAMSのオーダー会。


3月のオーダー会が好評で今回が2回目の開催になります。


オーダー会の様子を少しお見せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

今回も前回と同様3日間とも11:00~20:00までフルアポイントで、前回以上の多くのオーダーをいただきました。
 

 

 

 


日本はこの時期のオーダーは秋冬の生地ですが、シンガポールは常夏なので春夏の生地でのオーダーです。



 

半年前にリリースされた生地なのでソールドアウトの場合も多く、私のリコメンドの生地は多めにピックアップして全て生地在庫を確認しました。


さらに、今回同行したスタッフの佐藤がリコメンドの生地を全てオーダーして、お客様がイメージしやすいように大きな台紙に生地を貼るという、気の利いた事前準備をしてくれたお陰でお客様からも大変好評でした。

 

 

ビンテージの生地も新しいものが少し追加されたので、興味を示されるお客様も多くいらっしゃいました。


バンチは30冊ほど持って行ったので、気に入った生地がなく諦めるお客様は一人もいませんでした。

 

 

写真を見てもわかると思いますが、生地のアドバイスからメジャーリングとフィッティング、裏地やボタン選びまで相当細かく行うので、おひとり40分~60分の枠を設けていますが、二時間かかったお客様もいらっしゃいました。


仮縫いの無いMTMはフィッティングの精度が重要なので、細部まで慎重にチェックしていかなければなりません。


シンガポールはアジア人だけでなく欧米人も多く、さらにほとんどの人がトレーニングで鍛えているので、体型のバリエーションが多くフィッティングがとても難しいのです。


自らフィッティングをチェックし、気になる所はフィッターがさらに細かくチェックをしていきます。


修正はミリ単位で自分がかなり厳しい要求をするので、フィッターの矢吹もハンドタオルで汗を拭きながら奮闘していました(笑)。

 

 

前回は3日間飲まず食わずでオーダーを取りましたが、今回はサンドウィッチを用意してもらい少し時間が空いたタイミングでバックヤードで軽くランチ?をとることができました。

 

 

日本と違い3日間しかオーダーができないので、あくまでもお客様のアポイントが最優先でゆっくりランチをとる暇などありません。

 

 

初日が終わり夕食後ホテルに戻る道で今回同行した一番若いスタッフの佐藤が、「ちょっと忙しすぎませんか」と小声でボソッと・・・(笑)。

 

 

確かにゆとり世代にとっては忙しすぎるかもしれませんね(笑)。


でも、それだけシンガポールのお客様に期待されているということなので、自分たちはそれに応えなければなりません。


昭和のオヤジは忙しくてなんぼなんです(笑)。

 


 

 

 

 

 

大盛況だった3日間を終え、最終日は8:30からマリナベイサンズで動画の撮影。

 

 

パッキングもあったので6:30起きでした・・・


我ながら本当にタフです。


 

 

 

月曜日の早朝のマリナベイサンズでスーツ着てタイドアップしているのは私だけ・・・(笑)。

 

 

優秀な撮影クルーがこだわって撮影してくれたので良い動画が撮れたと思います。


公開されたらお知らせしますね。





 

二回目のオーダー会も大盛況でした。

 

 

河村さん、佐藤さん、ありがとうございました。

 



さすがBEAMSのOBだけあって頼りになります。
 

 

次回のオーダー会は来年の3月。


その前に他のアジアの国でオーダー会を開催する予定もあるので来年は忙しくなりそうです。


還暦過ぎのオッサンですが、まだまだ元気なのでランチ抜きのフルアポイントで頑張ります!(笑)

 

 




 

 

 




 

回顧録Vol.3 PITTIじゃなくてパリのSEHM(後編)


前回に続き、90年代ヨーロッパ最大の展示会であったパリのSEHMのお話です。


前回は会場内の雰囲気や出展ブランドをお見せしましたが、今回は来場者のスナップや著名人のコーディネート、そしてSEHMが衰退しPITTI UOMOの隆盛が始まる流れもお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

 

1994年のSEHMの会場で私が撮ったスナップです。

 

 

 

 

 

 

 

 

当時のSEHMでスナップをとる人はほとんどいなかったので、ある意味貴重な写真かもしれません。

 

 

日本のメンズ雑誌では、おそらくメンズクラブのバックナンバーでスナップを見たような気がしますが定かではありません。


90年代に入ると本格的な英国調のブームが広がり、この頃になるとVゾーンが狭い3つボタンのジャケットやスーツを着た人がSEHMの会場でも多く見られるようになりました。

 

 

それでも肩幅が広く着丈が長く、パンツも太く、なんとなく80年代を引きずった英国風も多く見られたので、まだまだ確立されていない部分も多かった印象です。

 

 

上の3枚はおそらくフランス人だと思いますが、フランス人はこんな感じのフィッティングやシルエットに無頓着な人が多く、4枚目もおそらくフランス人だと思いますが、こんな感じがOLD ENGLANDのディスプレイのようなフレンチブリティッシュで洒落た感じのフレンチスタイルでした。

 

 

 

 

 

このあたりの人たちはイタリア人だと思われます。
 

 

 

 

 

 

この頃すでにイタリア人は明らかにフランス人や英国人と違うフィッティングやシルエットのジャケットやスーツを着ていたので、すぐにイタリア人とわかる雰囲気でした。

 

 

パンツのシルエットも大きく違っていた印象です。

 

 

特に3枚目の人はネイビーのスーツにネイビーの無地のネクタイ、大きなノット、テーパードしたパンツと、現代にもつながる明らかなイタリアンクラシックなスタイルです。

 

 

当時は展示会場でスナップなど撮る人など誰もいなかったので、隣の女性が ”なんで撮るの” という感じで睨んでいますが、本当に知らない人に写真を撮られるのを嫌がる人がほとんどでした。

 

 

 

 

 

 

カジュアルなスナップはこれしかありません。

 

 

この人たちもおそらくフランス人だと思いますが、男性も女性も80年代のフレンチアイビーな感じのカジュアルスタイルです。

 

 

 

 

 

 

 

著名人たちのスタイルはこんな感じでした。

 

 

MICHAEL DRAKE

 



皆さんご存知のDRAKE'Sのデザイナーのマイケル ドレイクです。



1994年なのでまだスリムですね(笑)。



着用しているスーツはBELVEST、シャツはBROOKS BROTHERSのオックスフォードBD、靴はおそらくCHURCH'Sのダークブラウンスエードのチャッカブーツ(RYDER)だと思います。



彼と初めて会った1989年頃から引退する2010年頃までずっと彼のスタイルを見てきましたが、彼が英国のスーツやシャツを着ているのを見たことがありせん。



当時DRAKE'Sの共同経営者だったCARRINGTON HULL氏が英国のBELVESTのエージェントだったこともあり、マイケルはいつもBELVESTのネイビーかグレーのスーツを着ていました。



イタリアのスーツにBROOKS BROTHERSのボタンダウンにCHURCH'SのRYDERと言うのは、当時イタリアで流行っていたスタイルです。



ちなみに、2000年代に入るとナポリのサルトGENNARO SOLITO(ジェンナーロ ソリート)で仕立てたスーツを着るようになり、シャツも同じくナポリのカミチェリア FRANCESCO MEROLLA(フランチェスコ メローラ)でスミズーラしたセミワイドのシャツを着るようになりました。



当時彼のビジネスで最も重要なクライアントだったナポリのMARINELLAのMAURIZIO MARINELLA(マウリツィオ マリネッラ)の紹介でオーダーするようになったとマイケル本人から聞きました。



この写真を見ても、マイケルがMARINELLAのようなプリントのネクタイをしているのがわかります。



唯一英国人らしいと思った点は、イタリアのスーツを着ていてもブレイシーズ(サスペンダー)はずっとつけていたところです。

 




 

 

 

JOHN DAVIDSON

 

 

JOHN DAVIDSONって誰?と思う方も多いと思いますが、彼はJ&M DAVIDSONの創設者で、J&MのJは彼の名前からとっています。



Mは奥さんのMONIQUEからとっているので、JOHN&MONIQUE DAVIDSONがブランドネームの由来となっています。



彼のスタイルはいつも上の写真のように、ネイビーブレザーにボタンダウンシャツにネイビードットのスカーフ、ファイブポケットのジーンズに黒のオックスフォードやモンクストラップという、英国人らしからぬフレンチアイビー的なスタイルでした。



奥さんのMONIQUEはフランス人なので、その影響もあったと思います。



当時パリの街にリサーチに行くと彼ら夫婦をよく見かけました。



パリの街並みに溶け込んだ、二人のシンプルでありながら上品な装いに憧れたものです。

 

 

この画像は2015年の画像ですが、二人のスタイルが変わっていないのもいいですね。
 

 

 
 


 

 

 

 

LLOYD JENNINGS

 

 

 

 

本名はASHLEY LLOYD JENNINGS



LLOYD JENNINGSと聞いて懐かしいと思う方は相当な靴マニアだと思います。



1970年代後半頃にロンドンにあった彼の名を冠したショップは、クロケット&ジョーンズやエドワードグリーン製のLLOYD JENNINGSネームの靴を展開し、ビスポークも手掛け、ALDENも扱うショップでした。



ある意味伝説的なショップでしたが、ビジネス的にはうまくいかなかったようで数年後に閉店します。



その後パートナーであるJEREMY HACKETTと1983年にロンドンのキングスロードにオープンしたショップがHACKETTでした。

 

 

 

 

この写真は私が1989年に初めてロンドンに行った時に撮ったキングス ロードのHAKETT一号店。


自分の持っている写真を確認すると、1991年まではこの一号店の写真が残っています。

 

 

ストイックな英国紳士的な着こなしのハケット氏と比べると、彼はどことなくフランス人のような抜け感のあるスタイルでした。


ツイードジャケットにチャコールグレーのパンツに明るいブラウンの靴というスタイルも、英国というよりは少しラテンの雰囲気が感じられるスタイルでした。



彼はその後ALFRED DUNHILLやCORDINGSのディレクターや様々なブランドのコンサルタントを務めます。


私が最後に彼に会ったのは10年くらい前、PITTIが終わりフィレンツェからミラノに向かう列車の中。
 

 

私の向かいの席に座った彼は、白のオックスフォードのボタンダウンにホワイトデニム、足元はブラウンのドライビングシューズという、英国人というよりはフランス人のようなスタイルでした。



何度か面識があるのでその場で昔話に花が咲きましたが、気難しそうな雰囲気のハケット氏に比べるとジェニングス氏はフレンドリーでとても社交性のある人でした。


彼とのエピソードはいくつかありますが、2011年に書いたブログで少し触れているのでご興味があればご一読ください。

 

 



 

 

 

SEHMが盛り上がったのは90年代中頃がピークで、その後急速に衰退していきます。

 

 

きっかけは無料で誰でも入場できたのが入場料を取るようになったこと。


パリはファッションを学ぶ学生が多く、アパレルに携わる人もとても多いので、SEHMはそういう人たちが学んだりリサーチする場でもありました。


入場料(当時の値段で2000円くらい)をとるようになってから、そのような人たちが次第に来なくなり、来場者が急激に減り出し出展者の撤退が始まり、私が最後にSEHMに行った1999年には出展者が数十社という散々たる状況になり、その数年後幕を閉じました。

 


SEHMが衰退していくのと反比例しPITTI UOMOの来場者が増え、90年代後半頃にはPITTI UOMOがSEHMに代わりヨーロッパ最大の展示会となり現在に至ります。

 

 

こうやって当時のSEHMを振り返ってみると、なんとなく今のPITTI UOMOも似たような状況を感じます。


というのも、PITTI UOMOはここ数年急速にサプライヤーの撤退が相次ぎ、ブースの数は全盛期の6~7割くらいに減少しています。


今後もさらに減ることが予想され、PITTI離れが進んでいることは誰が見ても明らかです。

 

 

一般の方はSNSでスナップを見て盛り上がっているように感じているかもしれませんが、そもそもスナップに写っている人の多くがファッション業界の人ではなくインフルエンサーで、そのような人たちは会場の中にはいないので、4日間の会期の中で会場内が盛り上がるのは1.5日くらいで後はガラガラという状況なのです。


PITTIもなんとなくこの頃のSEHMと同じような状況で心配ではありますが、協会の旧い体質はなかなか改善されないようで、なんとなくどこかの国の政治に似ているなと思うところもあります。
 

 

あれだけ盛り上がっていたSEHMが数年でなくなってしまい、昨今のPITTI UOMOの危うい状況を見ても、時代の流れや時勢をしっかり捉えて早く対応しないといけないことをブログを書きながら思っていました。

 

 

40年間世界のブランドやショップの栄枯盛衰を見てきた自分にとって、過去を振り返ることで今や未来が見えることもあります。

 


”ブレずに正しく進化する”


難しいことですが、自分の仕事はそれが大事だと思っています。


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 



 

 

 

回顧録 Vol.3 PITTIじゃなくてパリのSEHM(前編)


今ではヨーロッパの展示会と言えばPITTI UOMOが有名ですが、90年代中頃まではヨーロッパ最大の展示会と言えばパリのSEHM(セム)でした。
 

 

私自身、1989年に初めてヨーロッパに出張に行ってから7~8年くらいはヨーロッパのバイイングはSEHMが中心で、それに合わせてパリやロンドンのショールームを回るのがルーティーンだったので、自分にとってバイヤー駆け出しの頃の色々な思い出もある展示会です。



ファッション業界でSEHMを知る人も少なくなってきたので、今回は1994年と95年のSEHMの画像をお見せしながら、当時のSEHMがどんな雰囲気だったのかお伝えしたいと思います。


SEHMはパリの15区にあるPorte de Versailles(ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ)駅にあるPARC DES EXPOSTIONS PORTE DE VERSILLESという総面積が36ヘクタールにもおよぶ広大な展示会場で行われていました。

 

 

今の展示会場のエントランスです。


 


外観は当時と全く変わっていません。


日本で言えば当時は晴海国際貿易センター、今で言えば東京ビッグサイトか幕張メッセという感じでしょうか・・・

 

 

 

 

 

 

広大な展示会場を碁盤の目のように仕切ってブースを設けていました。





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブランドのブースとシーズンテーマを展示しているコーナーはこんな感じでした。

 

 

なんとなく雰囲気を感じていただけましたでしょうか。

 

 

会場の規模感がわからないと思うので、最近のなにかの展示会の画像をお見せします。

 

 

 

PITTI UOMOしか知らない業界の人は会場の大きさに驚くと思いますが、この広さのホールに碁盤の目のように整然とブースが設けられていました。

 

 


 

 

 

当時SHEMでは色々なブランドをバイイングしていましたが、いくつかのブランドの画像とその背景などをご説明します。

 

 

AUSTIN REED

 

 

 

 

 


同じグループのシャツブランドのSTEPHENS BROTHERSを80年代からバイイングしていて、同じくパリでバイイングしていたOLD ENGLANDのブレザーをAUSTIN REEDが生産しているのがわかり、その後AUSTIN REEDのブレザーをBEAMS Fネームでバイイングするようになりました。

 

そのような経緯と、当時英国調の流れがかなり強かったこともあり、ツイードのバルカラーコートやカバートコート、ツイードのウェストコートなどもバイイングしていました。

 

 

当時AUSTIN REEDはロイヤルワラント二つ持っていたので(チャールズ皇太子・エリザベス女王)SEHMでも大きなブースを構えていました。

 

 

ちなみに、この後同じAUSTIN REEDグループのレインコートブランドであったWRIGHT&PEEL(ライト&ピール)を展開し、テーラードのトップラインであるCHESTER BARRIEに型紙を持ち込んでBEAMS Fのオリジナルを作ったりと、90年代はAUSTIN REEDとの繋がりは深いものがありました。

 

 

 

 

 

 

GRENFELL

 



GRENFELLは当時パリのOLD ENGLANDやMARCEL LASSANCEでも展開されていてBEAMSでも人気のブランドでした。



当時BEAMSでは定番のバルカラーやトレンチコート、ショートブルゾンのGOLFERやKENT、ハンティングジャケットのSHOOTERなどを展開していましたが、この頃は英国調の流れが強かったこともあり、こんなツイードのバルカラーをバイイングしていました。


ちなみに、GRENFELLの定番でもあるショートブルゾンのGOLFERをBEAMSでバイイングするきっかけは、MARCEL LASSANCEで展開しているのを見て、それがMARCEL LASSANCEの別注ではなくGRENFELLの定番だと知ったのがきっかけでした。

 

 

そのように、当時は英国ブランドであってもロンドンではなくパリで見つけて展開することも多かったのです。


GRENFELLは当時ロンドンにショールームはなく、SEHMでオーダーするかロンドンのオックスフォードストリートの近くにあった間借り?のスペースに工場からサンプルを持ってきてもらってバイイングするという時代でした。

 

 

 

 

 

 

TRADITIONAL WEATHERWEAR(MACKINTOSH)

 


現在のTRADITIONAL WEATHER WEARはMACINTOSHのセカンドブランドようなブランディングでアジア生産が中心のブランドですが、当時はオーダーの際にTRADITIONAL WEATHER WEARかMACINTOSHのネームを選ぶことが出来ました。

 

 

当時日本には代理店がなく、SEHMでオーダーするかオーナーであるROBIN BEACH氏が来日した時にオーダーするしかありませんでした。

 

 

このブラックウオッチのカーコートは当時私が一目惚れしてバイイングしたものです。


ショート丈でスラントポケットというディティールも刺さりました。

 

 

当時ゴム引きのカーコートはパリの定番で、HERMESやHEMISPHERS、OLD ENGLAND、MARCEL LASSANCEなどで展開されていたので、自分のこのコートのイメージはブリティッシュというよりもパリのイメージでした。

 

 

ちなみに、今シーズンMACINTOSHでHUMBIEというモデルを展開していますが、それがこのコートに似ています。

 

 

少し着丈は長いですが、当時のモデルのアップデート版という雰囲気が感じられます。

 

 

なので、自分的には少しフレンチっぽい雰囲気を感じさせるコートなんです。

 

 

 

 

 

 

 

MARK STEPHENS MARENGO

 

 

 

 

このブランドは、イタリア系英国人のMARK STEPHENS MARENGO(マーク スティーブン マレンゴ)氏がネクタイからスタートしたブランドです。


当時パリのARNEYSやナポリのMARINELLAのネクタイも生産していて、その後ジャケットやスーツ、シャツまで展開し、2008年にはSAVIL ROWの31番地に店をオープンしました(2018年に閉店)。


画像のブレザーは当時バイイングしたもので英国のファクトリーで生産されたものでした。


上ふたつ掛けのボタンが当時のブリティッシュスタイルの典型的なスタイルで、当時はイタリアのブランドでもこのようなモデルを多く展開していました。


ちなみに現在もMARK MARENGO BESPOKEというブランドでネットを中心にブランドを展開しています。



 

 

 

 

SCIENCE

 

 

 

 

パリのMARCEL LASSANCEの定番であったモッズコートを作っているブランドということで有名だった英国のSCIENE(サイエンス)。


モッズパーカだけでなく、BARBOURのBEDALEのような定番的なモデルからBELLSTAFFのライダースタイプのジャケット、ファイヤーマンコート等々、様々なモデルを展開していてBEAMSでもモッズパーカやBEDALEタイプのオイルドコート、BELLSTAFFタイプのライダースジャケットなどをバイイングしていました。


この当時BARBOURやBELSTAFFはすでに日本でもバイイング出来ましたが、BEAMS的にはリアルな直球ブランドよりもSCIENCEの方が洒落ているという認識でした。


英国のトラディショナルなアウターを作るブランドでありながら、デザイナーズブランドのようなテイストもあるミックス感がBEAMSにとっては魅力でした。


当時日本の業界人にも人気のあったMAECELL LASANCEのモッズコートを作っているブランドという引きもあって、BEAMS以外のセレクトショップでも多く展開されるほど人気のブランドでした。

 

 

 

 

 

 

PLUVEX

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時BEAMSのロンドンオフィスのスタッフ(現高円寺のMOGI Fork Artのエリス氏)からアメリカの高級百貨店のオリジナルを生産している良いファクトリーブランドがあると紹介されたのが、このイタリアのPLUVEX(プルベックス)というブランドでした。

 

 

アメリカの高級百貨店のオリジナルと聞いてピンとこない人も多いと思いますが、当時BERGDORF GOODMANやSAKS FIFTH AVENUE、NEIMAN MARCUS、BARNEYSなどの高級百貨店のオリジナルの生産を請け負うことは、ヨーロッパのファクトリーにとってはとてもステイタスがあることだったのです。


PLUVEXはミリタリーテイストのアウターから英国風のブルゾン、定番的なバルカラーまで様々なモデルを展開していました。

 

 

生地に特徴があり、コットンに化繊を混ぜたようなイタリアらしい素材使いも当時英国ブランドのバイイングが主だった自分にとっては新鮮でした。


この頃まだイタリアの貨幣がリラだったこともあり、プライスも信じられないほど安く、BEAMSの顧客様にもとても人気のあるブランドでした。


そして、当時のBEAMS Fはイタリアのブランドをほとんどバイイングしていなかったので、数少ないイタリアブランドのひとつでした。
 

 

 

 

 

 

 

NEW ENGLAND

 

 

 

 

 

 

英国のニットブランドと言えばクラシックなニットブランドしかなかった当時、女性デザイナーがデザインするアップデートされた英国のイメージが気に入ってバイイングしました。


改めて見るとアーガイルもボーダーも今あってもおかしくないテイストのニットです。


一番下のサックスブルーのベストは2000年代に入っても着ていました。

 

 

今あったら面白いニットブランドではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

BILL AMBERG

 

 

当時インターナショナルギャラリーでバイイングしていたBILL AMBERGのバッグ。


英国人デザイナーのバッグと言えばBILL AMBERGと言えるほどBEAMSでも人気のあるブランドでした。


自分がバイイングしていたわけではないですが、いつもSEHMの会場で上司と一緒のコレクションを見ていたので、BILL AMBERG=SEHMというイメージが今でもあります(その後PITTIにも出店していた時期はありました)。

 

 

BILL AMBERGと言えば、このROCKET BAGが代表作です。

 

 

BEAMSでも大人気のモデルでしたが、今も作り続けているようです。


最近日本ではあまり見かけなくなりましたが、今もブランドは継続しています。


今も変わらず英国で手作りで生産されているようなので、ご興味のある方はホームページをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

 

DRAKE'S

 

 

 

 

 

 

 

 

DRAKE'SもSEHMの常連で、私が初めてSEHMに行った1989年にはすでに大きなブースを構えていました。


DRAKE'Sは英国本国の展開よりフランスやアメリカやイタリアのビジネスがメインという、当時の英国のネクタイブランドでは珍しい存在でした。


こうやって改めて当時の画像を見ると、MICHAEL DRAKEが引退する2010年代までコレクションが大きく変わっていないというのがわかります。


ブランドのテイストを変えずに鮮度や人気を保つのは本当に難しいことなので、ネクタイデザイナーとしてのMICHAEL DRAKEはまさにレジェンドであることは間違いありません。

 

 

 


 

 

 

HOLLINGTON

 

 

90年代前半頃に知り合いのインポーターさんから、フランスのミッテラン大統領が来ているジャケットがあると紹介されたのがHOLLINGTON(オリントン)でした。

 

 

この方が創業者でオーナーでもあったPATRICK HOLLINGTON。


いま日本ではビンテージARNEYSのちょっとしたブームで、当時のアルニスの代表的なモデルであるフォレスティエールやそれ風のジャケットが人気ですが、当時HOLLIGTONでバイイングしていたのもスタンドカラー(ノーカラー)のアーキテクトジャケットと言われるものでした。

 

 

なので、HOLLINGTONはBEAMSで初めて展開したフランスのスタンドカラー(ノーカラー)のジャケットです。


HOLLINGTONもSEHMに出店していたので毎回ブースを訪れていました。


その後PITTI UOMOにも出店していましたが、その頃(90年代後半)はフランスブランドの人気がなかったのでブースも閑散として寂しい感じでした。


昨今の日本の業界人の間のちょっとしたパリブームもあり、今もブランドが残っているか調べてみたところ、創業者でデザイナーであるPATRICK氏は引退したようですが、ブランドは今も継続されています。


ご興味のある方はホームページをご覧ください。

 

 




 

当時のSEHMはフランス、英国、イタリアを中心にヨーロッパのメーカーとアメリカのメーカーも出店していました。

 


90年代半ばになるとモード系の若いデザイナーを集めたWHO'S NEXTやウィメンズの Salon de preta porter femininaも加わり、 BEAMSや他のセレクトショップもドレスからカジュアル、ウィメンズのバイヤーまで大集合するほど人気の展示会でした。

 

 

96年頃にはPITTI UOMOを代表するCLASSICO ITALIA協会のブースも出展して盛り上がりましたが、それ以降ある理由で急速に衰退し、2000年前半頃に終焉を迎えます。

 

 

ある理由とは次回お伝えできればと思います。

 

 

一回で完結しようと思っていましたが、かなり長くなるので次回の後編に続きます。

 

 

後編は当時のSEHMで撮ったSNAPをお見せしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お盆休み

 

8月10日から16日のお盆休みど真ん中に新潟に帰省していました。

 


今回は前半ずっと雨で久しぶりに見れると思った新潟祭りの花火大会も中止・・・


13日にやっと晴れて海に行けました。
 

 

 

 

 

 

 

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新潟の家から自転車で5分ほどで行ける海は相変わらずのプライベートビーチ状態。
 
 
静かでとてもリラックスできますが、学生の頃の賑わいを知る自分にとっては、ちょっと寂しい感じもあります。
 
 
雨が続いたので水が濁っているかと思いましたが、透明度も高く今年の水質はかなり良いように感じます。

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テトラポットのあたりは肉眼でも魚が泳いでいるのが見えます。


来年はマスクとシュノーケルを買って小学生以来のシュノーケリングをしてみようと思います。
 
 
 
 
 

 
家からスイムショーツをはいてこんな格好で海に行きます。
 
 
セントジェームスはマリンなイメージですが、生地が厚手なので湿度の高い日本の夏では結構暑いんです・・・


持って行くものはシートとバスタオルとペットボトルのお茶だけ。


行きたい時に気楽にすぐに海に行けるのは、都会暮らしでは味わえない良さがありますね。

 

 

 
 
 
 
夕方になると海水浴場の端にある突堤に釣り人が集まってきます。

 

 

 

 
今や泳いでいる人よりも釣り人の方が圧倒的に多いです。
 

1988年に工事が始まり2023年に完成したので実に35年もかかって完成した突堤ですが、第一から第五まであって新潟の人にとってはまさに ”釣り人天国” です。
 
 
なにが釣れているか見てみると、手のひらよりも小さな石鯛や鱚(キス)がチラホラ・・・
 
 
大モノが釣れているのはまだ見たことがありません。
 
 
私が子供の頃はこのあたりでも鱚(キス)がバカスカ釣れて、近所のおじさん達が釣りに行くと何十匹もおすそ分けをいただくので、毎日鱚(キス)を食べさせられて飽き飽きした思い出がありますが、今となっては贅沢な話です。


若いカップルや親子連れも多く皆楽しそうで、思わず ”釣りやろうかな” と思ってしまいます(笑)


 

 

 

 

連日の雨で墓掃除も出来ず、少し晴れ間もあった11日の昼に墓掃除をしました。

 

 
本家と分家と祖父の妹の墓を綺麗にして、花と蝋燭と線香をセットして親戚がいつ来てもいいように準備するのが私の役目。
 
 
小学生の頃からずっと続けてきているので、私にとってはお盆に墓掃除をしないと夏が終わらない感じなんです。
 
 
 
 
 
 
墓掃除の帰りに下町を少し散策しました。
 
 
 
 

 


築110年の古民家を使った魚料理の店とカフェ。
 
 
建物は国の重要文化財になっているようです。
 
 
行ったことはないですが、江戸時代から漁業を営んでいる魚屋さんがやっているので間違いなく美味しいのではと・・・
 
 
ホームページを見ると庭園もあってなかなか趣のある店です。


三千円のコースは小食になった父でも食べられそうです。


一度行ってみたい店です。



 
 
 

 

 
アイスクリン(アイスクリーム)が有名な老舗の和菓子屋さん。
 

創業は100年以上前ですが、アイスクリンを売り出したのは1960年ということです。
 
 
30年くらい前に下町の病院に入院していた母親が三河屋のアイスクリンが食べたいと言うので買いに行ったのがいい思い出。
 
 
味は卵と水、砂糖だけで作られているので、素朴な味でシャーベットのような口当たりがとても美味しいです。
 

 

 
大福が有名で並びもでる和菓子屋さん。
 
 
亡くなった叔母がここの大福が大好きで、自転車で買いに行って家によく届けていました。
 

創業は大正初期の老舗ですが、今や駐車場も完備する超人気店。

 
皮が薄く甘さ控えめのあんこがずっしり入った大福はとても美味しい。
 
 
久しぶりに大福を買おうと思い、店内をのぞいたら注文待ちの人だかりで諦めるも、口が大福になっていたので家の近くの隠れた名店へ。
 
 

 

 

 

 

上野屋本店

 

 

 

 
家から徒歩5分のこのお店は、昔からある街の団子屋さんという風情。
 
 
地域密着型でさわ山のように車に乗ってこの店を目掛けてくる人はいないと思いますが、実は私はさわ山よりこのお店の方が好きです。
 
 
大福や団子だけでなく、新潟名物の醤油おこわや手作りのおにぎりも絶品です。
 
 
今回も帰省中何度も通っておにぎりや醤油おこわや豆大福、コーヒー大福を食べました。
 
 
子供の頃から馴染みのあるお店ですが、調べてみると嘉永年間創業で100年以上の歴史があるらしい・・・
 
 
何気なく通っている近所のお店でも知らないことが多いものです。


次回は気になっている抹茶クリーム大福を食べてみようと思います。
 
 
 
 
 

 


帰省する度に悩むのが父親の食事。
 
 
来月90歳になる父親は食が細くなったうえに猛暑でさらに食欲がなく、帰省した初日は色々な魚が食べられて寿司もある居酒屋に連れて行くもあまり気に入らなかったようで・・・
 
 
翌日は蕎麦なら食べられると思い、以前よく行っていた長岡小嶋屋で ”天へぎ” を注文するも天ぷらは半分残して結局自分が食べることに・・・
 

新潟のへぎそば(海藻を練りこんだ蕎麦)はのど越しが良くて本当に美味しいです。
 
 
東京でもへぎそばを食べさせるお店は多く、私も今まで何軒も行きましたが、最近行った中野の桂屋はかなり美味しかったです。
 
 
 
 
 
 
結局今回も父親が一番喜んだのは、家の近くにある ”寿し処 天狗”
 
 

 
食欲がないと言っていたのがウソのように、つまみ三品と握り十貫をペロッとたいらげていました(笑)。


それと久しぶりに親戚と行った老舗の中華レストランの四川飯店が気に入ったようで、また行きたいと言っていたので新たなレパートリーができて良かったです(笑)
 
 
寿司、中華、焼き鳥、この三つで美味しい店であれば間違いないことが改めてわかったのが今回の収穫?です。

 
 
 
 
 
 
父親に合わせて早い時間に夕食を食べて、量も父親に合わせて少なくすると夜中に小腹が空きます。
 

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東京ではまずやらない深夜ラーメンも新潟では別です(笑)。

 

 

 

久しぶりに食べた拾番のラーメン。

 

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自分にとっては拾番のラーメンが日本一美味しいラーメンなんです。

 

 

東京ではあまりラーメンを食べませんが、拾番が東京にあれば間違いなくヘビーローテーションです。


画像を見ているだけでまた食べたくなります。

 

 

店主さんがご高齢で夕方から2時までの営業なので、近い将来食べられなくなる可能性が高いです。


読者の皆さんにも新潟に行ったら是非食べてもらいたいラーメンです。
 

 

 

 

 


 

帰省中に連絡がつく人だけで中学校の同窓会をやりました。

 

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最後は有志?5人で3次会まで。


自分は酒は飲めませんが、付き合いだけはいいんです。

 

 

お陰で行きたかったオシャレなマスターのバーに行くことが出来ました。

 

 

 

 

 

 


家を掃除していたら小学生の頃のアルバムがあり、久しぶりに開いてみると面白い写真がありました。

 

 

 

 
小学6年生の修学旅行で会津若松に行った時の写真。
 
 
周りは皆野球帽なのに自分だけウェスタンハット。
 
 
デニムのサファリジャケットに同素材のベルボトム(フレアー)のジーンズ。
 
 
シャツの襟もロングポイントでしっかり70年代ファッションです(笑)。
 
 
この頃母の実家の羅紗屋(生地屋)が多角経営のためにメンズショップと子供服屋をやっていました。


そんなこともあり、小学生の割には良い服を着ていました。
 
 
ちなみに、この一年後中学校に入学するとアイビーに目覚めるので、私の70年代ファッションはこの年が最後で以降一度も着ていません。


いま70年代ファッションがちょっとした流行りですが、自分は今後もおそらく着ることはないと思います。





 
お盆と正月の年に二回の帰省は、一人暮らしの父親の暮らしぶりや体調を確認するための帰省でもあります。


一月に帰省した頃に比べるとさらに耳が遠くなり、話しかけても少し反応が遅くなったかなと思います。


新潟も猛暑が続いたので散歩にも行けない日も多かったようで、足腰も少し弱くなったのが心配。


怪我や病気をしたら動けなくなるかもしれないので、それだけは注意するように何度も話しました。
 
 
最近はGパンが好きらしく、GUでストレッチのデニムを2本買ってはいていました。
 
 
丈の長さもいい丈で上がっていたので、スタッフさんがしっかり対応してくれたのだと思います。


ラブラ万代のGUのスタッフさん、ありがとうございます。

 
90歳でGUのジーンズをはいているのは、おそらく新潟ではうちの父親だけだと思いますので、これからもよろしくお願いします(笑)
 
 
 
 
 
 
次の帰省は年末年始。
 
 
夏の新潟は大好きですが、冬の新潟は鉛色の空と冷たい風が苦手なんです・・・


8月生まれの私はやはり夏男です。
 
 

 

 
 
 

 

 

好きなスタイリング


出張中にスナップを2回アップしましたが、余裕がなく全くコメントも入れないままアップしました。


いち早く雰囲気をお伝えしたかったので、なんとなく雰囲気は感じていただけたのではないかと思います。


帰ってきて自分の撮ったスナップを見返してみて、特に個人的に気に入ったスタイリングの人をピックアップしてみました。


コスプレみたいな人はいないので、安心してご覧いただけると思います(笑)。


ということで、今回はリアルで個人的に好きなスタイリングをご紹介します。

 

 

 

 



今回スーツスタイルで一番良かったのが、このスタイリング。

 

 

@bienluienapris

 

ジャケットに使うくらいの大柄のガンクラブチェックのスーツがとてもいいですね。


上襟の地の目の通し方や袖付けの雰囲気、片倒しのステッチ、ナチュラルなショルダーラインなどを見てもサルトリアで仕立てたスーツだと思われます。



ネクタイも奇をてらわず、スーツの柄の色を拾った段落ちのストライプが良くマッチしてしています。


チェックのスーツにストライプのネクタイを合わせるときは、スーツやジャケットの柄より幅広の柄を合わせるのがポイントなので、このコーディネートは良いお手本だと思います。


ここ数年BEAMS Fのオリジナルでガンクラブチェックのスーツを展開していますが、実は自分が好きで選んでいるんです。


なので、このコーディネートは一目見て刺さりました。

 

 

 


 

 

 

王道のイタリアンクラシック的なジャケットコーディネート。

 

 




ボタンダウンのボタン外しに段落ちのネクタイ、2プリーツのテーパード トラウザースなど、まさに90年代のイタリアンクラシックのアップデートと言えるようなコーディネートです。


90年代や2000年代前半頃は、本当にこんなコーディネートの人がたくさんいました。


個人的に好きなコーディネートですが、こういうリアルなクラシックなコーディネートの人はスナップに撮られることが少ないので、ネットのスナップではほとんど見られないコーディネートです。


なので、皆さんにも見ていただきたくシャッターを押しました。





 

 

ブラウンのダブルのリネンスーツにピンクのウェスタンシャツ。

 

 

ウエスタンの流れがあるので、コットンやリネンのスーツにウェスタンシャツという人は結構見かけますが、ピンクのウェスタンシャツはなかなかいません。

 

 

最近自分もコットンやリネンのスーツに綺麗な色のシャツやポロを合わせるのが気に入っているので、このようなカラーコンビネーションは刺さりました。

 

 

靴の色がダークブラウンではなくミディアムブラウンと言うのもポイント


シャツが明るいので、ダークブラウンの靴では足元が重たすぎますね。


ちなみに、このタッセルはクロコダイルですが、彼のキャラクターには合っていますね。

 

 

自分なら無難にスエードかカーフです(笑)。
 

 

 

 

 

 

 

同系色でまとめたパターン オン パターンのコーディネート。

 

 

ウィンドウペンのジャケットにグレンプレイドのパンツ、微妙にトーンをずらして同系色でまとめたコーディネート。


絶妙なコーディネートで思わずシャッターを切りました。

 

 

パンツのクリースも完全に抜けてパンツの丈もずるずるで、足元もビルケンのサンダルでゆるゆるの脱力系コーディネートですが、これをきちっとしたクラシック系のバランスでやったら雰囲気のいいコーディネートにならないかなと思います。


個人的にはやらない(できない)コーディネートですが、こなれ感があってとても好きなコーディネートです。

 

 

 



 

 

シアサッカーのダブルのスーツにネイビーのTシャツのコーディネート。

 

@ktilgman

 

今回のPITTIではシアサッカーのスーツを着た人がとても多かったですが、彼のようにTシャツを合わせたシンプルなコーディネートの人は意外と少なかったです。


シンプルと言ってもジャケットの襟を立てたり、イエローのベースボールキャップやオレンジのトートバッグなど、ちょっとした小技?があることでこなれた雰囲気になっているように感じます。


テーラードのスーツをこんな風にコーディネートをするのも今の時代感なのかなと思います。


自分はベースボールキャップはかぶりませんが、こんな風にカジュアルにシアッサッカーのスーツを着るのもいいなと思わせるコーディネートです。


 

 

 

 

 

デニムのブレザーのセットアップにスキッパーのコーディネート。

 


着こんだ感じのデニムのブレザーに同じ生地のパンツのセットアップスーツ。

 

 

シンプルに白のスキッパーに足元も白のレザースニーカー。


インディゴ×ホワイトの清涼感のあるコーディネートがいいですね。


イタリアに行くと、いい年の人がカジュアルなスーツやジャケットスタイルにスニーカーを上手に合わせているのを目にしますが、日本だとなかなか見かけません。


化繊のペラペラのセットアップにスニーカーという人はたくさんいるのですが、個人的には ”そうじゃないんですよね・・・” とういう感じなんです。


なので、こんなコーディネートができる大人が増えればいいなと思っています。



 

 

 

 

浅いネイビーのスーツにスキッパーのコーディネート。

 


靴もネイビーでシンプルなネイビー×ホワイトのコーディネート。


シンプルなコーディネートですが、Tシャツやポロシャツではなくスキッパーを合わせることでこなれた印象になります。


スポーティーに見えるパッチポケットのスーツでドレスダウンしているのもポイントです。


今回はサプライヤーからスキッパーの打ち出しがとても多く見られたので、ジャケットやスーツにスキッパーを合わせた人も多く見られました。

 

 

 

 

 

 

 

ストライプのボタンダウンにチノパンというアメカジ風コーディネート。

 

 

 

@caenormanha

 

シャツはラルフローレン、パンツもおそらくラルフローレンだと思います。


ぱっと見は普通のアメカジに見えますが、おそらくシャンボールセリエと思われるバックルに特徴のあるベルトやグルカサンダル、ネットのバッグと、ところどころにハズしがきいたコーディネート。


これでベルトがレザーのメッシュで靴がニューバランスでバッグがトートバッグだったら、本当にただのアメカジになってしまします。

 


やり過ぎずいい具合にハズしているのがいいですね。

 

 

最近はビンテージアメカジみたいな連中がPITTIにも多いですが、彼のようにトラッドベースでうまくハズしている人は意外と少ないです。

 

 

 

 

 

 

 

サファリジャケットにホワイトTシャツのシンプルなコーディネート。

 

@tito_allegretto_

 

アースカラーのトーン オン トーンでまとめて、足元はレザーサンダルというこなれたコーディネート。


イタリア人はTシャツを着るのが下手な人が多いなかで、彼のようにこなれた感じでコーディネートしている人は本当に少ないです。

 


本来カジュアルなスタイルでも襟付きのモノを着るのが当たり前だったイタリアで、Tシャツが積極的に着られるようになってまだ10年くらいなので、イタリアはいまだにフィッティングも着丈の長さもダメダメな人が多いのです。

 

 

彼はもともとアメリカのテイストが好きなので、ナポリ人でありながらTシャツの着こなしもうまいです。

 

 

ゆるい脱力系?コーディネートですが、なんとなくイタリア的な色気があるのもいいところ。


我々日本人が真似をしてもこの雰囲気を出すのは難しいですね。



 




 

ユーティリティーシャツにホワイトのTシャツ、ネイビーのパンツというシンプルなコーディネート。

 

 

 


ミリタリーアイテムを使って綺麗に着こなしている人って意外と少ないんです。


後ろ襟を軽く立てていますが、こういうこなしも我々日本人はあまりやらないですね。

 

 

パンツは太くもなく細くもないオトナが穿くには丁度いいテーパードで、足元がスニーカーではなくビーフロールのローファー(そらくSEBAGO)というのも大人っぽくていいですね。


ミリタリーとトラッドを混ぜながら、アメカジでもトラッドでもなく適度にラテンな雰囲気もあるカジュアルスタイルです。


自分くらいの年齢になると、こんな肩ひじ張らないシンプルなカジュアルスタイルがいいなと思うものです。



 

 

 

 

 

綺麗なグリーンのダブルポケットのシャツにホワイトのチノパンを合わせたコーディネート。

 

 

最近綺麗な色のシャツがマイブームということもあり目にとまったコーディネート。


シャツはゆったりしたサイズ感でパンツも少し太めですが、オーバーサイズ過ぎないこなれ感がいいですね。


インナーはベージュのニットでしょうか?・・・ 白Tじゃないのもポイントです。

 


実は来年ダブルポケットで綺麗な色のリネンのシャツを展開したくて色々探しているんです。


裾をアウトでもインでも両方使えるようなものを探しているのですが、これがなかなか見つからないんです・・・

 

 

結ばず垂らしたスカーフとチェーン、迷彩のバッグなど小技も使っていますが、あざとさがなく自然なのも好きなところです。




 

 

 

パッチワークのマドラスチェックとデニムのコーディネート。

 

 

パッチワークマドラスはオープンカラーと思いきや、よく見るとテーラードジャケットのような襟型で、半袖のジャケット?のような雰囲気。

 

 

どこかで見たことがありますが、思い出せないんです・・・


デニムにブラッチャーモカシン、トートバッグとアイテムは直球のアメカジですが、そう見えないところがポイント。

 

 

自分もそうですが、この歳で直球のアメカジだとどうしても昔の服を着ているみたいで古臭く見えてしまうんです。


なので、こんな感じで定番的なアイテムを身に着けていてもアップデートされた雰囲気に見えるコーディネートが個人的に好きです。

 

 

ちなみに、このコーディネートでベースボールキャップをかぶっていたらアウト


やり過ぎじゃないところも自分好みのコーディネートです。

 

 

 

 

 


 

今回もバイイングやリサーチの合間に3日間で100枚以上のスナップをとりました。


なるべくシンプルで肩ひじ張らないコーディネートの人を探して撮っていますが、そういう人はなかなかいないんです・・・


基本的にスナップ撮られたい人は盛ったコーディネートで、そういった人の方が被写体としては目立つので、ネットで見る多くのスナップは自分が見ても ”この人たち何やってる人なんだろう・・・” というスナップばかりです。

 

 

ファッション業界以外の人からは ”PITTIってこんな人ばかりなの?” と思われ、逆にイメージが悪くなっているのかなと思います。


なので、限られた時間の中で撮ったスナップではありますが、今回はその中からなるべくシンプルで個人的にも好きなスタイリングを紹介しました。

 

 

自分が撮ったスナップを見返すと ”さりげないこなれ感” がポイントだなと改めて思います。


実はそれが最も難しく、わざとらしくなくこなれ感を出せれば、クラシックやトラディショナルをベースにしたスタイリングにおいては最強かなと思います。

 


自分もその域に達していないので偉そうなことは言えませんが、そういったコーディネートを皆さんにご提案していければと思っています。


普通で気の利いたコーディネート。


それが一番難しいんです・・・



 

 

 

 

 

 

2025 AUTUMN&WINTER NAKAMURA NOTE




キーワード・カラー編アップしました。

 

是非ご視聴ください。

 

https://m.youtube.com/watch?v=_roLVHkYfNY

 

 

最近買ったモノ 2


前々回のブログに続き最近購入したアイテムのご紹介です。


かなりカジュアルなアイテムもありますが、購入に至った経緯やお直しのポイントなどにも触れているので、じっくり読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

MARIA SANTANGELO LINEN PULL OVER
 

 

 

 

 

 
もう何年も展開していてBEAMS Fの夏の定番と言っても過言ではない、MARIA SANTANGELOのリネンのプルオーバー。
 
 
今シーズンらしい少しスモーキーなライトブルーに惹かれて購入しました。
 
 
台襟と羽根襟が一枚になったワンピースカラーが特徴。

 

 
襟の裏側からアイロンをかけると綺麗なロールが出るので、いつも着る前にアイロンをかけています。


こういうひと手間が実は大事なんです。
 
 
このモデルは数年前に購入したシャンブレーを持っていますが、前回購入した時はXSで今回も同じサイズにしました。
 
 
着丈は少し長いので前回と同様に着丈を3㎝詰めました。


タックアウトするシャツは着丈のバランスがとても重要です。
 
 
自分のように背が低いと着丈が長いシャツはスタイルが悪く見えるので注意が必要です。


逆に背が高い人は、短すぎなければバランスはそれほど気にしなくてもいいと思います。

 

 
着丈を詰めるとサイドガゼットを外さなければなりません。


手縫いなので詰めた後に再度付けられますが、自分は白いガゼットが見えないほうがいいので外したまま着ます。
 

お直しの時に悩まれる点だと思いますが、自分は目立つものがない方が好きなので迷わずに外してしまいます。


生地はおそらくイタリアのALBINIだと思いますが、とにかくブルーの色目と生地の質感がとてもいいシャツです。


MとLは完売していますが、XSとSはまだ若干在庫がありますので、ご興味ある方は最寄りの店舗でご試着いただければと思います。


 
 
 
 

GUYROVER LINEN 2POCKET SHIRTS JACKET

 

 

 

 

 

 

 


ライトブラウンの色目がすごく良くて、ずっと気になっていたGUYROVERのリネンのシャツジャケット。


この時期になると連日猛暑でテーラードジャケットを着るのはかなりきついですが、毎日シャツいちだと物足りなくなるので、Tシャツの上に羽織って腕まくりできるシャツジャケットが必要と思い購入しました。


柔らかいリネンの質感と生地の厚さも今の時期に丁度いい感じです。
 
 
大きめのボタンが付いているのもポイント。
 
image
 
ボタンが小さいとシャツなのかシャツジャケットなのかわからない場合もありますが、ボタンが大きいとジャケットっぽく見えるのがいいんです。


GUYROVERはSサイズを着ることが多いですが、このシャツジャケットはTシャツの上に羽織るのでMサイズにしました。
 
 
Mサイズを着ると袖丈と着丈が長くなるので、着丈を2㎝詰めて裄丈はシャツと同じ83㎝になるようにお直ししました。
 
 
このようなシャツジャケットでもフィッティングがしっくりこない場合は、サイズアップしてお直しをすることをおススメします。


ちなみに、自分はTシャツの上に羽織るしか考えていませんが、こんな風にシャツの上に羽織ってもいいです。
 


ただ今の時期だと長袖のシャツの上に羽織るのはさすがに厳しいですね。


ホワイトパンツに合わせるのは自分と同じイメージです。
 
 
とにかくライトブラウンの色目がとても良くて生地感もいいシャツジャケットです。


是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。
 
 
 
 
 
 

PATAGONIA PRINT OPEN

 

 

 

 

 

 

PRINTのオープンカラーのシャツを探していたら、BEAMSのカジュアル店舗でこんな綺麗なブルーのプリントシャツを見つけ、購入しました。

 

 

実はPATAGONIAを着るのは初めてなんです・・・

 

 

90年代のアウトドアブームの時に休日用にアウトドアブランドの服を少し買ったこともありましたが、なぜかPATAGONIAと縁がありませんでした。


生地は自分がバイイングしているイタリアのモノと比べるとゴワゴワした感じもありますが、そもそも休日にしか着ないのでそこは全く気になりません。


サイズはSを選びましたが、着丈が少し長いので2㎝詰めました。


2㎝詰めてもサイドスリットが残るので自分的には全く問題はありません。

 

 

カジュアルのスタッフであれば着丈の長さなど気にせずそのまま着ると思いますが、自分はドレスベースでミリ単位に拘ってモノづくりやバイイングしているので、カジュアルなブランドのシャツでもそこはこだわりたいところなんです。

 

 

アメリカブランドのシャツなので、パンツはGRAMICIあたりを合わせる感じだと思いますが、自分はBRIGLIAやDEVOREのドローコードのパンツと合わせようと思っています。

 

 

ブランドで選んだのではなく色と柄で選んだので、PATAGONIAであってもコーディネートは変わりません。

 

 

アメカジ好きの方にはダサいと思われるかもしれませんが・・・(苦笑)



 

 

 

GUYROVER PILE SKIPPER

 

 

 

 

 

 

6~7年前に展開していたGUYROVERのパイルのスキッパー。


久しぶりにパイルのスキッパーを着たくなり個人オーダーしました。


パイルのポロやTシャツはヨーロッパでは夏の定番で毎年必ず展開されていますが、高温多湿の日本の夏には表面の起毛感が暑く感じるのか、なかなかヨーロッパのように一般的にはなりません。


今回のヨーロッパ出張で多くのサプライヤーがパイルのスキッパーやTシャツを打ち出していたので、来シーズンはBEAMSでもパイルのアイテムを展開しようと思っています。


生地を薄くして起毛感を抑えたパイルも結構見られたので、そのようなものであれば皆さんにも受け入れていただけるかなと思います。


ちなみにこのパイルのスキッパー、水通ししてハンガーで干すと着丈がかなり伸びてしまいます・・・


以前BEAMSで展開していた時はそれも見越して着丈を短く別注していましたが、これは個人オーダーなのでスペックはレギュラーのままです。


結果的に着丈を7㎝くらい詰めることになり、裾のスリットがなくなってしまうのも仕方ないと思いましたが、心斎橋リファームさんに問い合わせたところ、着丈を詰めた後にスリットを作ることができるという事なのでお願いしました。


さすがですね。


困ったときは心斎橋リフォームさんです。


このパイルのスキッパー、ネットを検索すると結構展開しているところがあるので、ご興味のある方は検索してみてください。


ちなみに、来年の春夏はスキッパーもパイルもキーアイテムになると思います。




 

 

 

HANES BEEFY T

 

 

 

 

 

 

 

 
ポケット付きのシンプルな白のTシャツが欲しくて色々探していました。


BEAMSでも色々展開していますが、生地感やサイズ感など自分の条件に合うものが見つからず、洋服屋ではない知人たちからの情報をもとにネットでHANESのBEEFY Tを購入しました。


BEEFY Tを買うのは30年ぶりでしょうか・・・


30年近く前に買ったものを今でも着ています。

 

 

 

 
当時はアメリカ製でした。
 

かなり着こんだこんな状態のモノでも、90年代のアメリカ製だと古着で¥4000~¥5000くらいするようです・・・


アメリカ製という事だけでそんなに高く売れるのか・・・・ というのが正直なところです。
 
 
このアメリカ製のBEEFY T、タグが2枚付いているんです。
 
 
なにか意味があるのでしょうか・・・


古着に詳しい方いらっしゃたらご教授ください。
 

BEEFY Tにした理由は6.2ozという丁度いい厚さと滑らかな生地感、ワキ縫いのない丸編みでネックも伸びにくいというのがポイントです。


色々調べてみると自分が購入したのは日本規格のモノで、アメリカ規格のモノも並行輸入であり、生地や縫製が少し違うようです。
 
 
アメリカ規格と言ってもアメリカ製ではないので、¥3000以下で買えるTシャツにそこまでの拘りはありません。


今回は少しゆったり着たかったのでMサイズを購入しました。


着丈が68㎝ありますが、自分のベストな着丈は62㎝前後なので、お直しに出して詰めました。
 
 
値段と同じくらいのお直し代がかかるので、結果的に倍くらいの値段のTシャツになってしまいますが、Tシャツやポロシャツの着丈の長さは重要なポイントなので、長い場合は必ず直してから着ます。


ちなみに、BEAMSで販売しているモノの中では、このGOODWEARのポケットTが候補でした。
 

 

 

 

アメリカ製で7.2ozとかなりヘビーウェイトでゴツゴツしたタフな生地感が特徴です。


実はこれも10年以上前に購入したものを何枚か持っていますが、今の自分にとってはちょっとヘビーすぎるんです・・・


アメリカ製にこだわって昔ながらのアメリカっぽいしっかりとしたTシャツを好む方にはおススメです。

 


今回は休日に一枚で着るポケットTを探していたのでBEEFY Tが丁度いい感じでした。


ジャケットのインナーに着るTシャツとなるとまた別の選択肢になるので、それとは別モノという考えで購入しました。

 

 

何回か着用して洗ってみて良かったらネイビーやグレーも購入しようと思っています。

 

 

 

 

 

 


BRILLA BROWN STRIPE DRAW CODE

 

 

 

 

 

 
BRILLAのオリジナルで生地選びの時から気に入っていたブラウンのストライプのドローコードパンツを購入しました。


生地がサラサラしていて真夏に穿いても快適な生地感です。
 
 
ドローコードのパンツは通常44か46を穿いていますが、今回は少しゆったり穿きたかったので48にしました。

 

 
48でもドローコードを絞ってへんな皺も出なかったので、ウエストは詰めずにそのまま穿くことにしました。
 

コーディネートはシンプルに白のTシャツやスキッパー、カプリシャツなどを合わせるしか考えてなく、足元はリビエラのブラウンのスリッポンや昨年購入したILAND SLIPPERのブラウンを合わせようと思っています。


自分はストライプや柄のドローコードのパンツを何本も持っていますが、合わせるトップスは基本的に無地で色もシンプルにパンツのベースカラーに合わせて白やネイビーなど普通の色しか合わせません


柄のドローコードのパンツが難しいと思っている方は、コーディネートを難しく考えすぎているかなと思います。
 
 
ちなみに、自分はバンダナ柄のドローコードのパンツもよく穿きますが、白いTシャツしか合わせません。
 
 
なので、自分の中では柄のドローコードパンツは休日にイージーに穿ける最強のパンツなんです(笑)。
 
 
街でショーツを穿かない自分にとって新たなドローコードパンツがワードローブに加わって嬉しいです。


とてもいいブラウンのストライプなので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


春夏用の薄手のコットンパンツは何本も持っていますが、昨今の猛暑ではそれでも暑く感じるので、この時期に快適に穿けるコットンとリネンの混紡のパンツを購入しました。


モデルはBRIGLIAの定番のBG02という、腰回りとワタリにゆとりがあって裾にかけて綺麗にテーパードしたモデルです。


生地はリネン65% コットン33% ポリウレタン2%と、コットンが混紡されているのでリネン100%に比べると皺になりにくいのと、ポリウレタンが2%混紡されているのでストレッチがきいてとても快適な履き心地です。


ネイビーのパンツはなんとなく制服っぽく見えるので自分はあまり穿きませんが、リネンで製品染めのネイビーだと少しかすれた感じになるので制服っぽさがなくなります。
 

さらに夏場は淡いブルー系のシャツを着ることが多いので、リネンのネイビーのパンツと相性がいいというのもポイントです。


欠点をあげるとすれば、自分のように家で洗ってプレスをかける人にとってはアイロンがけが難しいというところです。


アドバイスとしては、スプレーの洗濯ノリを軽くかけるとプレスしやすくなります。


ご自身でプレスをかける方は試してみてください。


猛暑の日でも本当に快適に穿けるパンツです。


是非最寄りの店舗でお試しいただければと思います。
 
 
 

 

 

 

 

国内の展示会のピークなので毎日猛暑の中外回りで熱中症になりそうです。


なので、この時期の買いものは猛暑でも快適に着られるものが中心となります。


リネン素材のものは肌触りがサラサラしていて汗をかいてもすぐに乾くので本当に快適です。


そして、タイトで体にはりつくものよりも、ゆとりがあるものの方が風通しが良くて快適であるもの間違いないです。


そういった意味ではプルオーバーやオープンカラーのシャツ、ドローコードのパンツ等は流れ的なものだけでなく、昨今の気候にも合っているアイテムだと思います。


流行りの化繊の機能素材は自分は着ないですが、最近増えてきたリネンにレーヨンやリオセルのような再生繊維を混紡したものは柔らかくて軽くて猛暑の時期にはいいなと思います。


とにかく異常な暑さでこれが9月中くらいまでは続きそうなので、盛夏の服は数年前と比べると着る時期の長くなっているのは間違いありません。


自分自身盛夏に着るものはかなり持っていますが、それでもさらにバリエーションが欲しいと思うほどの暑さです。


異常な暑さの中で毎日何を着るか、この時期の買い物はそこがポイントかなと思います。











 

 

回顧録 Vol.2 ロンドン唯一のアイビーショップ

 

私が初めて海外出張に行った1989年にロンドンのリサーチポイントだった J.SIMONS
 

 

当時ロンドンのコベントガーデンにあったこのお店は、ロンドンで唯一のアイビーショップということで、必ずチェックしなくてはならないショップのひとつでした。

 

 

画像は1994年1月に撮影したもの。


 

 


この時ちょうどセールをやっていましたが、ウィンドウ ディスプレイにはスエードのチャッカブーツやレザーのデッキシューズ、キャンプモカシン、ビットローファー、シェットランドウールのセーターなど、確かに当時のロンドンではほとんど見かけないアイビー的なアイテムが見られました。

 

 

店名の横に ”Traditional American Clothing" と明記されているのも、この店がアメリカンテイストであることを物語っています。

 

 

この画像は1996年に撮影したもの。

 

 

 

 

この頃になると、入り口のドアの上に ”The IVY shop” という表示が足され、ウィンドウディスプレイの上には、”Timberland” のブランドロゴも追加されました。


1989年に初めてこのショップを訪れてから、1990年代後半くらいまでロンドンに行くと必ずリサーチに行っていましたが、正直当時の私にとっては、それほど印象に残るショップではありませんでした。


というのも、70年代にアイビーを経験して、その後80年代にアメリカの様々なブランドやアイテムを経験し、BEAMSに入社してからはさらに様々なインポートブランドに触れている自分にとっては、見たことがない特別なブランドがあるわけでもなく”このセレクトなら日本のアメトラ系のショップとあまり変わらないな” という印象でした。


さらに当時の自分の興味が英国のクラシックスタイルであったことも、そう思わせる要因であったと思います。

 

 

1990年代後半頃からイタリアンクラシックの大きな波が来ると、リサーチポイントはフィレンツェやナポリ、ミラノといったイタリアの街に変わり、次第にロンドンから足が遠のくことになります。

 

 

2010年代に入ると2012年のロンドンオリンピックを契機に街も新しくなり、新しい世代の人たちによる新たなショップがオープンしているという情報が入り、2019年の6月に久しぶりにロンドンにリサーチに行きました。

 

 

自分にとっては、実に11年ぶりのロンドンでした。

 

 

当時元BEAMSのスタッフが働いていたセレクトショップ ”TRUNK”を見てから、その通りにあるショップをリサーチしていると、アイビーっぽいウインドウディスプレイに目が留まり、興味をそそられて店内に入りました。

 

 

 

 

 

 

 


オリジナルとセレクトのアイテムと古着が、それほど広くない店内に所狭しと陳列されています。


ロンドンにあまりないアメトラ色の強いショップだなと思いながら店を出て店名を確認すると、JOHN SIMONSという名のお店・・・


どこかで聞いたことがあるなと思っていると・・・

 

 

コベントガーデンにあったJ.SIMONと関係があるのではと思い、再度店内に入り店主らしい人に ”このお店は以前コベントガーデンありましたか?”と聞くと、”J.SIMONSは私の父の店で、2011年にコベントガーデンからここに移転した際に店名をJOHN SIMONSにした” と聞き、”やはりあのコベントガーデンにあったJ.SIMONSか”と懐かしさがこみあげてきました。


この時のロンドンリサーチは新たな発見が色々ありましたが、自分的にはJ.SIMONSが代替わりして今もロンドンで存在感を示していることが最大の発見でした。

 

 

それ以降ロンドンに行く際は必ずリサーチに行っていますが、改めてこの店の歴史に興味があり調べてみました。

 

 

ホームページからの抜粋になりますが、読んでいただければと思います。

 

 

 

60年以上にわたるキャリアを持つジョン・シモンズの英国メンズウェアへの貢献は、比類なきものです。

英国アイビーリーグスタイルの決定版と称されるジョンは、その独自のキュレーション手法によって、世界中のメンズウェアシーンに影響を与えてきました。

 

キャリアを通して、最高級のコンテンポラリーメンズウェアと精巧なヴィンテージアイテムを融合させ、ミッドセンチュリーのアメリカとヨーロッパのスタイルというフィルターを通して表現してきました。 

1955年、ジョン・シモンズは、当時英国紳士服界の名門セシル・ジーのウィンドウドレッサーとしてキャリアをスタートしました。

 

この経験を通して、彼はウィンドウドレッサーとしての鋭い感覚を磨き、セシル・ジーの店舗向かいにあったセント・マーチンズ美術学校で流通貿易のコースを受講しました。 

1960年代初頭:貴重な経験を武器に、ジョンは独立開業しました。

ハックニーのマーケットの屋台で衣料品を販売することから始め、そこで彼独自のメンズウェアのビジョンが形になり始めました。

1963年、ジョンはハックニーのメア・ストリートにClothesvilleをオープンしました。

この店は急成長を遂げていたモッズシーンのニーズに応え、体にぴったりフィットするピーコートやクロストップポケットのFarahトラウザーズなど、スタイリッシュなアイテムを豊富に取り揃えていました。また、Clothesvilleでは、フロントにパッチポケットとボタンダウンカラーを備えたショート丈のシュータージャケットなど、バーバリー風の革新的なアイテムにもひねりを加え、様々な色合いのコーデュロイをあしらっていました。

 

「ケーリー・グラントはこの靴を履いたことがない」といったユーモラスな看板や、「チェット・ベイカーが3時から5時の間にサイン会に来ます」といった架空のアナウンスを掲げた遊び心のあるウィンドウディスプレイが店の魅力を高め、今日まで続く伝統の始まりとなりました。

 

Clothesvilleはジョンにとって最初の公式店舗であり、彼はそこで「同世代の暗黙のニーズを満たす」という本能に突き動かされたと振り返っています。

1964年:クロスビルの成功を基に、ジョンは友人のジェフとともにリッチモンドのヒルライズにザ・アイビー・ショップをオープンしました。

 

 ショップは1964年の夏に正式にオープンし、最初の土曜日の売り上げは60ポンドに達しました。

これは、新進の起業家たちを喜ばせた前途有望なスタートでした。 このショップは、アイビーリーグの美学を英国に紹介する上で重要な役割を果たし、特に象徴的なブランドであるバラクータを英国市場に導入した場所です。

 

 1965年、ジョンはバラクータのG9モデルが、1960年代のテレビ番組「ペイトンプレイス」でロドニー・ハリントンが着用していたものと同じであることに気付きました。

 

 当時の慣例に従い、ジョンは新しいラインをショーウィンドウの中央に置き、「ロドニー・ハリントン」と名付けた手書きのメモを添えました。これが「ハリントンジャケット」という用語の初めての記録となり、メンズウェアの用語を永遠に変えることになりました。

1967年、ジョンは友人のスチュアート・マロイと共同でキングスロードに「スクワイア・ショップ」をオープンし、店舗を拡大しました。元々は古い精肉店だったこの店は、タイルや木製のベンチなど、当時の特徴を多く残していました。大規模な改装を経て、精肉店のテーブルが店のシンボルである靴コレクションのディスプレイとして、店の目玉となりました。この光景は、今でも顧客から懐かしく思い出されます。 


1982年、ジョンはコヴェント・ガーデンのラッセル・ストリートにJ.シモンズをオープンしました。この店は、サヴィル・ロウ、アンダーソン&シェパード、ヘンリー・プールといった一流ブランドのヴィンテージ品を、当時のコンテンポラリーブランドと組み合わせるという、先駆的なアプローチをとっていました。衣料品のリサイクルを高度に合法化することで、ジョンは多くの著名ブランドが追随するトレンドを作り出し、世界のメンズウェアシーンにおける彼の影響力を確固たるものにしました。この手法は、現在ではフランスのパリの職人ブティックから日本の東京まで、至る所で一般的になっています。さらに重要なのは、J.シモンズはジョンがもう一つの礎となるブランド、パラブーツを初めて取り扱った店舗でもあったことです。これにより、J.シモンズは、このフランスのカルト的な靴メーカーの英国における最初の取り扱い店となりました。 

 

2011年:ジョン・シモンズの店舗はメリルボーンのチルターン・ストリート46番地に移転しました。

この店舗は、ジョンのミッドセンチュリー・アメリカンスタイルへのこだわりを体現しつつ、ヨーロッパのセンスと最高級のモダンメンズウェアへの愛情を体現し続けています。ジョン・シモンズは、常に時代の先見の明を持つモダニストにとって、ランドマークであり、指針であり続けています。

 

店内では、職人技が光る日本のデニムやフランスの最高級ワークウェアなど、世界中から厳選した商品を取り揃え、クラシックなスタイルと現代的な感性の融合を表現しています。
 

ジョン・シモンズは、英国アイビーリーグスタイルの権威として、知る人ぞ知る存在として称賛され続けており、英国メンズウェアにおける彼の功績は今後何世代にもわたって受け継がれていくでしょう。

 

 


洋服好きの方にはかなり刺さるヒストリーではないでしょうか。
 

 

改めて彼らのヒストリーを紐解いてみると、英国だけでなく世界のファッションシーンにも影響をあたえたショップであることを知りました。


バイヤーとしては駆け出しで品ぞろえに関しても点でしか見えていなかったとはいえ、”このセレクトなら日本のアメトラ系のショップとあまり変わらないな” と思っていた当時の自分の未熟さを反省しつつ、代替わりしてアップデートされた現在のJOHN SIMONは、新しい世代が活躍する今のロンドンの中でも輝きを放つショップであることを嬉しく思います。

 

 

ちなみに、ホームページを見るとポール ウェラーとコラボしているようです。

 

 


 

御年67歳、相変わらずカッコいいです。

 

 

 

これは1986年のBEAMS京都店のオープンのポスター。

 

 

モデルはポールウェラーでした。


当時もホワイトジーンズにタッセルスリッポン。


40年近く経ってもブレないところが素晴らしいですね。

 

 

 

 

 

自分がBEAMSに入って40年の間に注目されたブランドやショップの8割から9割はなくなっています。

 


そのようなブランドやショップの話もこれからこの回顧録の中でしていこうと思っていますが、1989年に初めて知った1955年創業のロンドン唯一のアイビーショップが、今も歴史を刻み続けていることを本当に嬉しく思います。


JOHN SIMONSはBEAMS FやBEAMS PLUSが好きな方には間違いなく刺さるショップだと思います。


ロンドンに行く機会があれば是非行ってみてください。

 

JOHN SIMONS

46 Chiltern St, London W1U 7QR 

 






 

 

 

 

 

 

お待たせしました。2025秋冬NAKAMURA NOTE解説動画アップしました。

 

初回はアイテム編です。

 

秋冬のキーアイテムを詳しく解説しています。

 

是非ご視聴ください。

 

 

 

 

最近買ったモノ

 

6月27日に帰国しました。


今回はフィレンツェ、ミラノ、パリの3都市に行きました。


今年のヨーロッパは猛暑で湿度も高かったので日本の夏のような気候でした。


傾向などは後日ブログで書こうと思いますが、PITTI UOMOは意外とジャケットやスーツを着た人が多く、ここ数年のカジュアル化に対しての揺れ戻しのような流れが感じられました。

 

 

出張先中に現地で行ったインスタライブでも色々お話ししているので、お時間あるときにアーカイブをご覧いただければと思います。

 

 

6月に入って色々購入していますが、出張前にブログを書く時間がなかったので、今日は色々まとめてご紹介します。


少し長めですが、じっくり読んでいただけると嬉しいです。

 

 

 

 

 

LACOSTE L1212 カノコ ポロ

 

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LACOSTEのポロはシーズンカラーから外れると今度はいつ買えるかわからないので、気に入った色があれば押さえておかなくてはなりません。

 

今回はこのBONNIEという綺麗なブルーを購入しました。


実はこの色は昨年バイイングしたものですが、今シーズンもシーズンカラーの中に入っています。


何故このブルーなのかと言うと、昨年TITO ALLEGRETTOでオーダーしたオフホワイトのジャケットに合わせようと思い購入しましたが、出張から帰ってきたら真夏のような暑さでまだ一度も着ていません(苦笑)。

 

 

こんな感じで、パンツはネイビーかデニムのトラウザースを合わせようと思っていました。

 

 

自分らしい爽やかなコーディネかと・・・(笑)

 

 

最近この手の定番のカノコのポロシャツを一枚で着ることはほとんどないので、次の出番は来年の春夏になるかもしれません。

 

 

LACOSTEのポロは何枚持っていてもいいですし、気に入った色が買えなくなるより買っておいた方がいいので、出番が来年になっても私的には全く問題はありません。

 

 

 

 

 

 

MORGANO SHIRT COLLAR カノコ ポロ

 

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久しぶりに台襟のついたシャツカラーのカノコポロを購入しました。

 

 

色は今年っぽい少しスモーキーなラベンダー。

 


ちなみに、これも昨年の春夏にバイイングしたものです。

 

 

自分が定番カラー以外の綺麗な色を展開しようと言ってバイイングしたカラーですが、昨年はそれほど売れなかったかな・・・


何故このラベンダーなのかと言うと、今シーズンオーダーしたブラウンのグレンプレイドのスーツに合わせるために購入しました。

 

 

ラベンダーはベージュやブラウンと相性がいいので、最初からこのスーツと合わせることを考えて購入しました。

 


ちなみに、ラベンダーは自分世代のBEAMSのスタッフにとっては最もBEAMSらしい色のひとつなんです。


80年代や90年代のBEAMSでは、LACOSTEのポロやIKE BEHARのオックスフォードBD、DONACHIEのジーロンラムのニットなど、当時大定番のアイテムでは必ずラベンダーを展開していて、入荷するたびに顧客様やスタッフで完売するほど人気のカラーでした。

 

 

自分も20代や30代の頃はよく着ていた色なので懐かしさもあります。

 

 

ちなみに、この色もおススメです。

LACOSTEに似たブルーです。


自分はLACOSTEのポロの襟はジャケットの外に出しますが、襟を出すことに抵抗がある人はシャツのように着れる台襟付きのポロの方がいいと思います。


売れていないかなと思っていましたが、今日改めて調べてみたら結構売れていました。

 

 

今シーズンはオンラインのみの展開になっていますが、店舗にお取り寄せも出来ますので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着ください。

 

 

 

 

 

 

ANTICIPO COTTON SMOOTH CREW NECK

 

 

 

 

今シーズンから展開が始まったイタリアのアンティーチポのカットソーのブルーを購入しました。

 

 

 

 

スエットのように裾と袖口がリブになっています。

 

 

 

 

裾にリブが付いているとTシャツのように着丈の微妙な長さを気にしなくていいのでバランスがとりやすいのもいいところ。

 

生地はイタリア製のコットンスムースで、一般的にTシャツで使われる天竺組織ではなく、2重に編む両面編みのジャージーが使われています。

 

 

とても滑らかでソフトな肌触りはリラックス感があり、表面は光沢感があり高級感も感じられます。


 

長々と蘊蓄を書きましたが、要は高級感のあるスムース生地を使ったスエット型のカットソーということです。


実はこのカットソー、昨年白とネイビーを個人的に購入してよく着ていました。

 


なので、使い勝手のいい定番色の白とネイビーも本当に重宝するのでおススメです。


これからの季節に最適なカットソーです。


ご興味のある方は、是非最寄りの店舗でご試着いただければと思います。

 

 

 

 

 

 

 

BORRIELLO BOLD STRIPE

 

 

 

 

 

 

 

 
ストライプの幅が1㎝と幅広のボールドストライプのシャツ。
 

ブラウンの色が絶妙で前から購入しようと思っていたら、いつの間にセールになっていてマイサイズも数枚になっていて慌てて購入しました。
 
 
先日のPITTI UOMOでスナップされた画像ですが、このシャツもオーダーしたブラウンのダブルブレストのスーツと合わせました。
 
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スーツがウールリネンでパッチポケットのスーツなので、ネクタイは少しカジュアルなドットのニットタイ。


素材感も色もうまくまとまったと思います。
 
 
ちなみに、これは初日の画像ですが、タイドアップするかラベンダーのポロを合わせるか悩んで結局タイドアップにしました。
 
 
幅広のストライプはタイドアップだけでなくノータイのコーディネートにも合うので、このシャツもネクタイをしないでジャケットやスーツに合わせようと思っています。
 
 
と言うか、すでにノータイで着ています(笑)。
 
 
これだけオススメしておいてなんですが・・・


このシャツ全サイズ完売しました。
 
 
購入したころはサイズによっては数点残っていましたが、昨日確認したら全サイズ完売でした。
 
 
もしかしたらPITTIのインスタグラムを見てご購入いただいた方もいるのかなと・・・


ありがとうございます。

 
ブラウンのトーンが絶妙だったので、同じような生地が見つかればまたオーダーしたいと思います。
 
 
 
 
 
 
FAR EAST MANUFACTURING MICRO SUCKER BD
 

 

 

 

 

 
昨年同じ生地のグリーンを購入してとても気に入ったのでネットで探して購入しました。
 
 
ちなみに、昨年購入したグリーンがこちら。

 


グリーンの色が絶妙で昨年の夏は本当によく着ました。

 

このマイクロサッカーという生地、薄くてサラサラした肌触りで真夏に着るには最適です。
 
 
昨年は原宿のBEAMS F限定で展開していましたが、今シーズンBEAMSでの展開はありません。
 
 
昨年の春夏のシーズンファブリックなのでネットで探しても見つかりにくくはなっていますが、とてもいい色で着心地もいいシャツなので、ご興味のある方は探してみてください。


このボタンダウンの蘊蓄は皆さんも知っていると思うのでお話ししなくてもいいと思いますが、あのブランドのビンテージと同じフロント6ボタンのボタンダウンです。
 


 
 
 
LUIGI BORRELLI SU MISURA ボタンダウン
 

 

 

 

 

 
薄いオレンジのシャツが欲しくていろいろ探していましたがなかなか見つからず、LUIGI BORRELLIのスミズーラ用でイメージに近い生地があったのでオーダーしました。
 
 
モデルはいまBEAMSで展開しているGABLEというアメリカっぽい雰囲気のボタンダウン。
 
 
襟のロールがとても綺麗に出るボタンダウンです。
 
 
LUIGI BORRELLIのシャツをスミズーラするのは10数年振り。
 
 
以前オーダーしたときはフィッターさんが完璧なフィッティングで仕上げてくれましたが、今回はカジュアルなボタンダウンなので袖丈の指定と細部のディティールを指定してオーダーしました。
 
 
先日のPITTIの画像ですが、昨年オーダーしたSTILE LATINOのスーツと合わせました。
 
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スーツのペーンの色を拾うというセオリーどおりの合わせですが、ペーンのオレンジの色より淡いオレンジを合わせているのがポイント。
 
 
スーツのベースカラーが少しくすんだブラウンなので、濃いオレンジを合わせると下品な感じになるんです。
 
 
上のライラックのポロも同じですが、ジャケットやスーツやアウターのインナーに合わせる場合は、色のトーンに気を付けることが大事です。
 
 
久しぶりにLUIGI BORRELLIのシャツを着ましたが、着心地がよくハンドの縫いも綺麗でいいですね。


ナポリのハンドメイドシャツの先駆者のクオリティーの高さを感じます。
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 
自分にとっての夏の大定番のリビエラのスリッポン。
 
 
ネイビーとグレーの2色購入しました。
 
 
アッパーがメッシュのタイプは何足も持っていますが、今シーズンはメッシュでないタイプを展開したくて自分がバイイングしました。
 

アッパーがレザーのスリッポンのスニーカーはたくさんありますが、コットンでオトナが履けるものは意外と少ないです。


そういった意味でもスニーカーとエスパドリーユをミックスしたリビエラは、自分にとっては夏のスタイルに欠かせないアイテムなんです。
 
 
エスパドリーユよりソールがしっかりしていてインソールも入っているので、長い時間歩いても疲れないのもいいところ。
 

今回の出張にも持っていきましたが、すごく重宝しました。
 
 
ネイビーとグレーは完売のサイズも多く在庫が少なくなってしましました。
 
 
来年は展開するかわからないので、ご興味のある方はお早めにご購入いただければと思います。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ACATEの新作でBLIZZARD(ブリザード)というモデルです。
 
 
このヘルメットバッグは、元BRILLAのバイヤーの高田さんと私がコラボレーションして作り上げたモデルです。


以前このブログでも紹介した、高田さんがACATEに別注したヘルメットバッグを私が気に入って購入しましたが、使ってみると横幅が意外と大きく体の小さい私が持つとかなり大きく見えるのと、電車でひざの上にのせると隣の人にも気を使うので、もう少し幅を小さくしたものを別注できないかと高田さんに相談したのがきっかけでした。


諸般の事情で同じものはできないが、よりクオリティーの高い素材を使って新しいヘルメットバッグを作ることは可能と代理店さんから返答があり、二人で新しいヘルメットバッグを作ることになりました。


ちなみに、これが当時の高田別注のヘルメットバッグです。

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こうやって見ると結構横幅が大きいですね。


でも、結構容量は大きいので荷物が多い日は結構助かります。

 
 
 
 
レザーや生地、金具も前作よりもクオリティーの高いものを使用しています。
 
 
 
 
 
 
ライニングも柔らかく手触りのいい人工スエードを使いました。
 
 
 
 
 
 
ストラップの帯はヘリンボーンの生地を使用しています。
 
 
 
 
 
当初春にリリース予定でしたが、こだわり過ぎて6月末のリリースになってしましました(苦笑)。


最終サンプルで私がどうしても生地の表情が気になって、再度選びなおしてしまったのも遅くなった理由の一つ。
 
 
かなり時間はかかってしまいましたが、結果的に良いものが出来上がりました。


6月末に入荷して出張中もなかなかBEAMSのオンラインにアップされないのでどうなっているかと思ったら、予約がたくさん入って早々に完売してしまいました。
 
 
ありがとうございます。


予約分のキャンセルが出る可能性もあるので、ご興味のある方はキャンセル待ちを入れていただけると助かります。


品番は2462-0077です。


BEAMS以外ですと、高田さんのONLINEサイトWEARLESS、伊勢丹新宿店、阪急メンズ東京店でも販売しています。


お急ぎの方は各店舗にお問い合わせいただければと思います。


私が購入したのはオリーブグリーンですが、ブラックもあります。

 
本当に良くできたバッグです。


 


 

長々と色々書きましたが、読んでいただきありがとうございます。

 

 

洋服屋がよく言う ”気分”で片付けたくないので、購入に至った経緯もきちっと説明できればといつも思っています。

 

 

動画の時代なので、”長い文章なんて読んでもらえないよ” という人もいますが、このブログの読者には必ず読んでもらえるだろうと思い毎回時間をかけて書いています。

 

 

実は今日も買い物をしました。


取り寄せ中のモノもありますので、またまとめてご紹介できればと思います。

 

 

なるべく完売しないうちにご紹介できればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

B印マーケット中村商店の新アイテムが入荷しました。
 

デイパックを愛用しているSTANDARD SUPLLYでポーチとトートバッグを別注しました。

 

ここでしか買えない完全な中村別注です。
 

早速購入して使っていますが、トートバッグもポーチととても使いやすく夏の軽い装いにぴったりのバッグです。

 

 



B印マーケットの私のページを是非ご覧ください。

https://www.beams.co.jp/special/bjirushi_market/kojin-shoten/4976/?srsltid=AfmBOorO9u301eoUsqulHvmDLNOImCaV1Z8303vpggeB6wNnt3EXKgau&fbclid=IwY2xjawLcLzZleHRuA2FlbQIxMABicmlkETFWVHAxMWhvVUh0SHd2cjZLAR5ZcFm1eTIq7dQFZBncCkN2qt-YtWZtnjGs3NEaaICAPq59-GuqOmHYNR8pgw_aem_UayQI7y5reM3AocTlc7rtg

 



 

PITTI UOMO 108 NAKAMURA SNAP 2

PITTI  UOMO 二日目



ここ数年の傾向で二日目からフィレンツェに入る人が多く、今日は会場内もかなり賑わっていました。



朝から快晴で気温も30度を超えたこともあり、昨日に比べるとタイドアップした人も少なく、カジュアルなスタイルの人たちも増えました。



今日も会場内のブースを見て回りましたが、空いた時間にスナップを撮りましたので、ご覧いただければと思います。








































二日目を終えて、やはり昨年よりジャケットやスーツを着た人が増えている印象です。


一般的な世の中の流れとは逆行している感じはありますが、業界人やインフルエンサー達の気分はドレススタイルがベースにあるような印象です。


一方で、ここ数年増えていたアメカジ系のカジュアルスタイルの人は少し減ったかなという印象です。



ちなみに、私の今日のスタイルはこんな感じでした。




FOX BROTHERSの生地を使ったスティレラティーノのブラウンのグレンプレイドのスーツにLUIGI BORELLIにオーダーしたオレンジのボタンダウン。


二日ともブラウン系のグレンプレイドのスーツでしたが、どちらも生地が良いとお褒めの言葉を多くいただきました。


明日も時間があればスナップを撮りたいと思います。


傾向に関してはインスタライブのアーカイブを残してありますので、そちらをご覧いただければ思います。


今回は会場の電波の調子が悪く、ライブをやるのにも苦労しています。


自分はやる気があるのに何故か思うようにいかない。


それもイタリアなんです・・・(苦笑)





PITTI UOMO 108 Nakamura snap


PITTI UOMO 108が始まりました。


今年のイタリアは暑いと聞いていましたが、今日は朝から涼しく会場に向かう途中から小雨がぱらぱらと。


お昼前頃から本格的に降り出し一時大降りに。


初日に気合を入れて着飾ったインフレエンサー達も雨に打たれ、待ち受けていたフォトグラファー達もちょっと肩透かしを食らった感じでした。


今日は一日中会場のブースを見て回りましたが、空いている時間にスナップもかなり撮りましたので、その中からピックアップしたスナップを少しお見せします。









































































初日は意外とスーツやジャケットを着た人が多く、タイドアップした人も意外と多かった印象です。


最近は初日の来場者が少なく二日目が一番盛り上がる傾向なので、明日は少しカジュアルなスタイリングの人も増えるかなとも思っています。


サプライヤーの打ち出しや傾向などは期間中にインスタライブで配信する予定なので、そちらをご覧いただければ思います。





私も初日はタイドアップ。





ブラウンのトーンでまとめてみました。


明日も会場を回りながら空いている時間にスナップを撮ろうと思っています。

夕食後時間があればPART 2をアップできればと思っています。

コスプレ系のインフレエンサーではない、リアルなPITTI SNAPをお見せできればと思っています。








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