札幌 整理収納アドバイザーの千葉彩です
うちの娘はお絵描きが大好きです
毎日何かしら描いています。
次から次に描きたいものが浮かんでくるのか、
完成せずに止まっている作品も結構あります。
その時は「また明日描くから!」と言いますが、
言葉どおり翌日に絵の続きを描くことはまずありません(笑)
私がいくらその事実を伝えても
彼女は「そんなことない!」の一点張りです。
そこで、娘の学習机の引き出しに、
こんなフォルダを用意しました
その日未完で終わった作品は、
全てこのフォルダに入れてもらっています。
そして、フォルダがいっぱいになったら
一緒に中身を見直しています。
娘は
「これはもう描かないから捨てていいよ」
「こっちはまだ描くから取っておく」
と、彼女なりの基準で分別していきます。
でも、このフォルダを作る以前は
娘は、なんでも全部いる!と言っていました。
じゃあなんで捨てられるようになったのでしょう?
それはきっとフォルダを作ることで、娘自身が、
続きを描くと言っていたのに、そのままになっている絵がたくさんあるという事実を認識できたからだと思います。
翌日描くって言ったのに、私やってないじゃん。
実はいらない。
なくても大丈夫なんじゃないって。
フォルダに大量にたまった絵の存在は、私の言葉より遥かに説得力があったようです
でも一方で、絵を描いた直後に思う
「明日続きを描くんだ!」という気持ちも、嘘ではありません。
その時点では、それは娘の本当の気持ち
それを尊重するのもお片付けには大事なのかなあと思っています。
もし私が、「描くって言っても絶対描かないんだからいらないでしょ!」と言って、
娘の絵を勝手に捨ててしまっていたら
きっと娘は捨てられる不安感から頑なになり、
こんなふうに絵の分別はできなかっただろうと思います。
だから、今使わないのに捨てられないものがあって困っている方は、
無理に捨てなくてもいいのではないかと思います。
捨てたくないのに捨てた経験は、
嫌な思い出として心に残ります。
その嫌な思いは、今度また捨てられないものが出てきた時に、
むくむくと心の中に沸き上がり、
結果モノへの執着を強める原因になるような気がします。
でもだからといって、捨てなくていいと言っているわけでもありません。
使わないことは事実なのだから、
それは本来必要のないものです。
ですので、それまでしまっていた場所からは出してくださいね。
はっきりと「捨てられないもの」と認識できる状態にして、家の中に置いておきましょう。
できたら毎日一度は目にする場所に。
そして、そのモノに対する自分の気持ちが変化したことに気づいたら、
速やかに家の外に出しましょう。
いらない、なくてもいいと思う日は必ずきます
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整理収納アドバイザーのお片付けに興味のある方…などなど。
今日もお付き合いくださり、ありがとうございました