「ヒストリー・オブ・バイオレンス」
A History of Violence
「とある暴力の歴史」とでも訳せばいいだろうか。
Aがあるかないかで随分変わるもんだ。上手いなあ。
というか、この映画、とにかく全部が上手い。
それぞれの役者は勿論、場面場面の立て方、カットの切り方、観客へのストレスのかけ方w、
どれもが唸るほどに上手い。しかもその上手さが嫌味になってない。
そしてこのストーリーを90分台でまとめ切っている。
いやあ、天晴だわ。
見どころはまあ、全部なんだけど、強いて言えば、マリア・ベロ。
見事だったですわ。
最後の視線の交し方なんてもう、泣けたなあ。
捨てたい過去、
捨てるべき過去、
捨てた事さえ忘れるべき過去。