クマさん(旦那さん)の単身赴任とカツコの備忘録 その1 | アナタラシクをナビゲート ココロが笑えばカラダも笑う @福岡

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楽しい事大好きのお節介おばちゃんが、力まず、見栄をはらず、素の姿で、皆個々に輝いくお手伝い。皆違って当たり前、自分を認めると楽チンチン♬笑ったもん勝ちばーい♬

クマさんとは旦那さんのことです。

1957年12月7日生まれ

2020年9月14日来世へ単身赴任スタート

 

 

クマさんの今世が続いていたら

もうすぐ64歳の誕生日



2018年2月26日

大腸がんのステージ4の告知でした。

 

 

2月26日の朝まで想像すらなかった現実

夕方、帰宅したクマさんからの報告は

 

 

突然の告知

3月頭の切除手術の決断

 

 

聞いたわたしは

何がどうなっているんだ?と考える余裕なく

翌日は検査のために病院へ同行しました…

 

 

これから数回に分けて

クマさんの2年半の闘病記を

わたしの備忘録として綴ります。

 

 

・大腸がん

・肝臓への転移

・リンパへの転移

・脳腫瘍(転移なのか?)

・脳腫瘍切除後1ヵ月で感染症

・頭蓋骨にも感染症が影響し切除個所の骨を外す

・死を覚悟し、残りの人生を楽しむ決断

・抗がん剤治療

・毎週1~2日のゴルフ通い

・ゴルフに行かない時はパチンコ通い

・7ヵ月間で4回の海外旅行

・脳腫瘍切除手術の後遺症

・てんかんの重積発作

・せん妄

・10日間の別人格

・暴力的になる

・左半側空間無視

・レビー小体型認知症

・肺炎

 

 

簡単に箇条書きすると

上記のようなことについてです。

 

 

クマさんの闘病を通じて

わたしが知った事や感じた事を

わたしの備忘録として

 

 

また今後クマさんと同じような状態の方の

何か役に立つことがあれば嬉しいです。

 

 

 

以下、昨年12月31日の

Facebookでの投稿のコピーです。

 

 

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【単身赴任しております( ̄(エ) ̄)y-゚゚゚】

 

 

クマさんとの

アホな夫婦の会話無いなー??

 

 

と思って下さっていた方も

いらっしゃるようで…

「ありがとうございますハート

 

 

いつお知らせしようかと思いながら

今月22日に百箇日が終わりました。

 

 

クマさん

来世へ単身赴任しております( ̄(エ) ̄)y-゚゚゚

 

 

つい数日前

クマさんの親友の奥さんが

お線香を上げに来て下さいました。

 

 

その日はお互いに

夕飯の支度が要らないこともあり

 

 

ここ2年半の闘病のことや

昨年4月からのクマさんとの

楽しい思い出を聞いてくれました。

 

 

彼女は近くの幼稚園で働いていて

幼稚園バスの中から

時々クマさんを見掛けていたそうで

 

 

「最近まで見てたのに何で??

何があった??カツコさん大丈夫??」

と尋ねてくれました。

 

 

彼女のご主人であるクマさんの親友は

54歳で来世へと旅立たれていて…

 

 

彼は余命宣告3ヶ月を受けて

3ヶ月の間に会いたい人とは全員会って

楽しい時間を過ごして旅立ったそうです。

 

 

彼女はその自分の経験があるから

クマさんも3ヶ月で旅立ったのかも??

 

 

そう思われて…

当時の自分とわたしを重ねて

わたしを心配して下さったようです。

 

 

分かっていたけど3ヶ月

あっという間だったと話されました…。

 

 

七回忌を済ませた今

やっと穏やかに

振り返ることが出来る様になったそうです。

 

 

何かが胸につかえてて苦しくて

モヤモヤが取れずにいた頃…

さんまのテレビ番組を見てて…

 

 

「ご主人はいらっしゃるのですか?」

の質問に、あるご婦人が

 

 

「主人は単身赴任しております。」

と答えられたそうです。

 

 

そのご婦人がかなり高齢の方だったらしいので

質問したテレビスタッフはびっくりして

 

 

「お仕事ですか??」の質問に

「あの世へ」 

と答えられたそうです。

 

 

そのテレビ番組を見て

「そうか!単身赴任なんだ!!

そんな考え方があったんだ!!」

 

 

クマさんの親友の奥さんは

「胸のつかえがスーッと消えて

楽になったとよラブラブ」と話してくれました。

 

 

わたしは、クマさんとの生活に

何の後悔も悔いもありません。

 

 

周りから見ると

不思議なくらい、平常心で過ごせています。

 

 

ここ数年でたくさんの事を学びました。

ここ数年のたくさんの方からのおしえ。

ここ数年でわたし自身が変わりました。

 

 

何度もご紹介している話ですが

クマさんの母方の伯父からのおしえ

 

 

伯父)「人はオギャーと産声を上げて

生まれてこーが!!

あれは何て言いよるか知っとうや??」

 

 

カ)「エェーあれは何か言いようと??」

 

 

伯父)「そーばい!!あれは

『自分は何年何月何日に死にます』

って宣言しよるとばい。

 

やけんな!!俺が死んでも

俺が宣言した日に死んだだけやけん

悲しまんでよかけんな!!」

 

 

カ)「なるほど!分かった!

じゃーおじちゃんが決めた事を遂行した!!

って事でおめでとうなんやね!!」

 

 

伯父)「そげんたい!!」

 

 

この伯父からのおしえは

当時のわたしには理解できず

変なこというおじちゃんやねでした。

 

 

でもここ数年での様々なご縁の中で

わたしの解釈力が広がり

伯父のおしえは大きなおしえとなりました。

 

 

たいせつな人を見送る

死と向き合うことは

決して楽しいことではありません。

 

 

ですが

氣の毒なことでも

不吉なことでも

悪いことでもありません。

 

 

人は誰しも生まれた瞬間から

死へ向かって生きています。

 

 

今世の幕を閉じた時

旅立たれた方を思い

 

 

【良い人生やったねキラキラ

と思うことがその方への供養になる

 

 

今回、クマさんを見送り

わたしの中で大きく確信したことです。

 

 

単身赴任中のクマさんと

お氣楽嫁のカツコで

これからも楽しく過ごしてまいります。

 

 

年末のお忙しい中

長文にお付き合い頂き

ありがとうございました。

 

 

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